採用チャネルはどのように選ぶ? 各手法のメリット・デメリットと選ぶ際のポイント
人手不足が深刻化して人材獲得競争が激しくなっている今、従来の採用手法だけでは十分な母集団を形成できなかったり、自社が求める人材と出会えなかったりする課題を抱える企業も少なくありません。
また、近年では採用の手法も多様化しているため、コストを踏まえたうえで効果が期待できる採用チャネルを選択する必要があります。
企業の人事・採用担当者のなかには、「採用チャネルにはどのような種類があるのか」「採用チャネルをどのように選ぶとよいのか」などと疑問を持つ方もいるのではないでしょうか。
この記事では、採用チャネルの代表的な種類とメリット・デメリット、選ぶ際のポイントについて解説します。
目次[非表示]
- 1.採用チャネルとは
- 2.主な採用チャネルと手法ごとのメリット・デメリット
- 2.1.種類1|求人広告
- 2.2.種類2|オウンドメディア
- 2.3.種類3|人材紹介
- 2.4.種類4|ダイレクトリクルーティング
- 2.5.種類5|ソーシャルリクルーティング
- 2.6.種類6|転職イベント・説明会
- 3.採用チャネルの選び方とポイント
- 3.1.①複数の採用チャネルを組み合わせる
- 3.2.②効果測定を行い改善につなげる
- 4.まとめ
採用チャネルとは
採用チャネルとは、採用活動を行う際に企業が求職者にアプローチする手法のことを指します。
従来は、求人広告や人材紹介サービス、新聞の折り込みチラシなどの求人を専門としたチャネルが用いられることが一般的でした。
近年では、インターネットやスマートフォンの普及によって求職者と接点を持てるさまざまなメディア・媒体が登場したことで、採用チャネルは多様化しています。自社の採用目的やターゲット層に合った採用チャネルを選択する必要があります。
主な採用チャネルと手法ごとのメリット・デメリット
採用チャネルには、求職者の応募を待つ公募制のチャネルのほか、企業側からアプローチを行うもの、外部の事業者から紹介を受けるものがあります。ここからは、主なチャネルと手法ごとのメリット・デメリットを解説します。
種類1|求人広告
求人広告は、転職サイトや求人情報誌などの求人広告を出して求職者からの応募を募る方法です。
スマートフォンが普及した今では、転職サイトが一般的な採用チャネルとしてさまざまな業種・職種で活用されています。中高年層や特定のエリアを絞って募集をしたい場合には、求人情報誌やチラシなどの紙媒体の求人広告も有効といえます。
▼メリット・デメリット
メリット |
デメリット |
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種類2|オウンドメディア
オウンドメディアは、自社が運用するWebサイトで情報発信と募集を行う方法です。採用に特化したWebサイトを制作して、企業の主要なWebサイトとは別に運用するケースもあります。
▼メリット・デメリット
メリット |
デメリット |
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種類3|人材紹介
人材紹介は、人材紹介会社から求職者を紹介してもらう方法です。求人広告やオウンドメディアで出会えなかった求職者層との接点を創出したり、職種経験人材または専門人材を効率的に探したりする場合などに活用されています。
▼メリット・デメリット
メリット |
デメリット |
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種類4|ダイレクトリクルーティング
ダイレクトリクルーティングは、求人サイトに登録している求職者に対して、企業が直接アプローチを行う方法です。求職者からの応募を待つ従来の採用手法に代わる攻めの採用手法として注目されています。
▼メリット・デメリット
メリット |
デメリット |
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ダイレクトリクルーティングの概要やコツ、選び方についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
種類5|ソーシャルリクルーティング
ソーシャルリクルーティングは、SNSを活用して採用活動を行う方法のことです。SNS採用とも呼ばれます。SNSは、自社を知らない転職潜在層や求職者との新たな接点を創出する場として期待されています。
▼メリット・デメリット
メリット |
デメリット |
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ソーシャルリクルーティングについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
種類6|転職イベント・説明会
転職イベントへの出展や説明会の開催などに参加した求職者にアプローチする方法です。複数の企業が出展する合同型の転職イベントの場合、効率的に母集団を形成できます。
▼メリット・デメリット
メリット |
デメリット |
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なお、会社説明会で実施するプレゼンテーションの方法については、こちらの記事で詳しく解説しています。
採用チャネルの選び方とポイント
採用チャネルにはさまざまな種類がありますが、採用活動に充てられるコストとリソースには限りがあります。効率的に採用活動を進めるには、自社に合った採用チャネルの選定と効果測定がポイントとなります。
①複数の採用チャネルを組み合わせる
採用活動を行う際は、採用チャネルを一つに絞るのではなく、複数の採用チャネルの特徴を把握したうえで組み合わせて活用することがポイントです。
自社の採用目的やターゲット層を踏まえて、接点を創出できるメディア・媒体を選ぶとともに、求職者に興味関心を持ってもらうための導線づくりが重要となります。
▼複数の採用チャネルを組み合わせる方法例
- ダイレクトリクルーティングの際にオウンドメディアを紹介して、自社の詳細な情報を知ってもらう
- ソーシャルリクルーティングで求人情報を発信して、求人サイトの自社ページへの流入を促す
②効果測定を行い改善につなげる
採用チャネルごとに効果測定を行うこともポイントの一つです。
各採用チャネルで実施した効果測定の結果を基に、アプローチ方法の見直しや改善を行うことで、効果が期待できる採用チャネルの運用に予算を充てられます。
これにより、コストを抑えながら自社の求める人材かつ採用が見込まれる人材と効率的に出会えるようになります。
▼効果測定の項目
- 母集団の数
- 応募者数
- 内定数
- 内定承諾率
- 採用コスト など
まとめ
この記事では、採用チャネルについて以下の内容を解説しました。
- 採用チャネルの概要
- 主な採用チャネルとメリット・デメリット
- 採用チャネルを選ぶ際のポイント
近年、採用チャネルは多様化しており、紙媒体や対面でのアプローチのほかに、オンラインでの手法も活用されています。
採用チャネルによってメリット・デメリットは異なるため、採用目的やターゲット層に応じたチャネルを選ぶことが重要です。また、複数のチャネルを組み合わせたり、効果測定によって改善を図ったりすることもポイントといえます。
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