【例文つき】採用のスカウトメール返信率を上げる4つのコツ
求人情報を掲載して求職者の応募を募る求人メディアは、中途採用での母集団形成を行うために有効な手法の一つです。
採用の売り手市場が続く今、企業における求人メディアへの掲載件数は増加の一途を辿っており、人材獲得競争は激しくなっています。「求人を出しても競合他社に埋もれてしまう」「応募を待つだけでは自社が求める人物と出会えない」という課題を抱えている方もいるのではないでしょうか。
そこで活用できるのが、求人メディアのスカウト機能です。求人メディアに登録されたユーザー情報を基に、自社が求める条件に当てはまる人物にスカウトメールを一括送信することで応募につながる可能性が期待できます。
この記事では、求人メディアにおけるスカウトメールの返信率を上げるコツと例文について紹介します。
なお、スカウトメールは、企業が特定の候補者を選定して個別にアプローチを行うダイレクトリクルーティングにも用いられますが、求人メディアでのスカウトメールとは区別されます。スカウトとダイレクトリクルーティングの違いについては、こちらの記事をご確認ください。
目次[非表示]
- 1.スカウトメールの返信率を上げるコツ
- 1.1.①人材要件を明確にする
- 1.2.②件名で興味を惹く
- 1.3.③アピールポイントを明確にする
- 1.4.④短くコンパクトに伝える
- 2.求職者に送るスカウトメールの例文
- 3.スカウトメール経由の応募につなげるには
- 4.まとめ
スカウトメールの返信率を上げるコツ
スカウトメールを閲覧・返信してもらうには、求職者の目にとまりやすく興味関心を喚起できる件名・文面を作成することが必要です。
①人材要件を明確にする
1つ目のコツは、どのような人物を採用したいのか、人材に求めるスキル・経験・性格特性・志向性などを詳細に定義して要件を明確にすることです。
人材要件を明確にすることで、スカウトメールを送信する対象者を絞りやすくなるほか、ターゲット層に響く文面を検討できます。
▼人材要件について定めるときの項目
- 性別や年齢などの基本的な属性
- 職務経験や保有資格などのスキル面
- 趣味や性格などのパーソナリティ
スカウトメールを送信する求職者が「自分に対して送られてきた」と感じる文面にすることで、特別感が生まれて返信につながりやすくなります。
②件名で興味を惹く
2つ目のコツは、件名で求職者の興味を惹くことです。
定義した人材要件を踏まえて、ターゲット層が魅力的に感じやすい働き方・給与・待遇などを件名に記載することで、興味関心が喚起されてスカウトメールを開封してもらいやすくなります。
件名に相手の名前を入れるように設定したり、待遇や働き方がひと目で分かるワードを入れたりすることも有効です。
▼求職者の興味を惹く件名の書き出し例
- 【〇〇さまへのスカウト】●働く魅力の詳細を記載●
- 【テレワーク可】●働く魅力の詳細を記載●
- 【未経験でも月○○万円スタート】●働く魅力の詳細を記載●
③アピールポイントを明確にする
3つ目のコツは、スカウトメールの本文に求職者へのアピールポイントを分かりやすく記載することです。
求職者が仕事に何を求めているのかによってアピールするポイントは変わるため、ターゲット層に応じて記載する内容を検討する必要があります。
▼アピールポイントとなり得る要素
要素 |
具体例 |
給与 |
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休日 |
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ポジション |
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仕事内容 |
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▼スカウトメールへの記載例
- 「事業立ち上げの経験を持つ〇〇さまに新規事業の部長職をお願いしたい」
- 「月給は〇万円からで考えております。弊社では半年ごとに〇円の昇給アップの実例があります」
- 「年間休日120日以上をお約束します」
④短くコンパクトに伝える
4つ目のコツは、短い文章でコンパクトに伝えることです。
求職者はほかのさまざま企業からのスカウトメールを受け取っているため、長文の文章を読んでもらうことは難しいと考えられます。また、スマートフォンでメールを確認する人の場合、短い文章のほうが読みやすくなります。
スカウトメールの本文を作成する際は、送信する求職者に期待することや任せたい仕事を端的に述べて、アピールポイントを提示することがポイントです。
求職者に送るスカウトメールの例文
ここからは、営業職におけるスカウトメールの例文を紹介します。
▼営業職のスカウトメール例
件名:【入社半年で昇格可能】新規開拓なし、業界シェアNo.1の営業募集です。
◎新規開拓なし。業界シェアNo1で、100%反響営業です。
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スカウトメール経由の応募につなげるには
スカウトメールで自社に興味を持ってもらったあとに応募までつなげるには、自社の求人ページで魅力づけを行うことが重要です。
求人メディアのスカウトメールを受け取った求職者は、気になった企業の求人ページにアクセスして、詳しい仕事内容や職場環境などについて情報収集を行います。
求人ページで自社の魅力・強みを最大限にアピールすることで、興味関心や入社意欲が高まり、応募につながりやすくなると期待できます。
まとめ
この記事では、採用のスカウトメールについて以下の内容を解説しました。
- スカウトメールの返信率を上げるコツ
- スカウトメールの例文
- 応募につなげるための求人ページの重要性
スカウトメールの返信率を高めるには、人材要件を明確するとともに、件名で興味を惹くこと、ターゲット層に応じてアピールポイントを明確にすること、短くコンパクトに伝えることがコツです。
また、スカウトメール経由での応募につなげるためには、自社の求人ページで魅力・強みを最大限にアピールすることが欠かせません。
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