求人ポスターの作り方|作成手順や掲載内容、無料ツールも紹介
「店内のどこかに求人募集のポスターを掲示したい」
「地域施設や大学、専門学校などの掲示板に求人のポスターを貼らせてもらいたい」
このように考えて、求人ポスターの作成を検討している採用担当者もいらっしゃるでしょう。昨今、求人募集はウェブ媒体で行なうのが主流となっていますが、店内や社内、公共スペースなどに求人ポスターを貼り出す方法も根強く活用されています。
本記事では、求人ポスターの作り方について解説します。具体的な作成手順や、ポスターを作るときのポイント、作成ツールなども紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
目次[非表示]
- 1.求人ポスターの作り方
- 1.1.手書きで作る
- 1.2.デザインツールで作る
- 1.3.印刷会社・デザイン会社に外注して作る
- 2.求人ポスターに記載すべき内容
- 3.求人ポスターの作成手順
- 3.1.採用の目的・ターゲットを決める
- 3.2.応募方法・選考フローを決める
- 3.3.求職者へ伝えるメッセージを決める
- 3.4.ポスターのデザインを決める
- 4.求人ポスターを手軽に作れるツール4選
- 4.1.Canva
- 4.2.Word
- 4.3.PowerPoint
- 4.4.ラクスル
- 5.求人ポスターを作るときのコツ
- 5.1.重要な部分を目立たせる
- 5.2.見やすいデザインにする
- 5.3.写真やイラストを活用する
- 5.4.ウェブサイトのQRコードを載せる
- 6.まとめ
求人ポスターの作り方
求人ポスターを作る方法は、主に「手書き・デザインツール・業者へ外注」の3種類に分けられます。
手書きで作る
デジタルツールを使うのが難しい場合、手書きでポスターを作成するのが、もっとも手軽な方法といえるでしょう。デジタルツールを使って作られた制作物が多いなか、あえて手書きのポスターが掲示されていると、逆に目を引きやすいかもしれません。
デザインツールで作る
以下のようなデザインツールで、求人ポスターを作成する方法もあります。
- Officeソフト:Word・PowerPointなど
- 無料のデザインツール:Canva・GIMPなど
- 有料のデザインツール:Illustrator・Photoshopなど
近年は無料のデザインツールでも、本格的なポスターが作れるようになっています。PCやタブレット、スマートフォンなどを使ってポスターを作りたい方は、デザインツールを検討するとよいでしょう。
印刷会社・デザイン会社に外注して作る
求人ポスターを自社で作るのが難しい場合は、外部の印刷会社やデザイン会社に依頼する方法もあります。デザインから印刷まで一括対応してくれる業者もあるので、自社で作成する手間を省きたい方におすすめです。
しかし外部業者へ依頼する場合は、ポスターのサイズや印刷枚数、納期などにより作成費用が高くなる可能性があります。複数社から見積もりをとり、比較検討したうえで、どの業者へ依頼するか決めるとよいでしょう。
求人ポスターに記載すべき内容
求人ポスターは、記載スペースに制限があります。情報をたくさん載せたいからといって文字量を多くすると、かえって読みづらく、目に留まらないポスターとなってしまうので注意しましょう。
求人ポスターには、必要な情報を7つ程度まで絞り込み、端的に掲載するのがおすすめです。内容に困った場合は、以下の項目を載せておくとよいでしょう。
- 仕事内容
- 雇用形態
- 給与・賞与
- 就労時間・就労場所
- 求人を募集する理由
- 応募方法・応募連絡先
- 求職者へのアピール文
就労条件が不明だと求職者が安心して応募できないため、仕事内容・雇用形態・給与などは必ず記載します。
また、求職者が「この会社で働きたい」と感じられる要素を盛り込むと応募が集まりやすくなるので、職場の良さをアピールする文章なども載せておくとよいでしょう。
求人ポスターの作成手順
続いて、求人ポスターを作成するときの大まかな手順を解説します。自社で作成するか、外部業者へ依頼するかによって細かい手順は異なりますが、いずれにしても大まかな流れをつかんでおくと滞りなく進められるでしょう。
採用の目的・ターゲットを決める
求人ポスターを作り始める前に、採用の目的とターゲットを明確に定めましょう。
- 「何のために・どの職種に・何人・いつまでに」採用するのか
- どのようなスキル・経験・知識のある人材を採用したいのか
上記のように採用の目的とターゲットを明確化しておくと、求人ポスターに記載する内容や、作成期間などの計画を決めやすくなります。
特に採用ターゲットの明確化は重要です。求人ポスターは採用ターゲットの心に刺さる内容を記載し、応募へ促す必要があるため、どのような人材を採用したいのかしっかり決めておきましょう。
採用ターゲットの決め方は、こちらの記事で詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。
▼採用ターゲットを決めて訴求力アップ! 決め方やポイントを解説
応募方法・選考フローを決める
採用の目的・ターゲットを決めるとともに、応募方法と選考フローも定めておきましょう。求人ポスターに応募方法と連絡先を載せておけば、求職者がスムーズに応募できます。
すでに自社の採用サイトがある場合は、サイトに「応募書類の種類・提出方法・応募連絡先・応募期限・選考フロー」などを掲載しておき、求人ポスターにはサイトへアクセスできるQRコードを載せておくとよいでしょう。
「採用サイトを用意したいけど作り方がわからない…」とお困りの方は、こちらの記事が参考になります。採用サイトの作成方法を具体的にご説明していますので、あわせてご覧ください。
▼採用サイトの制作方法|掲載する情報や手順、費用相場、ポイントを解説
求職者へ伝えるメッセージを決める
求人ポスターに記載する「求職者へのメッセージ」も決めておきましょう。企業の魅力や仕事のやりがいなど、求人のアピールポイントとなる内容を決めておき、ポスターデザインに落とし込むことが大切です。
自社の採用ターゲットがポスターを目にした瞬間、心を惹きつけられるようなメッセージを考えましょう。
求職者へのメッセージを作る方法は、こちらの資料で解説しています。メッセージを考える際に役立つフレームワークも紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
▼「求職者の心をつかむ 採用メッセージの作り方」を無料ダウンロードする
ポスターのデザインを決める
記載する内容などが決定したら、ポスターのデザインを考えていきます。ポスターデザインは自社のイメージを左右するため、配色やフォント、使用する写真などにこだわりましょう。
フォーマルでかっちりした印象を与えたい場合は、シンプルで色味を抑えたデザインに。明るく元気な印象を与えたい場合は、ポップなフォントや色味を活用したデザインにするなど、自社や仕事内容のイメージに沿ったデザインを採用するのがおすすめです。
求人ポスターを手軽に作れるツール4選
続いて「求人ポスターを手軽に作れるツール4選」を紹介します。無料で使えるツールも紹介しますので、ぜひご活用ください。
Canva
Canvaはオンラインで使えるグラフィックデザインツールです。無料プランと有料プランがあり、無料プランでもテンプレートやフリー素材が充実しています。
デザインの経験がなくても使い方がわかりやすく、直感的に操作できるのが特徴です。フォントも豊富なので、あらゆる系統のポスターに対応可能です。
Word
文書作成ソフトのWordもポスター制作に使えます。社用PCにOfficeソフトが入っている場合は、無料で使えるので、活用するとよいでしょう。
ただし、Wordはポスター用のデザインテンプレートが豊富なソフトではありません。フォントやワードアートは複数用意されていますが、ポスターに掲載するイラスト素材や写真素材は、各自で用意する必要があります。
「デザインのベースから考えるのは難易度が高い…」と感じる方は、テンプレートが豊富なデザインツールを使った方が、スムーズに作成できるでしょう。
Wordの公式サイトはこちら
PowerPoint
PowerPointも社用PCにOfficeソフトが入っていれば、無料で使用可能です。PowerPointはプレゼン資料の作成などに使われるソフトなので、Wordよりもグラフィックデザインに向いています。
また、ポスター用ではありませんが、プレゼンテーション用のテンプレートは豊富なので、配色や配置の参考にするとよいでしょう。
PowerPointの公式サイトはこちら
ラクスル
ラクスルは、インターネットで簡単に印刷物を注文できる印刷通販サービスです。デザイン・印刷・配送まで一括対応してくれるため、手間と時間を省きたい方におすすめのサービスといえます。
ラクスルの特徴は、無料のデザインテンプレートが豊富で、印刷費も比較的お手頃なこと。加えて「オンラインデザイン」という無料エディタも使用可能です。
求人ポスターを作るときのコツ
最後に、応募が集まりやすい求人ポスターを作るコツについて解説します。以下の4点を意識すると、採用ターゲットの目に留まるポスターを作成できるでしょう。
重要な部分を目立たせる
求人ポスターは、重要な部分にパッと目を惹きつけられるデザインにする必要があります。すべての文字を同じフォント・大きさ・色にするのではなく、重要な部分を目立たせましょう。
- 重要な文字のフォントを変える
- 重要な文字のフォントカラーを変える
- 重要な文字のフォントサイズを大きくする
こういった工夫を施し、特に見てほしい情報を目立たせると、求職者の興味関心を惹きつけやすくなります。
見やすいデザインにする
求人ポスターは見やすく・読みやすいデザインで作成することも重要です。ポスターを目にした求職者が、ストレスなく求人情報を読み進められるデザインにしましょう。
- 画像や文字の配置を見やすく整える
- 左右対称のデザインにして可読性を上げる
- 使用する色を3~4色に抑え、視認性の高い配色にする
- 「メインカラー7割:その他カラー3割」の比率にする
上記のように、見やすさと読みやすさを両立できるデザインで作成しましょう。
写真やイラストを活用する
求人ポスターに写真やイラストを活用するのもおすすめです。テキストだけではわかりにくい職場の雰囲気・社風などの抽象的な情報も、写真やイラストを掲載することで伝わりやすくなります。
イメージ画像を使うだけでなく、実際に社員が働いている様子を撮影してポスターに掲載するのもよいでしょう。「どのような人たちが・どのような雰囲気で働いているのか」がわかると、求職者の安心感を醸成できます。
ウェブサイトのQRコードを載せる
前述したように、自社のホームページや採用サイトがある場合は、サイトへアクセスできるQRコードを求人ポスターに載せておくとよいでしょう。ポスターに記載できる情報量には制限があるため、サイトへ誘導した方が、より詳しい自社の情報を求職者へ伝えられます。
QRコードを掲載することにより、ポスターの情報量を抑えられるメリットもあります。記載内容がすっきりとしていて、洗練された印象のポスターを作成しやすくなるでしょう。
まとめ
求人ポスターの作成手順やポイント、作成ツールなどを解説しました。昨今は無料で使えるデザインツールが充実しています。比較的手頃な印刷サービスもあるので、活用するとよいでしょう。
求人ポスターは、店内や近隣エリアでポスターを見た人に自社をアピールできます。しかし遠方にお住まいの求職者や、自社に訪れたことがない求職者に対して、求人募集を広くアピールするのは難しいでしょう。
より多くの求職者から応募を集めたい場合は、求人ポスターだけでなく、求人広告サイトも活用するのがおすすめです。求人広告サイトを併用すれば、近隣エリアと遠方エリアの両方に求人をアピールできます。結果的に、より多くの求職者から応募を集められるようになるでしょう。
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