採用がうまくいかないのはなぜ?転職サイトで失敗する企業と成功する企業の違い

「採用 うまくいかない」のイメージ画像

採用がうまくいかない原因は、会社の努力不足ではなく「設計の問題」と「採用手法との相性」にあるケースがほとんどです。

転職サイトを使って成果が出なかったとしても、採用活動にはまだ改善の余地があります。

本記事では、採用がうまくいかない理由を構造的に整理し、改善策を解説します。転職サイトで失敗する企業・成功する企業の違いも説明しますので、ぜひ採用活動にお役立てください。

目次[非表示]

  1. 1.本記事の結論・要点|採用がうまくいかない原因と解決策
  2. 2.採用がうまくいかない背景|今、中途採用市場で何が起きているのか
  3. 3.採用がうまくいかない主な原因は「設計の問題」と「手法との相性」
    1. 3.1.採用がうまくいかない企業によくある誤解
    2. 3.2.① 求人情報の設計|仕事内容やキャリアがわかりづらい
    3. 3.3.② 応募条件の設計|求めるスキルなどの条件が厳しい
    4. 3.4.③ 比較要素の設計|他社と差別化できる要素がわかりづらい
    5. 3.5.④ 選考フローの設計|選考スピードや内定者フォローが不十分
    6. 3.6.⑤ 採用手法との相性|転職サイトが自社に合っていない
  4. 4.採用がうまくいかない企業の転職サイト活用失敗パターン
  5. 5.転職サイトの活用で採用に成功する企業の共通点
    1. 5.1.転職サイトで採用成功した事例に共通する考え方
    2. 5.2.転職サイトで採用成功した事例に共通する設計
  6. 6.採用がうまくいかない状態を立て直す7つのコツ
    1. 6.1.① 採用がうまくいかない理由を整理する
    2. 6.2.② 求人の設計を見直して具体的に訴求する
    3. 6.3.③ 応募条件は「必須」と「歓迎」を分ける
    4. 6.4.④ 他社と差別化できる要素を打ち出す
    5. 6.5.⑤ 選考フローや内定者フォローの内容を見直す
    6. 6.6.⑥ 自社と相性の良い採用手法を見極める
    7. 6.7.⑦ 外部の専門家の知見を取り入れる
  7. 7.採用手法は「自社に合うかどうか」で選ぶのがおすすめ
  8. 8.まとめ|採用はやり方を変えれば成功しやすくなる

本記事の結論・要点|採用がうまくいかない原因と解決策

  • 採用がうまくいかない主な原因は、「求人や選考フローの設計」と「採用手法との相性」
  • 転職サイトは向いていない企業もあるが、高い成果につながる企業もある
  • 採用成功する企業には、共通する考え方と設計があり、再現性も十分にある
  • 設計や採用手法を見直すことで、採用に成功する可能性が高くなる

採用がうまくいかない背景|今、中途採用市場で何が起きているのか

中途採用市場は、競争が年々激しくなり、「求人を出せば人が集まる」という時代ではなくなりました。応募が集まらない・採用が決まらないといった悩みは、多くの企業に共通しています。

なかでも特に多いのが、以下のようにお悩みのケースです。

  • 転職サイトを使ったが応募が少ない
  • 求人に応募はあるが採用に至らない
  • 他社と比べて自社が劣っているのではないかと不安になる

採用がうまくいかない主な原因は「設計の問題」と「手法との相性」

採用がうまくいかない企業によくある誤解

採用がうまくいかない企業では、下記のように誤解しているケースが多くあります。

  • 自社の魅力が他社より劣っているからだ
  • 転職サイトを活用すれば、必ず成果が出るはずだ
  • 採用活動がうまくいかないのは、担当者の努力不足が原因だ

これらは、いずれも正確ではありません。採用がうまくいかない企業の主な原因は、次の5つに整理できます。

① 求人情報の設計|仕事内容やキャリアがわかりづらい

採用がうまくいかない原因のひとつに、求人情報の設計に問題を抱えているケースがあります。

たとえば下記のように、求人を通して求職者に必要な情報がうまく伝わらず、応募を見送られてしまうケースです。

  • 求人の書き方が抽象的でわかりづらい
    ⇒「どんな仕事なのか」「入社後どう成長できるのか」が伝わらない

  • 求人の情報量が少ない
    ⇒職場の雰囲気や社風など「その企業ならではの魅力」が訴求されていない

② 応募条件の設計|求めるスキルなどの条件が厳しい

応募条件の設計に問題がある場合も、採用に成功しづらくなります。

たとえば、求めるスキルや資格が多すぎると、本来ならば自社とマッチする人材を書類選考の時点で不採用にしてしまい、逃す可能性が高くなるでしょう。

また、応募条件を設計する際に、「若年層を採用したいにもかかわらず、5年以上の職種経験を求める」のような矛盾が発生していないか注意する必要があります。

矛盾があると本来のターゲット層から応募が獲得できなくなるため、採用活動が難航するでしょう。

③ 比較要素の設計|他社と差別化できる要素がわかりづらい

求職者は、求人を必ず他社と比較しています。複数の転職サイトに会員登録し、待遇・社風・労働環境など多様な側面から求人を比較している求職者は多いものです。

給与や福利厚生などの待遇面だけでなく、

  • 仕事のやりがい
  • 職場の雰囲気
  • 設備・環境
  • 入社に築けるキャリア

など、他社と差別化できる要素を多面的に求人へ盛り込まなければ、応募先に選ばれません。

④ 選考フローの設計|選考スピードや内定者フォローが不十分

選考フローや内定者フォローの設計に問題があり、選考辞退・内定辞退が多発し、採用に苦戦しているケースもあります。

自社の選考フローや内定者フォローの設計に、下記の問題がないかチェックしてみましょう。

  • 面接や試験の回数が多すぎて選考スピードが遅い
  • 求職者への応募受付連絡や選考案内のスピードが遅い

⇨ 選考スピードが早い競合他社に応募者を取られている可能性が高い。

  • 採用担当者の合否判断が遅いため、応募者への内定連絡も遅い
  • 内定者へのフォロー施策が何もなく、内定を出したら放置状態

⇨内定者への連絡が早く、フォローも充実した他社に競り負けている可能性が高い。

⑤ 採用手法との相性|転職サイトが自社に合っていない

転職サイトに求人を掲載しても応募が来ない・採用に至らないという場合は、転職サイトの特性が自社に合っていない可能性が高いでしょう。

転職サイトは、サービスによって以下のような要素が異なります。

  • 保有している会員数
  • 会員の年齢層・学歴・職歴
  • 求人広告に記載できる内容
  • 求人の掲載企業が利用できる機能(スカウト機能など)

自社の企業規模や募集職種、採用目的などに適した転職サイトを活用しないと、ターゲット層の求職者にうまくアプローチできず採用成功につながりません。

採用がうまくいかない企業の転職サイト活用失敗パターン

転職サイトの活用に失敗しやすい企業には、下記の共通点があります。

  • とりあえず求人を掲載すれば採用できると考えている
    ⇒求人上で自社を魅力づけしていないため、求職者の目に留まらない。

  • 自社ならではの魅力や強みを言語化できていない
    ⇒自社の求人を他社と差別化できていないため、応募先に選ばれない。

  • 複数媒体で同じ求人原稿を使い回している
    ⇒転職サイトのポテンシャルを活かしきれていないため、応募数を最大化できない。

  • 応募数だけをKPIにしている
    ⇒選考中~内定までの間に起こる問題を放置しているため、応募者の辞退が発生しやすい。

せっかく費用を使って転職サイトを活用しても、求人の設計や選考フローに問題があると、採用に失敗しやすくなります。

転職サイトの活用で採用に成功する企業の共通点

転職サイトを使っても採用がうまくいかない企業がある一方で、転職サイトの活用によってターゲット層の採用に成功している企業も多くあります。

転職サイトで採用成功した事例に共通する考え方

転職サイトで採用成功する企業は、次のポイントを重視しています。

  • 求人を掲載する前に、自社の採用ターゲット像を明確にする
    ⇒求人で何をアピールすれば、ターゲット層に応募してもらえるかを考えている。

  • 自社の仕事内容や社風、入社後の成長イメージなどを具体的に言語化する
    ⇒競合他社との差別化ポイントを明確に考案し、自社独自の魅力を求人上でアピールしやすい状態になっている。

  • 転職サイトの特性に合わせて、媒体ごとに求人の書き方を変える
    ⇒転職サイトのポテンシャルを最大限に活かす内容を考え、応募数を最大化している。

  • 応募数だけでなく、各選考の通過者数や内定者数などもKPIに設定する
    ⇒選考フローのなかで、どの段階に問題があるか分析・改善できる環境を整えている。

転職サイトで採用成功する企業は、単なる偶然によって成果が出ているのではありません。
求人掲載時の考え方や設計が、採用の成果を分けているのです。

転職サイトで採用成功した事例に共通する設計

転職サイトで採用成功した事例に共通する「求人の設計」を具体的に解説します。転職サイトで多数の応募を獲得し、採用成功する求人の設計には、次のような共通点があります。

  • 仕事の特徴を深掘りして記載できる設計になっている
    ⇒仕事内容・仕事のおもしろみ・やりがいなど

  • 待遇以外の要素で「その企業独自の魅力や強み」を打ち出す設計になっている
    ⇒職場の雰囲気・社風・入社後に築けるキャリアなど

具体例を紹介します。下記の求人は、中途採用向け求人サイト『エン転職』に掲載され、100名以上の応募を獲得して採用成功に至った求人の抜粋です。

▼株式会社キャライノベイトの採用成功事例

採用成功事例の求人(株式会社キャライノベイト)

入社後の仕事内容を具体的に紹介しつつ、「従業員数12名の少数精鋭の会社だからこそ、さまざまな業務に触れながらゼネラリストとしてキャリアを磨ける」という同社ならではの魅力を打ち出す設計になっています。

また、社内の教育体制や労働環境についての魅力も記載。求職者の安心感を醸成できる要素を組み込むことで、応募促進効果の高い求人に仕上げています。

上記の採用成功事例のように、求人を掲載するときは、自社の魅力づけにつながる設計を考えるのがおすすめです。求人がより効果的になり、ターゲット層の人材を採用しやすくなります。

なお、エン転職では求人制作のプロが募集企業に取材し、「その企業ならではの魅力」を客観的に深掘りして魅力的な求人を設計しています。エン転職の求人制作に関する詳細は、以下の資料からご覧いただけます。

▼エン転職の求人制作に関する詳細はこちら

エン転職-資料ダウンロード

採用がうまくいかない状態を立て直す7つのコツ

ここからは、採用がうまくいかない状態を立て直す7つのコツを解説していきます。

① 採用がうまくいかない理由を整理する

まずは、自社の採用がなぜうまくいかないのか、理由を整理しましょう。採用がうまくいかない理由は、企業の努力不足ではありません。

求人掲載から内定者決定に至るまでの設計のどこかに、ズレが生じている状態なので、不備のある部分を特定して改善すれば成功率を上げられます。自社の採用活動のフローを細分化して見直し、どの段階にズレがあるのか特定しましょう。

② 求人の設計を見直して具体的に訴求する

「求人を掲載しても応募数が少ない」とお悩みの場合は、求人の設計を見直す必要があります。自社の特徴や魅力を具体的にアピールするため、下記の情報を求人へ盛り込む設計にしましょう。

  • 仕事の内容やおもしろみ、やりがい
  • 入社後のキャリア・経験できること
  • 職場の労働環境・教育体制
  • 職場の雰囲気・社風・価値観・ビジョン

求人を閲覧した求職者が、入社後の働き方を数年後の姿まで具体的にイメージできると、「応募してみようかな」と意欲促進につながります。

なお、より詳細な求人の書き方を知りたい方には、こちらの記事がおすすめです。現役コピーライターが魅力的な求人の書き方を解説していますので、ぜひご覧ください。

▼応募したくなる求人広告の作り方|コピーライターが具体例つきで解説

③ 応募条件は「必須」と「歓迎」を分ける

「求人を改善しても応募が来ない」「ターゲット層からの応募を獲得できない」とお悩みの場合は、応募条件に問題があるかもしれません。

採用活動をしていると、ついあれもこれも出来る完璧な人材を求めたくなりますが、応募条件が厳しすぎると求職者から「自分が応募できる求人ではない…」と判断され、敬遠される可能性が高くなります。

応募条件は必須と歓迎に分けて考え、求人にも「必須条件:○○」「歓迎条件:○○」のように分けて記載しましょう。求職者の応募に対する心理的ハードルを下げることで、ターゲット層からの応募を確保しやすくなります。

④ 他社と差別化できる要素を打ち出す

応募数が少ないことに加えて「選考辞退が多発する」とお悩みの場合は、求職者に他社と差別化できる要素をアピールできていない可能性があります。

求職者が求人情報や面接での会話を通して「その企業ならではの魅力」を感じられない場合、単純に給与などの待遇面で比較され、数字で勝る競合他社に人材を取られてしまいます。

  • 自社独自の魅力を洗い出して求人に掲載する
  • 求人に記載した魅力を面接で再度、応募者へ伝える

上記2点を意識し、自社を競合他社と差別化しましょう。

「そうは言っても自社ならではの魅力が思いつかない…」という方には、こちらの記事がおすすめです。会社の魅力になる要素を具体的に紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

▼会社の魅力を効果的に伝える方法とは? 魅力の考え方・洗い出し方も解説

⑤ 選考フローや内定者フォローの内容を見直す

「選考辞退・内定辞退が多い」とお悩みの場合は、選考フローや内定者フォローの設計を見直しましょう。

選考辞退・内定辞退を防止するためには、「選考スピードを早めること」「応募者の安心感と信頼感を醸成すること」の両方が必要です。

  • 面接や選考試験の回数が多すぎないか
  • 応募者への連絡スピードが遅くないか
  • 内定者へのフォロー施策は十分か

上記のような観点から、選考フローや内定者フォローを見直し、応募者の就業意欲を促進できる設計にしましょう。

⑥ 自社と相性の良い採用手法を見極める

「応募が来ても採用に至らない」「人材とのミスマッチが多く、入社後の早期離職が多発している」という状況の場合は、採用手法の見直しを検討するとよいでしょう。

採用手法は転職サイトのほかにも、ダイレクトリクルーティングや人材紹介サービスなど多くの種類があります。

また、転職サイトも特性や機能がサービスによって異なります。自社の採用目的に合う手法を見極めて活用しましょう。

「自社に合う採用手法を知りたい」という方には、こちらの資料がおすすめです。代表的な採用手法の特徴を10個紹介していますので、ぜひご覧ください。

▼自社に合う手法がわかる 採用手法10選

採用手法10選のバナー

⑦ 外部の専門家の知見を取り入れる

「社内のリソースだけで課題や改善策を明確化するのが難しい」と感じる場合は、外部の専門家を頼り、知見を取り入れるのも良い手です。

たとえば、採用の専門家を頼る方法として、下記のサービスが挙げられます。

  • 採用代行サービスを利用する
  • 採用コンサルティングサービスを利用する
  • プロに求人制作を依頼できる転職サイトを利用する

採用にかけられる予算や悩みの内容によって、活用するサービスを選ぶとよいでしょう。

採用手法は「自社に合うかどうか」で選ぶのがおすすめ

数ある採用手法のなかで、どの手法を選ぶのが正解かは企業の状況により異なります。もっとも重視すべき点は「今の自社に合っているかどうか」です。

  • 何人をいつまでに採用したいのか
  • 何の職種・ポジションを募集したいのか
  • 採用にかけられる予算や人員はどのくらいか

これらの現状を踏まえて、採用手法を選ぶ必要があります。

たとえば、大量の人材を早めに採用したい企業には、求人の露出量を増やす機能がある転職サイトがおすすめです。

管理職経験のあるハイスキル人材を採用したい企業は、スカウト機能が充実した転職サイトや、転職エージェントなどを利用するとよいでしょう。

まとめ|採用はやり方を変えれば成功しやすくなる

採用がうまくいかない原因の多くは、会社の魅力不足や担当者の努力不足ではありません。各フローにおける設計のズレや採用手法との相性によって、本来採用できるはずの人材にうまくアプローチできていないだけです。

採用の失敗にお悩みの企業も、求人の設計や選考フローの設計、採用手法などを見直すことで、成功率を上げられる可能性は十分あります。

まずは、採用活動のどの部分に不備があるかを今までの結果から検証し、見直すべきポイントを整理しましょう。それが採用活動の成果を高める第一歩となります。

転職サイトも使い方や求人の設計次第で、成果が大きく変わります。たとえば『エン転職』は、求人をただ掲載するのではなく、企業や仕事の魅力を丁寧に言語化し、入社後のイメージまで伝えることを重視した転職サイトです。

掲載する求人広告は、求人専門の「コピーライター」が制作を担当。プロの目線で、企業や仕事の魅力が最大限に伝わる求人を作成するため、ターゲット層の人材から応募を獲得しやすくなるでしょう。

「自社にはどんな採用手法が合うのか」「今の求人は、求職者にどう見えているのか」
その整理から始めたいとお考えの方は、選択肢のひとつとして検討してみてください。

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▼エン転職の料金表・特徴をまとめたパンフレットは以下からダウンロードいただけます。

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「エン転職 採用ノウハウ編集部」は、HR業界で活躍している複数のメンバーで構成されています。構成メンバーは、現役の人事労務、1000社以上の企業を支援してきた採用コンサルタント、10年以上の経験を持つ求人専門のコピーライターなど。各領域の専門的な知識に基づき、企業の経営者・人事・採用担当者のお役に立てるように記事を執筆しています。 ※「エン転職 採用ノウハウ」はエン株式会社が運営している情報サイトです。
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