会社の魅力を効果的に伝える方法とは? 魅力の考え方・洗い出し方も解説
「求人に自社の魅力をどう記載すればいいかわからない…」「面接で求職者に何を説明すれば会社の魅力を伝えられるのだろうか?」とお悩みの採用担当者は多いものです。長年勤めているからこそ、対外的に何を魅力として打ち出せばよいのかわからなくなり、悩むこともあるでしょう。
本記事では、会社の魅力をどう伝えるか悩んでいる方向けに、「会社の魅力になる要素・会社の魅力を明確にする方法・会社の魅力を上手に伝える方法」などをまとめました。自社の魅力を明確化して求職者へ伝え、スムーズな採用活動につなげていきましょう。
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目次[非表示]
- 1.会社の魅力を伝える2大原則
- 1.1.魅力は具体性がないと伝わらない
- 1.2.魅力は比較される
- 2.会社の魅力になる12の要素
- 2.1.業界の魅力
- 2.2.会社の魅力
- 2.3.商品の魅力
- 2.4.仕事内容・やりがいの魅力
- 2.5.昇格の魅力
- 2.6.給与の魅力
- 2.7.福利厚生の魅力
- 2.8.休日・休暇の魅力
- 2.9.勤務時間の魅力
- 2.10.人・人間関係の魅力
- 2.11.オフィス設備の魅力
- 2.12.その他の魅力
- 3.会社の魅力を明確にする方法
- 3.1.自社の魅力の整理表を活用する
- 3.2.新卒入社者にアンケートをとる
- 3.3.中途入社者にアンケートをとる
- 4.会社の魅力の上手に伝える方法
- 4.1.体験談などを交えて具体的に伝える
- 4.2.人事・採用担当者の思いを伝える
- 4.3.求職者の視点に立って伝える
- 5.自社の魅力分析シート
- 6.まとめ
会社の魅力を伝える2大原則
まず、会社の魅力を伝えるにあたり大切な2大原則を解説します。
魅力は具体性がないと伝わらない
会社の魅力は、具体性がないと求職者に伝わりません。
たとえば「和気あいあいとした会社です」「大きく稼げる会社です」と打ち出したとしても、求職者からすれば説明があいまいすぎて「本当なのかな…?」と疑わしくなってしまうでしょう。
会社の魅力を説明するときは、以下の改善例のように、できるだけ具体的に表現する必要があります。
NG例 |
改善例 |
稼げる会社です。 |
・入社1年目の社員の給与を開示する |
和気あいあいとした会社です。 |
・休憩室の様子を動画に撮影して掲載する |
魅力は比較される
世の中にはたくさんの会社があり、さまざまな求人が公開されています。求職者は多くの会社を比較しながら応募する求人を選ぶので、「会社の魅力」はどのような内容であっても必ず他社と比較されます。
比較されたうえで自社を選んでもらうためには、魅力の差別化が不可欠です。自社が有する魅力のうち、ライバル企業には少ない要素を洗い出して説明することを意識しましょう。
会社の魅力になる12の要素
ここからは会社の魅力となり得る要素を12個紹介します。自社の魅力を考える際、あてはまる要素がある場合は、さらに深掘りしてみるとよいでしょう。
業界の魅力
自社が事業を展開している業界に安定性・将来性があり、今後も継続的に発展していける可能性が高い場合、それが会社の魅力につながります。
会社の魅力
「安定した会社で働きたい」と考える求職者は多いものです。「会社に長い歴史があり、時代が変わっても安定的に発展してきた実績がある」など、会社自体に安定性・将来性がある場合は、それを打ち出しましょう。
商品の魅力
自社が取り扱っている商品やサービスに、他社と差別化できる特徴はないか考えてみましょう。「業界初の技術を使って開発した」など、商品やサービスに強みのある会社は魅力的に見えます。
仕事内容・やりがいの魅力
会社の仕事内容や、仕事のやりがいも大きな魅力です。「生活に不可欠で多くの人に感謝される」「社会貢献度が高い」など、自社に入ると誇れる仕事ができることをアピールしましょう。
昇格の魅力
「同業他社に比べて昇格スピードが早い」「公平性に長けた独自の評価制度がある」など、人事評価制度や昇格制度に特徴がある場合、それらも会社の魅力となります。
給与の魅力
豊かな生活を送るため、給与を重視して仕事選びする人も多くいます。「同業他社と比べて給与が高い」「賞与が多い」などの特徴がある場合は、もれなくアピールしましょう。
福利厚生の魅力
「手当の種類や金額が多い」「独自の福利厚生制度がある」など、福利厚生の魅力を伝えるのも手です。福利厚生の手厚さをアピールすると、社員を大切にする会社だということも伝わります。
休日・休暇の魅力
ワークライフバランスを重視する求職者が増えているため、休日の日数や休暇制度なども魅力のひとつとなります。有休消化率を開示して、有給の申請しやすさをアピールするのもよいでしょう。
勤務時間の魅力
仕事を探すとき、勤務時間などの労働条件は気になるものです。「残業は少ないか?」「周囲の人を気にせず帰れる雰囲気か?」などを深掘りして説明すれば、働きやすい会社だとアピールできます。
人・人間関係の魅力
働いている人の性格や価値観、人間関係なども会社の魅力となる大切な要素です。社内の和やかな雰囲気や、仲の良さが伝わるエピソードなどがあると魅力的な会社に感じられます。
オフィス設備の魅力
オフィスに出社して働く会社の場合は、「休憩スペースの設備が充実している」「PCなど業務機器を最新にしている」などのオフィス設備も魅力の要素となります。
その他の魅力
自社に上記項目のいずれにも当てはまらない特長がある場合、競合他社と差別化できる要素となり得ます。たとえば、仕事で特殊な技術が身につくのであれば「一生食べていくのに困らない技術が身につく」という点が会社の魅力です。
また、子育て中の社員が多く相互に助け合っている会社であれば、「子供の発熱など突発的に休まなくてはならないときも、周りの理解があるから休みやすい」という特徴が魅力になります。
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会社の魅力を明確にする方法
では、実際に魅力を明確化していくにはどうすればよいのでしょうか。会社の魅力を明確にする方法は、大きく分けて「人事・採用担当者が考える」「社員にヒアリングする」の2パターンです。下記で詳しく説明していきます。
自社の魅力の整理表を活用する
長く働いていると自社の環境が当たり前に感じられて、特徴や強みなどがわからなくなってしまうこともありますよね。そんな時は、下記の「魅力整理表」を活用し、項目ごとに会社の魅力を整理してみましょう。
項目 |
内容 |
業界 |
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会社 |
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商品 |
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仕事・やりがい |
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昇格 |
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給与 |
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福利厚生 |
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休日休暇 |
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勤務時間 |
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人・人間関係 |
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オフィス設備 |
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その他 |
新卒入社者にアンケートをとる
人事・採用担当者だけで会社の魅力を考えるのが難しいときは、社員にアンケートをとってヒアリングするのがおすすめです。
新卒入社した社員は、入社前は学生だったため、他社で働いた経験がないなかで自社を選んだということになります。新卒入社者に「なぜ自社を選んだのか」「内定を承諾した決め手は何か」などをヒアリングすると、より具体的な自社の魅力が見えてくるでしょう。
中途入社者にアンケートをとる
中途入社した社員は、他社で働いた経験があるうえで求人を見比べ、最終的に自社を選んだということになります。そのため「前職と比較したときに感じた自社の魅力」などをヒアリングすれば、他社と比較した際に自社の何が魅力的に見えるのか判明するはずです。
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会社の魅力の上手に伝える方法
会社の魅力は、伝え方にも工夫が必要です。会社の魅力を上手に伝える方法を3つ解説していきます。
体験談などを交えて具体的に伝える
先にも述べたように、会社の魅力は具体的に伝えることが何よりも大切です。求職者に自社で働いたときの様子をリアルにイメージしてもらえるよう、社員の体験談など、自社の魅力に関する具体的なエピソードを交えて伝えましょう。
たとえば「人間関係が良好で風通しも良い社風である」と伝えたい場合は、以下のようなエピソードがあると、求職者が社内の様子をイメージしやすくなります。
ひとつの部署のなかで、担当業務に合わせてさらに細かくチーム分けしているため、上司と部下の距離が近いのが弊社の特徴です。 フレキシブルな意見交換が盛んで、過去には入社1年目の社員が考案したアイディアを採用し、○○という大きな実績を残したこともあります。 |
人事・採用担当者の思いを伝える
自社の求人を書いたり面接官をしたりする人事・採用担当者は、求職者からすると「その会社の顔」です。社員の体験談だけでなく、人事・採用担当者の思いも述べられていると、より会社の魅力が伝わりやすくなります。
たとえば、以下のような伝え方です。
弊社は業務内容上、どうしても残業が多くなりやすかったのですが、私には「社員の労働環境を改善し、ワークライフバランスを整えて長く働きやすい会社にしたい」という思いがありました。そのために「定時退社デーを週に〇日設ける」「繁忙期の人員を増やす」などの取り組みを行い、残業を少しでも減らせるよう工夫してきました。 社員の協力もあり、現在はほとんど定時で帰れる環境が整っています。 |
求職者の視点に立って伝える
会社の魅力を伝えるときは、「求職者から見て魅力的に感じられる内容か?」という視点を忘れないようにしましょう。求人のターゲットをある程度絞り、そのターゲットに刺さるような伝え方を考えるのが効果的です。
たとえば即戦力となる人を中途採用したい場合、中途採用の対象となる人材は「自分のスキルをいかせる会社なのか」「経験や技術を正当に評価してもらえる会社なのか」といった点が気になっているケースがあります。
そのため、会社の魅力として「公平性の高い人事評価制度がある」「スキル次第で責任の大きいやりがいのある仕事ができる」などをアピールすると、自社をより魅力的に見せられるでしょう。
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まとめ
多くの企業が存在するなかで自社を選んでもらうためには、会社の魅力を求職者へ具体的に伝える工夫が不可欠です。「会社の魅力になる12の要素」をもとに自社の魅力を詳しく洗い出しましょう。
社員にアンケートをとってヒアリングしたり、魅力分析シートを活用したりすると、より詳細な自社の魅力が見えてきます。求人の文面や面接で、洗い出した魅力を求職者の視点に立って具体的に伝えましょう。
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