採用力の強化で優秀な人材を確保! 3つのポイントと取り組む方法
採用力とは、組織・社会に貢献する優秀な人材を企業が採用できる能力を指します。人材は企業にとって欠かせない経営資源の一つ。優秀な人材を採用することは企業の成長や組織力の強化につながると考えられます。
一方、近年では少子高齢化によって人材不足が進んでおり、企業における人材獲得競争が激しくなっている現状があります。
▼高齢化の推移と将来推計
出典・画像引用元:総務省『令和4年版 情報通信白書』
数ある採用競合がいるなかで、自社が求める人材を確保していくためには、採用力を高めることが重要です。
人事・採用部門では、「採用力を強化するためにどこに着目すればよいか」「具体的にどのような施策が有効なのか」と、取り組みに向けて準備を進めている方もいるのではないでしょうか。
この記事では、採用力を強化する3つのポイントと具体的な方法について解説します。
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目次[非表示]
- 1.採用力を強化するための3つのポイント
- 2.企業の採用力を強化する方法
- 2.1.採用ブランディングを実施する
- 2.2.働きやすい職場環境に改善する
- 2.3.採用ターゲットに合った採用手法を選定する
- 2.4.求職者に響く自社の魅力を伝える
- 3.まとめ
採用力を強化するための3つのポイント
採用力は、企業の規模や知名度のみで決まるものではありません。採用力を強化するには、以下の3つのポイントに着目して取り組むことが必要です。
①企業力
企業力とは、企業が持つ魅力や人気のことを指します。具体的には、企業の知名度やイメージ、ブランド力、資本力などが挙げられます。
企業力のある企業は、求職者からの人気が高くなり、母集団を形成しやすく優秀な人材と出会える可能性が期待できます。
ただし、知名度・イメージ・ブランド力などは短期間で強化できるものではありません。そのため、自社の強みや競合他社にはない魅力を求職者に知ってもらえるような継続的な取り組みが必要です。
②労働条件
労働条件とは、雇用形態や待遇、福利厚生などの働くうえでの条件を指します。
働き方改革によって、残業削減や多様な働き方が推進されている今、労働条件の良し悪しは就職先を選定する重要な要素の一つとなっています。
▼働き方改革(労働基準法改正)の概要
画像引用元:厚生労働省『働き方改革関連法のあらまし(改正労働基準法編)』
多様な人材が活躍でき、やりがいを持って働ける職場環境を整えることは、従業員の満足度向上につながり、採用時のアピールポイントになります。また、労働条件がよい企業は、採用後の定着にもつながりやすいと考えられます。
出典:厚生労働省『働き方改革関連法のあらまし(改正労働基準法編)』
③採用活動力
採用活動力とは、人事・採用部門における広報活動の要素も含んでおりますが、何よりも採用実務に関する能力を指します。
「企業力がある」「同業他社と比較してよい労働条件を提示している」と自信を持って言える企業は、企業全体から見るとごくわずかです。
だからこそ、多くの企業にとって採用を有利に運ぶにはこの「採用活動力」が重要になります。例えば、適切な採用ターゲットを設定したり、競合求人の打ち出しを踏まえて訴求点を決めたりするのも、採用活動力です。
企業力や労働条件については、組織一体となって取り組む必要がありますが、採用活動力は人事・採用部門で個別改善しやすい要素といえます。採用に問題がある場合には、まずはこの採用活動力の改善策を検討することが重要です。
企業の採用力を強化する方法
採用力を強化するには、企業のイメージ向上や競合他社との差別化を図ったり、現在の労働環境、採用手法を見直したりすることが有効です。ここからは、採用力を強化する方法について解説します。
採用ブランディングを実施する
企業力を強化する方法の一つに、採用ブランディングの実施が挙げられます。
採用ブランディングとは、自社の経営理念・社風・働く魅力などの情報を戦略的に発信して、企業のブランド力を高める活動のことです。採用ブランディングを通して、企業の思いに共感・信頼してもらうことで、イメージの向上や価値の向上につながり、競合他社との差別化が期待できます。
▼採用ブランディングの方法
- 採用オウンドメディアを制作する
- 会社説明会や採用イベントを実施する
- X/旧Twitter(※1)やInstagram(※2)などのSNSを活用する
採用ブランディングを実施する際は、市場における立ち位置や競合他社にはない強み・弱みなどを分析して、採用のコンセプトを設計することがポイントです。また、自社が求める人物を明確にするために、採用ターゲットやペルソナ設定を行うことも重要です。
採用ブランディングについては、こちらの記事をご覧ください。
※1・・・Facebook、Instagramの商標およびロゴは、Meta Platforms, Inc.の登録商標または商標です。
※2・・・TWITTER、TWEET(ツイート)、RETWEET(リツイート)、XやTwitterのロゴはX Corp. またはその関連会社の登録商標です。
働きやすい職場環境に改善する
労働条件の面で求職者への訴求力を高めるには、働きやすい職場環境へと改善を図ることも重要です。
給与・賞与といった待遇面での改善が難しい場合は、雇用形態や働き方、福利厚生などで求職者に喜ばれる制度を導入することが有効です。
▼職場環境の改善方法
制度 |
内容 |
柔軟に働ける勤務制度 |
在宅勤務、フレックスタイム制、時短勤務 |
多様な人材の雇用 |
副業・兼業、ダイバーシティ採用、定年後再雇用 |
ワークライフバランスを向上する福利厚生 |
特別休暇、出産・育児に関する休暇、社内保育所・託児所、施設・レジャー割引 |
金銭的な負担を軽減する福利厚生 |
住宅手当・家賃補助、食事手当・補助 |
求職者に喜ばれる福利厚生やダイバーシティ採用については、こちらの記事で詳しく解説しています。併せてご確認ください。
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採用ターゲットに合った採用手法を選定する
自社が求める人材に効果的なアプローチをするには、採用ターゲットを明確にしておく必要があります。採用ターゲットとユーザー属性がマッチする媒体で求人広告を出すことで、効率的に母集団を形成できます。
採用活動に活用できる求人媒体には、以下が挙げられます。
▼求人媒体
- 求人サイト
- 紙媒体(新聞、求人情報誌)
- 自社採用サイト
- ハローワークなど
各媒体の特徴や選び方については、こちらの記事で解説しています。併せてご確認ください。
求職者に響く自社の魅力を伝える
採用活動力を高めるための取り組みの一つに、求人広告の工夫が挙げられます。
求人広告で自社の魅力を伝えるためには、求職者が求める情報を分かりやすく提示するとともに、採用競合と比較した際の自社の強み・魅力をアピールする必要があります。
テキストだけでなく画像・動画を取り入れることで、企業のコンセプトや職場の雰囲気などが伝わりやすくなります。また、求人広告には、企業の価値観や文化、仕事内容、働く様子などを具体的にイメージできるような内容を盛り込むことがポイントです。
▼求人広告に記載する内容例
- 雇用形態・待遇・労働条件
- 企業が求める人物像
- 仕事内容、一日のタイムスケジュール
- 平均残業や有給休暇の取得日数
- キャリアパス
- 代表者や採用担当のメッセージ など
まとめ
この記事では、採用力の強化について以下の内容を解説しました。
- 採用力を強化するための3つのポイント
- 企業の採用力を強化する方法
採用力の強化を図るには、企業力・労働条件・採用活動力がキーワードとなります。採用ブランディングや職場環境の改善によって自社の魅力を高めたり、採用ターゲットに適した採用媒体を選定したりすることが重要です。また、求職者に向けて自社の魅力や強みを伝える工夫も求められます。
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なお、こちらの記事ではエン転職の強みについて解説しています。併せてご覧ください。
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