効果的な採用パンフレットを制作する方法|構成内容やポイントを紹介
採用パンフレットは、企業が採用活動で使う採用ツールのひとつ。説明会やインターンシップなどの場で配布され、企業情報や社風などを求職者へ伝える役割があります。
本記事では、採用パンフレットに入れるべき内容や、効果的な採用パンフレットを作るためのポイントを解説します。「採用パンフレットにどんなトピックを盛り込めばいいかわからない」とお困りの方は、本記事を参考に内容を練ってみてください。
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目次[非表示]
- 1.採用パンフレットとは
- 1.1.採用パンフレットの種類
- 1.2.採用パンフレットを制作するメリット
- 2.採用パンフレットに入れるべき内容
- 2.1.会社概要・企業理念・事業内容
- 2.2.採用情報・募集要項
- 2.3.社員インタビュー・先輩社員の声
- 2.4.求職者へのメッセージ
- 3.採用パンフレットを作るときの5つのポイント
- 3.1.読みやすいデザインで制作する
- 3.2.採用サイトとパンフレットを連携させる
- 3.3.採用ブランディングも実施する
- 3.4.採用担当だけでなく全社的に取り組む
- 3.5.活用シーンに適したパンフレットを制作する
- 4.まとめ
採用パンフレットとは
採用パンフレットとは、求職者が応募先を選ぶために必要な「企業情報・仕事内容・募集要項・社風」などの情報をひとまとめにした採用ツールです。企業は自社への理解を深めてもらうため、企業説明会やインターンシップなど、さまざまな採用シーンでパンフレットを配布します。
採用パンフレットの種類
採用パンフレットには、大きく分けて3タイプあります。それぞれ掲載できる情報量などが異なるので、用途に合わせて適したタイプを選びましょう。
▼冊子タイプ
たくさんの情報を盛り込める、もっとも一般的なパンフレット形状です。会社概要や募集要項だけでなく、活躍している社員へのインタビューや社員の1日の流れなど、求職者が知りたい情報をまんべんなく載せられるのがメリットです。
▼リーフレットタイプ(片面or両面)
リーフレットタイプは、チラシのように1枚ずつ配布する形式のパンフレットです。A4サイズで作られることが多く、冊子タイプより載せられる情報量が少なくなります。そのため配布したいシーンに合わせて、求職者へ特に伝えたい情報をピックアップして掲載するのがおすすめです。
▼変形タイプ
「3~4つの折り目がついた蛇腹形式」「見開きの右側にリーフレットを差し込めるタトウケース(ポケットホルダー)形式」などの変形タイプを制作・活用する企業もあります。制作の手間はかかりますが、伝えたい情報に合わせて工夫を凝らせば、求職者の印象に残るパンフレットとなります。
採用パンフレットを制作するメリット
採用パンフレットを制作する主なメリットは、次の2点です。
- 自社の魅力を求職者へ訴求でき、競合との差別化につながる
- 求職者の疑問や不安を解消できる
採用パンフレットを作るときは、事業内容や経営理念、社風、仕事のやりがいなど、自社の特徴を多数盛り込みます。その結果的、自社の魅力を多く求職者へ訴求できるため、競合他社との差別化にもつながるのです。
また、採用パンフレットに「求職者が応募するうえで疑問・不安に感じそうなことへの答え」を盛り込むと、求職者に安心感を与えつつ、自社への理解を深めてもらえます。求職者の懸念を取り除くことにより、応募数の増加も期待できるでしょう。
採用パンフレットに入れるべき内容
それでは、採用パンフレットに入れるべき具体的な内容を解説していきます。採用パンフレットを通して求職者から理解を深めてもらうためには、以下の内容が欠かせません。
- 会社概要や事業内容など企業の情報が伝わる内容
- 募集要項など選考に関する内容
- 社員インタビューなど社内の雰囲気が伝わる内容
- 求職者へのメッセージ
それぞれ詳しく見ていきましょう。
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会社概要・企業理念・事業内容
まずは求職者に自社を知ってもらうため、企業の情報が伝わる内容を記載しましょう。一般的には「会社概要・企業沿革・企業理念・事業内容・代表者のあいさつ」などを載せるケースが多いです。
また、企業理念の部分で「会社が大切にしている考え方」を書くと、それに共感した求職者からの応募を得られる可能性が高くなります。代表者の事業にかける想いや、経営ビジョンなどをインタビュー形式で記載してもよいでしょう。
企業情報を載せるときは、待遇面や福利厚生についてなど、求職者が知りたい情報を具体的な「数値」で示しましょう。たとえば下記のような情報をパンフレットに記載すると、求職者が自社への理解をより深められます。
- 社員構成(年齢比・男女比など)
- 女性役職者比率
- 平均月給
- 平均残業時間
- 有給取得率
- 育休取得率・復帰率
採用情報・募集要項
採用パンフレットは人員を募集するためのツールなので、選考に関する内容も忘れずに記載しましょう。
・募集要項(業務内容・応募条件・福利厚生・待遇など)
・応募方法
・選考フロー
上記のように、求職者が仕事選び・応募をするうえで欠かせない情報を記載しておきます。
採用情報のうち、給与や福利厚生などの待遇面を重視する求職者は多いので、具体的に記載しましょう。採用に関する部分で、自社で働くメリットを提示できれば、競合他社との差別化につながります。
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社員インタビュー・先輩社員の声
職場は1日の大半を過ごす場所なので、「人間関係や社内の雰囲気を知りたい」と考えている求職者は多いものです。
- 社員紹介
- 社員インタビュー
- 社員の1日の流れ
- 仕事現場の写真
上記のように社内の様子や、先輩社員の声が伝わる内容を記載して、求職者に安心感をもってもらいましょう。入社後のイメージがより明確になり、応募者を増やせる可能性が高くなるほか、入社意欲を醸成する効果も期待できます。
また、「その企業で働くとどんなスキルが身につくのか」「どんなキャリアを形成できるのか」などが気になる求職者も多いので、自社の代表的なキャリアモデルを記載するのもおすすめです。
社員紹介や社員インタビューのコンテンツを作る際は、こちらの記事が参考になります。
インタビューで掲載すべき質問内容などを紹介していますので、コンテンツ制作にお役立てください。
▼採用サイトに社員インタビューを載せるメリットと効果的な質問内容
求職者へのメッセージ
採用パンフレットに求職者へのメッセージを載せると、入社意欲を高められる可能性があります。求職者の背中を押すようなメッセージを掲載し、応募を促進しましょう。
求職者へのメッセージは、ビジネス用語や堅い言葉を多用するよりも、わかりやすい言葉や柔らかい言葉を使って記載するのがおすすめです。語りかけるような文章で親近感を醸成することにより、求職者が安心して求人へ応募しやすくなります。
採用パンフレットを作るときの5つのポイント
ここからは、採用パンフレットを作るときの5つのポイントを紹介します。以下の5点を押さえておくと、採用活動をスムーズに進められる効果的なパンフレットが作れるでしょう。
読みやすいデザインで制作する
求職者から目を通してもらえないと、制作した意味がなくなってしまいます。まず大前提として、読みやすくわかりやすいデザインで制作することが大切です。
採用パンフレットに盛り込む内容を決めたら、どう記載すれば読みやすくなるか考えていきましょう。以下のような工夫を施すのがおすすめです。
- テキストだけでなく適度に写真やイラストも盛り込む
- 数値を説明するときはグラフを使う
- 難しい内容を説明するときは図解を用いる
以下はエン・ジャパン株式会社が採用ページで用いている図解イラストです。
1ページに記載する情報量が多くても、図解やイラスト、グラフを用いると内容が頭に入りやすくなります。採用パンフレットも同様に、求職者が「読みやすい・わかりやすい」とひと目で感じられるデザインを心がけましょう。
採用サイトとパンフレットを連携させる
自社が採用情報をインターネット上で公開している場合は、なるべく採用パンフレットと連携させるようにしましょう。採用サイトと採用パンフレットの内容がバラバラだったり、デザインに統一性がなかったりすると、求職者が混乱してしまいます。
内容に矛盾がないようにするのはもちろん、サイトとパンフレットの色使いを揃えて、パッと見てすぐ「〇〇会社のコンテンツだ」と判別できるようにするなど、統一感をもたせると親切です。
また、パンフレットの方には最低限アピールしたい内容だけを盛り込み、記載したQRコードから採用サイトへ誘導する方法もあります。ネット上のコンテンツであれば、社内の様子を撮影した動画なども掲載できるので、連携させることで求職者により深く自社を知ってもらえるでしょう。
採用ブランディングも実施する
採用パンフレットを制作するときは、採用ブランディングも同時に実施していくのがおすすめです。採用ブランディングとは、「自社をブランド化」して他社との差別化を図り、自社のファンを増やす採用活動のこと。自社の事業や理念などを「自社ならではのもの」としてメッセージ性をもって打ち出し、求職者へ伝えていく活動を指します。
採用ブランディングで打ち出すメッセージを、一貫性をもって採用パンフレットにも記載しましょう。「どんな思いで経営されている企業なのか」「この企業の強みや魅力、特徴は何なのか」が求職者へ伝わりやすくなります。
採用ブランディングについて詳しく知りたい方は、こちらの記事もあわせてご覧ください。
▼採用ブランディングとは? 手順や発信方法、成功事例も紹介
採用担当だけでなく全社的に取り組む
採用パンフレットを作るときは、なるべく経営層なども交えて、全社的な取り組みとして制作するようにしましょう。人材を確保することと、企業経営は密接につながっています。自社に適した人材を確保できなければ、事業を継続させることが困難になるからです。
「自社を成長させる戦略」として全社的に取り組み、人員確保に効果的なパンフレットを作りましょう。代表者などの経営層が事業にかける熱意や、社員に対して抱いている思いなどを盛り込むと、パンフレットがより強いメッセージ性をもつようになります。数ある競合のなかで、自社がより求職者の印象に残りやすくなるでしょう。
活用シーンに適したパンフレットを制作する
先に述べたように、パンフレットは大きく分けて「冊子タイプ・リーフレットタイプ・変形タイプ」の3種類に分かれます。活用シーンに適したパンフレットを制作し、求職者の興味関心を自社へ引きつけるとともに、無駄な制作費用を削減しましょう。
たとえば合同企業説明会で配布するなら、複数社のブースを見て回る求職者が、気軽に手に取れるよう、リーフレットタイプのパンフレットを用意するのがおすすめです。
インターンシップや、面接など選考の場で配布する場合は、応募辞退・選考辞退を防ぐため、リーフレットよりも多くの情報を記載できる冊子タイプがよいでしょう。求職者が抱きやすい疑問・不安を払しょくできる内容を盛り込んでおきましょう。
まとめ
採用パンフレットは、求職者が応募先を選ぶために必要な「企業情報・仕事内容・募集要項・社風」などの情報をまとめた採用ツールです。企業は自社への理解を深めてもらうため、企業説明会など、さまざまなシーンでパンフレットを活用します。
採用パンフレットには、冊子タイプ・リーフレットタイプ・変形タイプの3種類があり、それぞれ記載できる情報量が異なります。配布したいシーンに合わせて、効果的なものを選びましょう。
採用パンフレットには、会社概要や企業理念など「企業の情報が伝わる内容」、社員インタビューなど「社内の雰囲気が伝わる内容」、募集要項など「選考に関する内容」の3要素を盛り込みます。
自社の特徴や魅力が伝わる内容でパンフレットを制作すれば、求職者の興味関心を引きつけることができ、応募数増加の手助けとなるでしょう。
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