採用サイトに社員紹介を載せる目的と魅力的なコンテンツの作り方
企業が自社の採用活動をスムーズに進めるため制作する「採用サイト」。採用サイトに社員紹介のコンテンツを掲載すると、社風や職場の雰囲気が求職者へ伝わりやすくなるため、応募を促進できる効果があります。
本記事では、採用サイトに社員紹介を載せる目的と、魅力的な社員紹介コンテンツの作り方について解説します。「社員紹介にどんな内容を載せればいいの?」とお困りの方は、ぜひ本記事をコンテンツ制作にお役立てください。
目次[非表示]
- 1.採用サイトに社員紹介を載せる目的
- 2.魅力的な社員紹介コンテンツの作成方法
- 2.1.社員紹介で発信する内容を決める
- 2.2.紹介する社員を選ぶ
- 2.3.コンテンツの見せ方を決める
- 3.魅力的な社員紹介コンテンツを作るポイント
- 3.1.求める人物像に近い社員を紹介する
- 3.2.なるべく人柄がわかる情報を公開する
- 3.3.求職者目線でコンテンツを作る
- 3.4.写真や動画を活用する
- 4.まとめ
採用サイトに社員紹介を載せる目的
採用サイトに、社員紹介のコンテンツを載せる主な目的は、以下の通りです。
- 求職者に入社後の具体的な働き方を伝える
- 求職者に社内の様子(社風・職場の雰囲気・就労環境など)を伝える
- 求職者の共感や親近感を呼び起こし、応募意欲を醸成する
採用サイトに社員紹介を載せると、求職者が「この会社に入るとどんな職場で・どんな働き方をすることになるのか」がわかりやすくなります。会社への理解が深まることで、安心して応募へ踏み切れるでしょう。
また、紹介されている社員に親近感をもったり、社員のエピソードに共感したりすることで、求職者が「この人と一緒に働いてみたいな」「この会社で働いてみたいな」と惹きつけられ、応募を前向きに検討するきっかけとなります。
採用サイトに社員インタビューなどの社員紹介コンテンツを掲載すると、求人への応募増加につながるでしょう。
魅力的な社員紹介コンテンツの作成方法
社員紹介コンテンツを作るときは、以下のステップで作成すると魅力的に仕上がります。
- 社員紹介で発信する内容を決める
- 紹介する社員を選ぶ
- コンテンツの見せ方を決める
以降で、1つずつ詳しく見ていきましょう。
社員紹介で発信する内容を決める
まずは、社員紹介コンテンツを通して求職者へ発信する内容を決めましょう。一般的な項目は以下の通りです。
- 職場の雰囲気・社風
- 具体的な業務内容・1日の流れ
- 仕事でやりがいを感じること
- 仕事の目標・キャリアビジョン
- 求職者への応援メッセージ
このほか、社員の簡単なプロフィールや、入社のきっかけなどを載せるのもおすすめです。サイトを訪問した求職者が、紹介されている社員と自分との共通点を見つけられることで、企業や仕事に対する興味が湧きやすくなります。
社員紹介コンテンツで発信する内容については、以下の記事で詳しく紹介しています。「社員インタビューで掲載すべき内容」の部分を参考にして発信内容を決めると、効果的な社員紹介コンテンツを作成できるでしょう。
▼採用サイトに社員インタビューを載せるメリットと効果的な質問内容
紹介する社員を選ぶ
発信する内容が決まったら、サイト内で紹介する社員を選定します。社員を選定するときは、「自社の採用ターゲットに似た特徴をもつ社員」を選びましょう。
「自社の採用ターゲットと似た特徴をもつ社員」を紹介することで、共通点のある人材からの応募を獲得できる可能性が高くなります。
また、「どんな求職者からの応募を集めたいのか」を考え、自社で求める人材の目に留まりそうな属性の社員を複数選定して、紹介するのもおすすめです。
求める人材の例 |
求める人材の例 |
上昇志向のある若手人材 |
20~30代の若手社員のうち、継続的に高い実績を出しているハイパフォーマンスな社員を紹介する |
募集業務の経験が豊富な人材 |
募集業務と同じ仕事を担当している社員のうち、同業他社からの転職で中途入社した社員を紹介する |
コンテンツの見せ方を決める
紹介する社員を選定したら、コンテンツの見せ方を決めましょう。社員紹介コンテンツには、「動画を掲載する」「社員の話を記事に書き起こして掲載する」などの掲載方法があります。
動画とテキストコンテンツには、以下のようなメリットとデメリットがあるので、コンテンツ制作に割ける時間的・金銭的コストや、人的リソースを考慮して、どちらにするか決めるとよいでしょう。
メリット |
デメリット |
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動画 |
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テキスト |
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魅力的な社員紹介コンテンツを作るポイント
続いて、「魅力的な社員紹介コンテンツを作るポイント」を4つ紹介します。採用サイト経由の応募を効率的に増やすため、以下の4点を押さえておきましょう。
求める人物像に近い社員を紹介する
先に説明したように、「自社で求める人物像」に近い社員を紹介することで、共通点のある人材からの応募を獲得できる可能性が高くなります。採用サイトで紹介する社員を選定するときは、自社で求める人物像(=採用ターゲット)に似た特徴をもつ社員を選びましょう。
自社の採用ターゲットが決まっていない場合は、こちらの記事を参考にターゲットを定めてみてください。採用ターゲットをあらかじめ定めておき、「ターゲットに刺さるコンテンツ作り」を意識することにより、採用サイトがより効果的なものとなるでしょう。
▼採用ターゲットを決めて訴求力アップ! 決め方やポイントを解説
なるべく人柄がわかる情報を公開する
社員紹介コンテンツを制作するときは、なるべく社員の人柄がわかる情報を公開しましょう。以下のグラフはエン・ジャパン株式会社が求職者に対して行なった、アンケート調査の結果です。
「企業のことで知りたくても調べきれなかった情報は何か?」という質問に対し、多くの求職者が「職場の雰囲気・社風」と回答しています。
採用サイトに「職場の雰囲気・社風」がわかる情報が公開されていると、応募の後押しになります。社員紹介のコンテンツにも、働いている人の雰囲気や社風が伝わるような情報・エピソードなどを載せましょう。
社員紹介のコンテンツで、紹介する社員の顔や名前が出せる場合は、以下のように顔写真・プロフィール・人柄がわかる紹介文などを公開して、求職者へPRします。
事情により社員の顔や名前を公開できない場合は、以下のようにイメージ画像を掲載し、簡単なプロフィールや、人柄が分かるプライベートな情報などを載せましょう。顔や名前を掲載できなくても、エピソードやメッセージ次第で、求職者に親近感をもってもらうことは可能です。
求職者目線でコンテンツを作る
社員紹介だけに限らず、採用サイトのコンテンツを作るときは、「求職者目線でコンテンツを作成すること」を意識しましょう。サイトを訪問した求職者の応募意欲・就業意欲を醸成するには、求職者が求めている情報がきちんと書かれていなくてはなりません。
- 求職者にとってどんな情報があれば安心して応募できるのか?
- 求職者が企業のことで知りたい情報は何なのか?
こういった視点を忘れずにコンテンツを作ることにより、結果的に企業の魅力や仕事の魅力が伝わる効果的な採用サイトを制作できるでしょう。
以下は、エン・ジャパン株式会社が求職者に対し、「会社に関する情報・仕事に関する情報・待遇に関する情報」のなかで重視している項目を調査したアンケート結果です。コンテンツを作る際の参考にしてください。
写真や動画を活用する
社員紹介のコンテンツには、写真や動画を活用しましょう。コンテンツの文章量が多いと、求職者が「読みづらいな」「読むのが面倒だな」と感じてしまい、サイトから離脱される可能性があるからです。
テキストメインのコンテンツにするなら、文章の間に適宜写真を挿入するなどして、ページ全体の見やすさを調整しましょう。コンテンツに使う写真には、以下のようなものが好まれます。
- 社員の顔写真
- オフィス・作業現場の写真
- 企業の商品・サービスなどの写真
- 実際に社員が働いている様子を写した写真
また、社員紹介コンテンツに動画を用いると、職場の雰囲気や社風、社員の人柄がよりわかりやすくなります。発信する内容などによって、画像と動画どちらにするか決めるとよいでしょう。
まとめ
採用サイトに社員紹介を載せる目的と、魅力的な社員紹介コンテンツの作り方について解説しました。社員紹介のコンテンツには、求職者が知りたい職場の雰囲気や社風といった情報を伝えやすいメリットがあります。
テキスト・画像・動画を適宜使い分け、人柄や雰囲気が伝わる社員紹介を作れば、求職者の応募を後押しできる魅力的なコンテンツに仕上がるでしょう。
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