採用の応募者を増やす! 会社説明会で印象に残るプレゼンテーションとは
会社説明会・企業説明会は、新卒採用の就活生向けだけでなく、第二新卒や転職者に向けても実施されています。
企業が求職者と最初に接する機会となるため、その後の応募と採用後の定着率につなげるには、いかに自社に興味を持ってもらい、「この企業で働きたい」「自分のやりたいことが叶えられそう」と思ってもらうことが重要です。
しかし、企業側が伝えたいことを一方的にアピールするだけでは、求職者の印象に残りづらいといえます。会社説明会を実施する際は、求職者が知りたい情報を把握したうえで、求職者の興味を引くプレゼンテーション(以下、プレゼン)を検討することが重要です。
この記事では、会社説明会で必須となるプレゼンをはじめ、求職者の興味を引くためのポイントについて解説します。
▼説明会で会社の魅力を紹介する際に活用いただける「会社説明資料テンプレート」を以下から無料でダウンロードいただけます。
▼本記事をより分かりやすく解説した「採用成功率を高める会社説明会のプレゼンテーション」の資料を以下から無料でダウンロードいただけます▼
目次[非表示]
- 1.会社説明会で必須のプレゼン
- 1.1.①具体的な仕事内容
- 1.2.②待遇・福利厚生
- 1.3.③職場環境・社内の雰囲気
- 1.4.④働きがい・キャリアモデル
- 2.求職者の興味を引くプレゼンにするためのポイント
- 3.まとめ
会社説明会で必須のプレゼン
会社説明会には、企業の魅力や働き方などを知ってもらい、求職者に理解を深めてもらう目的があります。必ず取り入れたいプレゼンは、主に以下の4つです。
①具体的な仕事内容
会社説明会に欠かせないプレゼンとして、企業での具体的な仕事内容が挙げられます。
仕事内容は、求職者が「自分が求めている仕事に就けるか」「自分に合った働き方ができるか」などを判断する要素です。
求職者が働く様子をイメージしやすいように、パンフレットやスライドの文章だけでなく、画像・動画コンテンツを取り入れることが効果的です。
▼仕事内容の説明に盛り込むとよいプレゼン例
- 各部署の業務内容
- 社員の一日のタイムスケジュール
- 業務の失敗・やりがいを感じたエピソード
- 希望の職種・職務内容に携われるまでの年数 など
▼仕事内容紹介なども盛り込んだ「会社説明資料テンプレート」を以下から無料でダウンロードいただけます。
②待遇・福利厚生
企業での働きやすさをアピールするために重要なプレゼンとして、待遇面や福利厚生に関する説明が挙げられます。
企業の待遇・福利厚生は、「仕事とプライベートを両立しやすいか」「モチベーションを感じられるか」など、働きやすさに直結する要素といえます。
また、求職者が社員を大切にしている企業かどうかを判断するポイントにもなるため、会社説明会でアピールすることが有効です。
▼待遇・福利厚生に関するプレゼン例
区分 |
プレゼン例 |
待遇 |
|
福利厚生 |
|
求職者にとって魅力的な待遇・福利厚生をアピールできると、競合他社との差別化ができ、採用の強化につながります。
採用強化につながる福利厚生については、以下の記事で詳しく解説しています。求職者に喜ばれる制度を知りたい方は、こちらの記事もあわせてご覧ください。
▼採用強化につながる福利厚生とは? 求職者に喜ばれる制度
③職場環境・社内の雰囲気
職場環境や社内の雰囲気を会社説明会で伝えることも企業の魅力を知ってもらう方法の1つです。
会社説明会を通じて、採用ターゲットとなる求職者の応募につなげるには、働く姿を具体的にイメージしてもらうことが重要です。そのためには、社員の働き方や職場の雰囲気が伝わるような具体的な情報を提供する必要があります。
プレゼンを通して、職場環境・社内の雰囲気を理解してもらうことで、求職者の入社へのモチベーションを高められるほか、採用のミスマッチを防止できます。
▼職場環境・社内の雰囲気を伝えるプレゼン例
- チームワークで行った業務のエピソード
- 社員の昼休みや休日の過ごし方
- 職場の男女比や上司・部下との関係性 など
④働きがい・キャリアモデル
会社説明会では、働きがい・キャリアモデルに関するプレゼンを盛り込むことも重要です。
働きがい・キャリアモデルは、求職者が「自分の価値観に合っているか」「将来の目標を達成できるか」などを判断する要素となります。
抽象的な内容ではなく、求職者が「自分がもしこの企業で働いたら」といったことを具体的に想像できるような情報を提供することがポイントです。
▼働きがい・キャリアモデルを伝えるプレゼン例
- 仕事の苦労を通じて達成感を得たエピソード
- 職種別のキャリアパス
- 社員のキャリアモデルケース など
仕事のエピソードを通じてやりがいを伝える際は、成功体験だけでなく仕事で直面した困難や失敗談も含めて説明します。そうすることで、求職者の共感を得やすく、興味を引くことができます。
また、キャリアパスを伝える際に、どのような育成制度があるかをセットで伝えると、求職者がより自分が望むキャリアに近づくことをイメージしやすくなります。一方で中小企業においては、人材育成に課題を抱えている企業も多いと言われています。以下の記事で人材育成の課題と解決のポイントをご紹介しておりますので、あわせてご覧ください。
▼中小企業における人材育成の課題とは? 従業員の定着率を向上するための教育のポイント
求職者の興味を引くプレゼンにするためのポイント
会社説明会で求職者の興味を引くためには、以下の3つのポイントを押さえてプレゼンを工夫します。
①求職者が求める・気になる内容を伝える
会社説明会でプレゼンを行う際は、企業側の一方通行の情報提供だけでなく、求職者が求める・気になる内容を伝えることがポイントです。
プレゼンを考える際は、どのようなことを知りたいのか、聞きにくいことはないかなど、求職者の視点に立って検討する必要があります。
従業員の言葉でリアルなエピソードを伝えたり、求職者が聞きにくいネガティブな内容もきちんと伝えたりすることが望ましいです。求職者にとって有益な会社説明会となり、企業の印象アップにつながります。
また、採用フローや入社後の研修・教育内容などについて伝えておくことで、応募・入社に関する不安の解消にもつながります。
②先輩社員との交流の場を設ける
会社説明会で先輩社員との交流の場を設けることも、求職者の興味を引くために有効な方法です。たとえば、以下のような場が挙げられます。
▼会社説明会に盛り込むとよい交流の場の例
- 座談会
- 職場見学
- 先輩社員への質疑応答
- グループワーク など
実際に働く社員の話を聞いたり、職場の様子を見たりすることで、求職者の企業への理解が深まり、入社意欲の向上が期待できます。
また、社員同士の人間関係や、求職者に対する接し方を通して、風通しのよい職場であることをアピールすることにもつながります。
③Webサイトや資料では分からない情報を提供する
会社説明会では、Webサイトや資料では分からない情報を提供することもポイントの一つです。
求職者自身では調べられない情報や、Webサイト・資料では伝わらない情報をプレゼンに盛り込みます。「有益な情報・体験を得られた」と感じてもらうことで、求職者の印象に残りやすくなります。
▼Webサイトや資料では得られない情報・体験例
- 社長の講演
- 社員のエピソード
- 動画やVRを用いた仕事体験 など
採用活動にVRを活用する方法は、以下の記事で詳しく解説しています。仕事体験や職場見学を行なうツールとして、効果的に活用する方法を紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
▼採用活動にVRが効果的? 活用方法やメリット、導入時の注意点を解説
まとめ
この記事では、会社説明会でのプレゼンについて以下の内容を解説しました。
- 会社説明会で必須のプレゼン
- 求職者の興味を引くためのポイント
会社説明会では、仕事内容をはじめ、待遇・福利厚生、職場環境・社内の雰囲気、働きがい・キャリアモデルなど、企業の魅力が伝わるプレゼンを盛り込みます。
また、応募につなげるには、求職者が求める情報を提供したり、先輩社員との交流の場を設けたり、Webサイトでは伝わらない内容を提示したりすることも大切です。
▼説明会で会社の魅力を紹介する際に活用いただける「会社説明資料テンプレート」を以下から無料でダウンロードいただけます。
採用活動で応募者を増やすためには、会社説明会のプレゼンに加えて、求人広告の内容にもこだわる必要があります。
求人広告にこだわるのであれば、『エン転職』の活用がおすすめです。
エン転職は日本最大級となる1,000万人の会員を保有する、中途採用向け求人サイト。
特徴の一つとして、料金プランによって“求人の情報量”が変わらないことがあります。一番お求めやすい料金プランでも、求人広告にA4サイズ×4枚分相当のPRスペースを設けており、企業の魅力を存分にアピールできます。また、求人に特化したディレクター・コピーライターによって、求職者の興味を引く求人を作成することが可能です。
▼エン転職の料金表・特徴をまとめたパンフレットは以下からダウンロードいただけます。
エン転職のより詳細な特徴はこちらの記事でも解説しておりますので、ぜひ併せてご覧ください。
求人に応募がない場合の原因や対策については、こちらの記事で解説しています。
▼本記事をより分かりやすく解説した「採用成功率を高める会社説明会のプレゼンテーション」の資料を以下から無料でダウンロードいただけます▼