採用サイト|掲載すべき効果的なコンテンツと作成時のポイント
企業の情報収集をしたいとき、採用サイトを確認する求職者が多くなっています。採用サイトの有無や、サイトコンテンツの内容が、自社求人の応募数を左右するといっても過言ではありません。
本記事では、採用サイトに掲載すべき効果的なコンテンツや、採用サイトを作成するときのポイントなどを解説します。「自社の採用サイトを作りたいけど、どうしたらいいかわからない…」「一体どんな内容にすればいいの?」とお困りの方は、ぜひ本記事をサイトコンテンツ制作にお役立てください。
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目次[非表示]
- 1.採用サイトとは?
- 2.採用サイトを作るメリット
- 2.1.企業や求人の情報を多く発信できる
- 2.2.企業と求職者のミスマッチを防げる
- 2.3.採用ブランディングができて差別化につながる
- 3.採用サイトに掲載するべきコンテンツ
- 3.1.求人に関するコンテンツ
- 3.2.企業に関するコンテンツ
- 3.3.差別化につながるコンテンツ
- 4.採用サイトを作るときのポイント
- 4.1.採用サイトのターゲットを明確にする
- 4.2.採用サイトの方向性を明確にする
- 4.3.求職者のニーズに合う情報を載せる
- 4.4.情報量と見やすさのバランスをとる
- 4.5.定期的にコンテンツを改善する
- 5.おすすめの採用サイト作成方法
- 6.まとめ
採用サイトとは?
採用サイトとは、企業が求職者へ向けて、自社の求人情報や会社情報などを発信するために作成するWebサイトのことです。企業サイト(コーポレートサイト)と混同されがちですが、企業ページとは以下の違いがあります。
採用サイト |
企業サイト(コーポレートサイト) |
■ターゲット ■ページの目的 |
■ターゲット ■ページの目的 |
近年は転職・就職活動をする際、求人を見たのちに、企業の採用サイトで情報収集をしてから応募するか否かを判断する求職者が多くなっています。こちらのアンケート調査をご覧ください。
エン・ジャパン株式会社が行なったアンケートによると、「約7割以上の求職者が転職活動中に採用サイトを確認している」という調査結果が出ています。上記の結果から、採用サイトの有無やサイトに掲載されているコンテンツの内容が、自社求人の応募数に大きく影響するといえるでしょう。
採用サイトを作るメリット
採用サイトを作るメリットは、自社や求人の情報を多く発信し、企業と求職者のミスマッチを防げること。それから、自社の採用ブランディングができるため、競合他社との差別化につながることです。以下で詳しく解説します。
企業や求人の情報を多く発信できる
一般的な求人サイトでは、料金プランごとに掲載できる情報が限られるなど、情報の掲載量に制限があります。しかし企業が独自で制作する採用サイトなら、掲載する情報量や内容に制限がないため、多くの情報を発信できます。
事業内容や求人情報に関することだけでなく、「社員インタビュー」「社員の一日を撮影した動画」など、自社が求職者へより魅力的に映るようなコンテンツを自由に掲載できるのです。
企業と求職者のミスマッチを防げる
採用におけるミスマッチとは、企業と求職者の認識がズレた状態のまま内定を出してしまうことを指します。企業と求職者の認識がズレていると、入社後に「想像していた仕事と違った」などの理由で早期退職される可能性があるため、ミスマッチを防止する工夫が必要です。
企業や求人の情報を自由に発信できる採用サイトは、求職者とのミスマッチ防止にも役立ちます。「募集した職種はどんな仕事なのか」「配属部署はどんな雰囲気なのか」「企業が大切にしている理念や考え方」など、入社後の様子が想像しやすいコンテンツを多く掲載することで、企業と求職者との認識のズレを予防できます。
採用ブランディングができて差別化につながる
採用ブランディングとは、採用活動を有利に進められるよう、自社をブランド化して競合他社との差別化を図ること。「有名になる」という意味合いではなく、自社の商品や企業理念などを「その企業ならではのもの」として打ち出し、メッセージ性をもって求職者へ伝えることを指します。
採用サイトは、自社で掲載するコンテンツを自由に決められるため、採用ブランディングに活用しやすい媒体です。自社の魅力を分析し、それらが求職者へメッセージ性をもって伝わるコンテンツを作れば、競合他社との差別化につながります。
採用ブランディング詳細はこちらの記事で紹介しておりますので、あわせてご覧ください。
▼採用ブランディングとは? 手順や発信方法、成功事例も紹介
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採用サイトに掲載するべきコンテンツ
採用サイトに掲載するべきコンテンツは、大きく3種類に分けられます。
- 求人に関するコンテンツ
- 企業に関するコンテンツ
- 差別化につながるコンテンツ
それぞれの詳しい内容を見ていきましょう。
求人に関するコンテンツ
採用サイトは名称のとおり「採用のためのサイト」なので、求人情報に関するコンテンツが必須となります。
・募集要項(職種・応募条件・待遇など)
・応募方法
・選考フロー
上記のように、求職者が仕事選びをするうえで欠かせない情報は必ず載せましょう。採用サイトと併用して求人サイトも活用している場合は、両者の募集要項にズレがないようにするのがポイントです。もし待遇などに差があると、求職者が「どちらが正しいのか分からない…」と応募をためらう要因になってしまいます。
企業に関するコンテンツ
採用サイトは企業サイトとは主旨が異なるものですが、企業に関する情報もきちんと掲載することで、求職者からの信頼度を高められます。企業情報には、下記のような内容を盛り込みましょう。
- 会社概要
- 事業内容、サービス、商品
- 企業理念、経営理念
- 経営ビジョン、事業戦略
一見、企業サイト(コーポレートサイト)の内容と同じように思われますが、採用サイトに企業情報を掲載するときは、あくまでも「求職者へ向けて載せる」という意識でコンテンツを作ることが大切です。
求職者が自社の業種・職種に詳しくない可能性もあるので、企業についての認識をしっかり共有できるよう、わかりやすくかみ砕いて記載するとよいでしょう。
差別化につながるコンテンツ
採用サイトを競合他社との差別化につなげるため、求人情報や企業情報とともに、下記のようなコンテンツも盛り込み、自社の魅力や独自性をアピールしましょう。
- 社員インタビュー
- 社員の1日の流れ
- 代表者メッセージ
- オフィスツアー
- 育休や産休の取得率
- 社員の構成(年齢比・男女比など)
これらに加えて、企業説明会や面接などでよくある質問についてのQ&Aを記載するのもおすすめです。求職者が応募にあたり感じやすい不安や疑問を解消してあげることで、求人への応募を増やせる可能性があります。
採用サイトを作るときのポイント
ここからは、採用サイトを作るときのポイントを5つ紹介します。各ポイントを押さえて、求人への応募が訴求できるコンテンツを作りましょう。
採用サイトのターゲットを明確にする
採用サイトを作るにあたり、まずターゲットを明確化します。採用サイトのターゲットとは「自社が求める人材」のこと。「どんな人材に応募してもらいたいのか?」を考え、その人材に刺さるコンテンツを作り上げることが重要です。
たとえば特定の資格をもった人材がほしい場合は、その資格を保有している社員がどのように活躍しているかを採用サイトに掲載し、「スキルを活かせる!」とアピールするとよいでしょう。新卒採用向けのページと中途採用向けのページを分けて、それぞれの求職者に刺さりそうな情報を掲載するのも効果的です。
採用のターゲットがまだ決まっていない場合は、以下の記事に沿って「自社が求める人材」の人物像を定めましょう。
▼採用ターゲットを決めて訴求力アップ! 決め方やポイントを解説
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採用サイトの方向性を明確にする
ターゲットを定めたら、サイトの方向性も明確化していきましょう。「サイトの方向性を明確化する」とは、つまり「採用サイトで求職者へ何を伝えたいのかをはっきりさせる」ということです。
- こんなスキルをもつ人を求めています
- こんな理念に共感してくれる人を探しています
- 私たちの会社の強みや魅力、目標は○○です
このように、採用サイトを通して求職者へ伝えたいメッセージを明確に定めましょう。
方向性を定めてから、「このメッセージを伝えるためにはどんなコンテンツがあるとよいのか?」を考えていきます。そうすることで、採用サイトにメッセージ性と一貫性が生まれるでしょう。
こちらはエン・ジャパン株式会社が作成した中途採用サイトです。自社の目指す姿や文化などに加えて、求める人物像などもメッセージ性もって発信していますので、参考にご覧ください。
▼エン・ジャパン株式会社の採用・求人情報
求職者のニーズに合う情報を載せる
採用サイトは、求職者へ向けて情報発信するためのWebサイトです。求職者のニーズに沿った情報をしっかり記載し、応募前の疑問や不安をできる限り解消しましょう。
サムライト株式会社が調査した下記のアンケートによると、求職者は「給与・福利厚生などの待遇面」「社風・カルチャー」「業務内容など業務のイメージ」に関する情報を求めているという結果が出ています。
出典:PR TIMES サムライト株式会社「中途求職者の方が「社風・カルチャー」をより重視することが判明。就職・転職活動中の情報収集の実態を明らかにする調査レポートを公開」
求職者は新卒・中途ともに「実際に働いたときの様子をイメージできる情報がほしい」と考えている可能性が高いといえるでしょう。採用サイトに上記のニーズに沿ったコンテンツを用意し、求職者が安心して応募できる環境を整えることが大切です。
情報量と見やすさのバランスをとる
わかりやすく見やすいサイトでないと、求職者が読まずに離脱してしまう可能性があります。多くの情報を載せられるのはメリットでもありますが、「情報が多すぎて見にくい」という状態にならないよう気を付けましょう。
たくさんの情報を載せる場合は、テキストだけでなく、下記のように図解も併用するのがおすすめです。このほか、動画や写真などをページ内に組み込み、視覚的にアプローチするのも良いでしょう。
参考:▼エン・ジャパン株式会社の採用・求人情報
定期的にコンテンツを改善する
採用サイトを立ち上げたら、同じ内容のまま放置するのではなく、定期的にコンテンツを見直して改善しましょう。アクセス解析ツールを取り入れてページを解析し、アクセス数に応じてサイト内を改善していくのもおすすめです。
採用サイトは公開したからといって、必ず応募者を増やせるわけではありません。仮に応募者が増えたとしても、自社が求める人材とは異なる人物ばかり集まってしまうこともあります。
採用サイト経由で「求める人材からの応募を増やす」ために、どんなコンテンツが必要なのかを追究し、効果測定をしながら試行錯誤する意識が大切です。
おすすめの採用サイト作成方法
ここまで採用サイトのコンテンツ内容や、ポイントについて解説してきましたが、「どのように作成すればよいのか、まだイメージが湧かない…」という方もいらっしゃるでしょう。採用サイトを簡単に作成したい方は、エン・ジャパン株式会社が運営するengage(エンゲージ)を活用するのがおすすめです。
engageはサイト作成の専門知識がなくても、無料で簡単に採用サイトを作ることができます。さらに、作成した求人をindeed(インディード)など複数の求人サービスへ自動掲載することも可能です。ご興味のある方は、こちらのページをご覧ください。
▼engage(エンゲージ)
まとめ
採用サイトとは、求職者に自社の求人情報や、会社情報などを発信するため作成するWebサイトのことです。採用サイトには、「自社の情報を多く発信し、企業と求職者のミスマッチを防げる」「競合他社との差別化につながる」などのメリットがあります。
採用サイトを作る際は、採用のターゲットやサイトの方向性をしっかりと定め、「求人情報・企業情報・他社との差別化につながる情報」をそれぞれ掲載します。求職者が転職・就職活動時に求めている情報に加えて、自社の魅力などもメッセージ性をもって発信すれば、求める人材から応募してもらえる可能性が高まるでしょう。
応募者を増やすためには、採用サイトのコンテンツだけでなく、求人の文面でも自社の魅力を最大限にアピールすることが大切です。求人広告にこだわるのであれば、『エン転職』の活用がオススメです。
『エン転職』は日本最大級となる1000万人の会員を保有する、中途採用向け求人サイトです。『エン転職』の強みの1つとして、「料金プランによって求人の情報量が変わらない」ことがあります。
一番お求めやすい料金プランでも、求人情報にA4用紙4枚分の原稿に加えて、写真3点、動画1点といった多くの情報量を掲載できるため、企業の強み・魅力を存分にアピールできます。
採用でお悩みの際は、以下のエン転職お問い合わせ窓口よりお気軽にご相談ください。
▼エン転職の料金表・特徴をまとめたパンフレットは以下からダウンロードいただけます。
他にもエン転職には採用を成功に導く様々な特徴があります。エン転職への掲載料金や特徴一覧はこちらの記事で解説していますので、併せてご覧ください。
▼エン転職の料金一覧表 │ 他社との違い・採用事例まで徹底解説
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