店長・接客・調理など飲食店スタッフ採用のコツ!求人の作り方や成功例を解説
- 店長・接客スタッフ・調理スタッフの求人を出しても応募が来ない……。
- せっかく応募がきても、なかなか入社につながらない。
- 自社にピッタリな人材は、どうしたら見極められる?
- 飲食店スタッフの採用成功事例が知りたい。
この記事では、上記のようなお悩みを抱える方にピッタリの情報をご紹介します。店長・店長候補・接客スタッフ・調理スタッフ・店舗運営スタッフなどの飲食店スタッフの求人作成時のコツ・選考中の見極めのポイント、飲食店志望者のリアルなどを、徹底的に解説。実際の成功事例もご紹介します。
飲食店スタッフの募集をご検討の際、ぜひ参考にしてください。
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目次[非表示]
- 1.飲食業界の採用難易度は高い?低い?
- 2.全職種平均の有効求人倍率
- 2.1.飲食店スタッフの有効求人倍率
- 3.飲食店スタッフの採用で押さえておきたいデータ面の相場
- 3.1.飲食店スタッフの平均年収
- 3.2.飲食店スタッフの平均休日日数
- 3.3.飲食店スタッフの平均残業時間
- 4.飲食業界経験者の転職理由とは?
- 5.飲食業界経験者が求人で見ているポイントとは?
- 6.効果に差がつく、飲食店スタッフ採用の「事前準備のコツ」
- 6.1.「飲食店スタッフ・飲食業界未経験者」の採用を検討する
- 6.2.「採用基準」の認識を揃える
- 6.3.自社の魅力を整理する
- 6.4.適性検査を活用して定量的な採用基準をつくる
- 7.飲食店採用で応募が集まる「求人を書くコツ」
- 8.飲食店スタッフの採用成功事例
- 9.優秀な飲食店スタッフ経験者から「内定承諾を増やすコツ」
- 9.1.採用サイトを充実させる
- 9.2.クチコミを活用する
- 9.3.選考に「既存社員との質疑応答」を取り入れる
- 9.4.面接で応募者の悩みに寄り添う
- 9.5.面接結果は可能な限り早く連絡する
- 10.飲食店の採用成功事例
- 11.飲食店業界で採用するなら、まずはエン転職にご相談ください!
飲食業界の採用難易度は高い?低い?
飲食店業界といっても職種は様々。この記事では、飲食店の店長・店長候補・ホールスタッフ・キッチンスタッフのことを総称して「飲食店スタッフ」と呼びます。
では、飲食店スタッフの採用は難しいものなのでしょうか。採用の難易度を判断するのに役立つ指標は「有効求人倍率」です。「有効求人倍率」とは、「企業からの求人数」を「求職者数(公共職業所に登録している人の数)」で割ったものを指します。
この数字が1倍を超えると、「1人の求職者に対して求人数のほうが多い」という状態。つまりは1人の求職者を複数の企業が取り合うことになるので、採用の競争率が高く求職者にとって有利な状態と言えます。
全職種平均の有効求人倍率
それではまず、全職種平均の有効求人倍率を見てみましょう。
厚生労働省の発表によると、2023年調査時点の有効求人倍率は「1.32倍」。一番高かった2019年と比較すると「-0.29」と以前より採用難易度は下がっています。
2019年までは、「過去最高の採用難」と言われるほどの高い有効求人倍率でした。しかし、新型コロナウイルスの影響により、多くの職種で採用難易度が低下しました。しかし、グラフからも分かる通り、有効求人倍率は再び増加傾向にあります。以前よりは採用しやすくなったというだけで有効求人倍率が「1.0倍」を超えていることに変わりなく、 求職者にとって有利な “売り手市場” は今後も続く見込みです。
飲食店スタッフの有効求人倍率
次に、飲食店業界の有効求人倍率をチェックしてみましょう。
厚生労働省が公開している「一般職業紹介状況(令和5年7月分/パート除く常用)」 によると、飲食物調理の職業(調理スタッフ等)などの有効求人倍率は2.69倍。接客・給仕の職業(ホールスタッフ等)は2.36倍となっています。
いずれも、全職種平均と比較して1ポイント以上高い数値です。つまり、飲食店スタッフの有効求人倍率は高いということ。他の職種と比べて競争率が高く、飲食業界は、採用の難易度が高いのだと分かります。
少子高齢化が進み、労働力が減少する日本では、様々な職種で人材の獲得競争が激化しています。飲食業界はその中でも、競争率が高い業界の一つ。安定的な店舗運営のためには、一定の従業員を確保しなければなりません。
採用活動を行なえば、必ず無数のライバルが存在します。だからこそ、飲食店スタッフの採用は「求人を出すだけ」では成功しにくく、工夫が求められるのです。
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飲食店スタッフの採用で押さえておきたいデータ面の相場
続いて、採用を行なうときに押さえておきたい情報をご紹介します。「飲食店スタッフの待遇・働き方」に関するデータをもとに、年収・休日数・残業時間などの平均的な数値を把握しましょう。平均値を知ることで、自社の特徴やアピールポイントが明らかになります。
飲食店スタッフの平均年収
厚生労働省が発表している「令和元年度賃金構造基本統計調査」によると、飲食店スタッフの平均年収は約278万円。
他の職種の平均年収は300万円台~400万円台が中心であるため、比較するとやや低めです。もちろん企業や職種によって差はあり、店長などの責任者ポジションはより高い傾向にあります。基本給に加えて住宅手当・家族手当などを支給している企業では、全体的に年収が高めです。
飲食店スタッフの平均休日日数
厚生労働省が2018年に行なった調査「平成30年就労条件総合調査」では、全職種の平均休日数は107.9日。その中で、飲食サービス業の平均休日日数は97.1日です。つまり、飲食店スタッフは他職種と比較して休日数が少なめだと言えます。
また、シフト制勤務が多いのも飲食店スタッフの特徴。休日が固定されない・月によって休日数が変わる・連休や長期休暇が取りにくい、といった傾向があります。
飲食店スタッフの平均残業時間
厚生労働省が毎月発表している「毎月勤労統計調査」によると、2020年4月時点での全職種の平均残業時間は月12.3時間。飲食サービス業の平均残業時間は月8.9時間となっています。
データ上は平均と比較して残業時間が少ないわけですが、業態や人材の充足度によってばらつきがあるのが実態です。ほとんど残業をしない職場もあれば、残業が常態化している職場もあります。
これらの「相場」を大きく超えている場合は、採用活動において魅力になりえます。ただ、「データ面が相場と変わらない・相場より悪かった」からといって採用できないわけではありません。求職者は、データ面以外にも、様々な側面で求人を比較しています。大切なのは、ライバルとなる他の飲食店の求人と、「どこが差別化ポイントとなるのか?」「勝ちどころとなる魅力は何か?」を考えることです。
エン転職にご相談いただければ、過去の膨大な採用実績をもとに、貴社の魅力となるポイントを相場を踏まえながら分析させていただきます。ぜひお気軽にご相談ください。
飲食業界経験者の転職理由とは?
飲食店経験者は、いったいどんな理由で転職を考えるのでしょうか?
その答えを求めて、エン・ジャパンは独自にアンケートを実施(2020年1月30日~2020年2月1日)。 アンケート対象は、社会人経験のある男女10000人です。この中から「飲食店から飲食店に転職した経験者」が転職を決意したキッカケについて、データをまとめました。
経験者の転職理由から、経験者が何に不満を感じているかがわかります。裏を返せば、こうした転職理由に解消できる環境を用意できれば、競争率の高い「飲食業界経験者」にとっても魅力を感じてもらいやすいと言えます。
最多の転職理由は「給与・待遇に不満がある」というもの。「飲食店スタッフの平均年収」の項目でご紹介した通り、他職種と比較して飲食店は平均年収が低めであるため、周囲と比べて不満や不安を感じるのではないでしょうか。
次いで多いのが「労働時間が長い(残業が多い/休日が少ない)」という転職理由。さらに「人間関係がうまくいかない」」という転職理由も多くなっています。
景気の先行きが不透明になっている今、人員削減によって人手不足になり、残業や休日出勤に悩む方が増える可能性も高いでしょう。また、調理・接客という仕事内容自体が大きく変わらない飲食業界は、「何をするか」よりも「誰と働くか」で仕事を選ぶ人も多いようです。
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飲食業界経験者が求人で見ているポイントとは?
上記のアンケートでは、「飲食業界経験者」に対して「仕事をする上で大事なポイント」を聞きました。言い換えればこれは「飲食店スタッフ経験者が求人で見ているポイント」です。
図から分かるのは、「プライベートな時間が十分確保できる」といった働き方の面に注目する方が圧倒的に多いこと。
それだけではなく「自身のスキルや知識が生かせる」「お客様と長期的な信頼関係を築く」「販売・接客方法に関して自由度が高い」といった仕事内容に関する面も注目されています。「組織の人間関係が良好である」「性別や年齢に関係なく活躍できる」といった面も、同じくらいの注目度です。
求人でアピールするなば、勤務先の飲食店ならではの情報を、具体的に・根拠と共に伝えることが大切になります。なぜなら、たとえば「残業が少ない」とだけ記載しても、求職者側には「 “少ない” って、どれくらい?」「なぜ少ないの?」といった疑問が発生するためです。納得できない求人には、なかなか応募したくなりませんよね。
特に飲食業界を経験している方ほど、その仕事の良い側面・悪い側面もよく理解しています。プライベートの時間が少なくなりがちなことを理解しているので、残業が少ないのであれば、実際に「残業は月にどのくらいか」「毎日何時ころに退社できるのか」「休日数はどのくらいあるのか」「シフトや休日の選択はどれだけ自由度があるのか」といった情報を具体的に提示。平均よりも残業が少ない・休日が多いといったメリットは、「なぜそれが可能なのか」という理由と共に示しましょう。
仕事内容や組織についての情報も同じです。メニューやサービス、スタッフ同士の関わり方など、「実際のシーンがイメージできるような情報」を提供することが大切になります。働き方だけにこだわらず、そうした面に働きがいを見出す方は少くありません。「うちは平均より残業が多いから、そもそも採用は難しい」と諦めず、その飲食店ならではの情報を伝えられると、求職者の注目度・納得度も上がります。
効果に差がつく、飲食店スタッフ採用の「事前準備のコツ」
飲食店スタッフのポジションが様々なように、飲食店スタッフを志望する求職者も様々です。採用活動を成功させるためには、まず「何のために・どんな人材を採用したいか」をはっきりさせておくことが大切。そのために必要な、事前準備のコツをご紹介します。
「飲食店スタッフ・飲食業界未経験者」の採用を検討する
飲食店スタッフは、他の職種と比較しても有効求人倍率が高い職種です。競争率が高く、特に経験豊富な人材は多くの企業が欲しがっています。この状況をふまえると「飲食店スタッフ・飲食業界未経験者」も採用の対象として検討するべきでしょう。
実際、未経験者の中途採用をしている飲食店は数多くあります。飲食店は多くの人にとって身近であるため、「未経験だけど働いてみたい」と考えている求職者は少くありません。そうした方々を歓迎することで、採用成功の可能性は高まるでしょう。
「採用基準」の認識を揃える
採用活動に関わる人同士で、「採用基準」の認識をすり合わせておくことは非常に大切です。経営層・人事・現場スタッフなど複数名が採用に関わる場合、それぞれの立場から採用する人材に求めることが異なり、基準がズレてしまうことが多いのです。
たとえば、経営層が「事業拡大に向けて、経験をもとにアイデアや意見を出してくれる人がほしい」と望んでいたとします。しかし人事は「飲食業界の採用は難しいから、未経験者でも意欲があればOK」と考えていたとしたら?人事面接で合格が出た求職者を経営層が不合格にする…といったことが続き、なかなか採用に至らなくなってしまいます。
こうした状態に陥らないようにするためにも、関係者の間で採用基準を揃えておかなくてはなりません。「なぜ採用を行なうのか」「どんな人を採用するのか」を明確にし、採用する人に求める知識・スキル・経験・人物タイプなどを設定してください。その上で、関係者全員で共有しておきましょう。
自社の魅力を整理する
採用基準を明確にしたら、求める人材にアピールできる自社の魅力について整理します。とはいえ、「応募してもらえるだけの魅力」となるとなかなか整理しにくいもの。以下の表を活用して、魅力になりそうな特徴を洗い出してみてください。
魅力になりうるのは、知名度・待遇・働き方などばかりではありません。「うちなんて、他の会社と似たり寄ったりだし…」とお考えの方もいらっしゃるかもしれませんが、貴社を選んで勤務している人がいる以上、必ず自社ならではの魅力があるはずです。
それを実感しているであろうスタッフのみなさんにインタビューをしてみても良いでしょう。特に中途で入社された方がいる場合、前職との比較・選考時の印象などをもとに、客観的な自社の魅力に気づけるかもしれません。
たとえば「会社が小規模」という、一見するとネックになりそうに思える特徴にも要注目。大手企業で働きたい人にとってはネックですが、逆に「意見を伝えやすい環境で働きたい」「自分の頑張りをしっかり見てもらいたい」という人にとっては魅力になるかもしれません。
最初から思い込まずに、フラットに特徴を整理してみることをオススメします。その際は、ぜひ「相場や他社と比較してどうか?」という観点も忘れないようにしてください。
「お店のほうが忙しくて魅力を整理している時間がない!」という場合は、ぜひエン転職にお任せください。エン転職は数々の企業で採用を成功させてきた、取材のプロであるディレクターと、文章作成のプロであるコピーライターを社内に擁しています。このタグが、他社の打ち出しを踏まえて、貴社の「勝ちどころ」を考えます。まずはお気軽にご相談ください。
適性検査を活用して定量的な採用基準をつくる
自社にフィットする活躍人材を採用するためには、現在活躍中の人材について傾向をおさえておきましょう。その分析に役立つのが「適性検査(適性テスト)」です。たとえば「飲食店スタッフ未経験で入社して活躍している人材」について分析すれば、どのような未経験者なら早期に活躍するのかが分かるでしょう。
下記は、エン・ジャパンが提供する適性検査『Talent Analytics(タレントアナリティクス)』の結果です。履歴書や職務経歴書だけでは分からない、特性や適性が分かる内容となっています。
活躍中の既存スタッフの傾向をふまえつつ、適性検査を専攻に取り入れることで、より採用基準を明確化・共有しやすくなるでしょう。勘に頼らず、活躍可能性の高い人材を採用しやすくするのが「適性検査」です。
適性テストにご興味をお持ちの方は、以下お問い合わせ窓口にお気軽にご連絡ください。担当者から詳細をご説明いたします。
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飲食店採用で応募が集まる「求人を書くコツ」
求人広告は、ただ情報を並べるだけでは不十分。書き方によって仕事のイメージや理解度は大きく変わるものです。飲食店スタッフの募集は競争相手が多いため、興味を持ってもらうためのひと工夫が必要でしょう。
以下では「職種名」「仕事内容」「応募資格」「給与・年収例」「休日休暇」の項目ごとに、イマイチな例とGOODな例をご紹介します。
職種名
職種名のポイントは「どんなお店でどんな仕事をするか」が、ひと目で分かること。さらに、求職者が気になる点についての情報もプラスアルファできると良いでしょう。
✕イマイチな職種名
・飲食店スタッフ
・調理スタッフ
Goodな職種名
・オーガニックカフェの運営スタッフ ★月10日休み & 残業月20時間以下!
・日本料理店の接客係(お客様は1日5組だけ/老舗のおもてなしを学べます)
・鮮魚料理の調理スタッフ ◎未経験からプロの技を身につけられます。
こうすることで、仕事内容がわかりやすくなりました。働き方や身につくスキルなど、特徴的なポイントも加えることで、より目にとまりやすい職種名となります。
仕事内容
仕事内容のポイントは、職種名と同様に、「どんなお店でどんな仕事をするか」という情報が大切。さらに「自分にできるか」が判断できるような情報を盛り込むことで、応募を促進できます。そのためにおさえたい情報は下記の通りです。
・店舗全体について(業態・コンセプトなど)
・提供するメニューについて(種類・価格帯・特徴など)
・客層(年齢・性別・来店する動機・回転率など)
・一緒に働く人
・入社後に学べること
また、調理スタッフの場合は「どの程度自分で調理するのか(下処理から行なうのか、下処理済みのものの仕上げのみなのか、など)」というポイントもおさえましょう。
✕イマイチな仕事内容
カフェでの接客などをお任せします。入社後は研修を行なうため、未経験からも始められます。
Goodな仕事内容
オーガニック食品にこだわったカフェで接客などをお任せします。メニューのご紹介・お好みに合わせたメニューのオススメなどを行なってください。オーガニック食品の知識やオススメのコツなどは、オープン当時から働く先輩たちが1~2ヶ月かけて教えます。
◎提供するのは、ヘルシーなワンプレートメニュー。
旬の野菜や果物をふだんに使ったワンプレートメニューが中心です。ランチは5~6種類から選べるデリが人気。ディナーは、メインディッシュを魚・ソイミートから選んでいただきます。
◎お客様は、食や健康への関心が高い20~30代の女性が中心。
「身体にやさしい食事がしたい」「TVで話題のオーガニック食品を食べてみたい」といったキッカケでご来店される方が多いです。お好みや気になることなどをお伺いして、季節ごとのメニューをご紹介しましょう。
応募資格
応募資格のポイントは「自分が対象者だ」「自分にもできる」と分かるようにすること。経験の有無だけでなく、具体的なスキルや知識、資格などについても詳しく書くと良いでしょう。
✕イマイチな応募資格
・飲食店スタッフ経験1年以上
・料理が好きな方
Goodな応募資格
~経験者募集の場合~
<学歴不問>
・飲食店スタッフの経験(業態は不問/お客様のご案内・料理の提供・レジ打ちができればOK)
◎「アルバイト経験だけ」という方歓迎!
~未経験者募集の場合~
<未経験歓迎/学歴不問>
・ 料理を仕事にしたいという意欲がある方(実務経験がなくても、包丁で食材の下ごしらえをしたことがあればOK)
スキルや知識などは、客観的に判断できるようなレベルを記載することがポイント。「不問」「歓迎」とすることは、その旨を明記しましょう。
給与・年収例
給与は多くの人が注目する項目なので、少しでも魅力的に見せる工夫をしたいですね。「月給」だけでなく、「月収(手当なども含んだ手取り額)」も提示すると良いでしょう。歩合給や手当がある場合は、その詳細もぜひ記載を。
✕イマイチな給与・年収例
・月給18万円以上
Goodな給与・年収例
・月給18万円以上+各種手当・賞与
※スキルや経験などを充分に考慮して決定します。
※月収イメージ…20万円(入社1年目/27歳)
[年収例]
310 万円(入社1年目/27歳)
420万円(入社3年目/30歳)
530万円(入社5年目/32歳 ※店長)
入社時点だけでなく、昇給していくイメージが抱けるような例もあると魅力がアップ。役職についたときの収入イメージもあわせて示しましょう。
休日休暇
休日休暇は、飲食店スタッフの志望者が特に注目する、働きやすさを示す項目です。給与と同じように、「日数」「取得の仕方」などを詳細に記載しましょう。
✕イマイチな休日休暇
・月8~10日休み
・祝日
・その他長期休暇
Goodな休日休暇
・月8~10日休み(日曜+平日はシフト制/月2日まで希望の日に休めます)
・夏季休暇(4日間)
・年末年始休暇(3日間)
・有給休暇(取得率9割以上)
・慶弔休暇
飲食店スタッフの採用成功事例
職種名:紅茶のアドバイザー<完全週休2日制、賞与年2回!>
採用エリア:東京都、神奈川県
給与:月給20万円以上 + 賞与年2回 【年収例】425万円/30歳(入社4年目)
応募数:123名
内定数:1名
職種名:給食の調理スタッフ(料理が好き、という気持ちさえあればOK)★残業ほぼナシ/研修充実!
採用エリア:埼玉県、東京都、神奈川県、千葉県
給与:未経験:月給18万400円~30万円以上 経験あり:20万8000円~
応募数:69名
内定数:3名
職種名:高級焼肉店の店長(未経験からの挑戦を歓迎します)■完全週休2日制・月給40万円以上
採用エリア:大阪府
給与:月給40万円以上+各種手当 ※経験・能力を考慮【初年度想定年収450万円】
応募数:100名
内定数:4名
この他にも、エン転職には「飲食店スタッフ」の豊富な採用成功事例があります。その一部を、以下の「エン転職の採用成功事例サイト」で紹介しております。実際に掲載された求人広告・応募数・入社数も公開しておりますので、ぜひご参考ください。
優秀な飲食店スタッフ経験者から「内定承諾を増やすコツ」
採用難易度が高く、競争率の高い飲食店スタッフの募集。より優秀な人材からの応募を集め、入社してもらうためのコツをご紹介します。
採用サイトを充実させる
エン・ジャパンの独自アンケートにより「転職活動中、企業に関する情報収集は、どのように行ないますか?」という質問をしたところ、求職者の7割が「採用サイト(企業ホームページ内の採用ページ)を確認する」と回答。
顧客向けのサイトではなく、求人専用の採用サイトがあることが大切です。「情報が古く更新されていない」「そもそも採用サイトがない」という状況では、求職者の不安を抱かせてしまう可能性もあります。ご注意ください。
クチコミを活用する
採用サイトに次いで注目されているのは、「クチコミサイト」。今や、インターネットでクチコミを投稿できる時代ですから、求職者の多くがクチコミを検索してチェックし、求人情報や採用サイトなどと比較しているのです。
ネット上でよくない評判や噂があれば、応募を迷う・面接を辞退する方も。まず、自社のクチコミはしっかり把握しておいてください。
エン・ジャパンが運営する企業クチコミサイト『エンゲージ 会社の評判』では、社員・元社員から書き込まれているクチコミに対して、企業側から意思や考えを伝えることができるコメント機能も搭載。この機能を使って、求職者の不安払拭を行なうと、辞退者の減少につなげることができます。
選考に「既存社員との質疑応答」を取り入れる
役員や人事と行なう面接では、求職者が聞きづらい質問もあるでしょう。たとえば、現場の忙しさであったり、上司との関係性であったり。そこで、面接担当者以外の既存社員とコミュニケーションを取れる時間を設けることで、求職者の不安を払拭できます。また、質疑応答中は気兼ねなく質問できる雰囲気をつくることが重要なため、採用担当者は席を外すと良いでしょう。
面接で応募者の悩みに寄り添う
面接では、求職者を見極めることばかり優先してしまうかもしれません。そうして、自社の魅力づけを怠ってはいないでしょうか? 求職者は様々な企業に応募し、比較検討しています。よって、人材を見極めると同時に、面接の場で「魅力づけ」を行なう必要があるのです。面接を通して、求職者に「この企業に入りたい」と思ってもらえるような対応を心がけましょう。
「応募者の悩みに寄り添う」というのも、面接でできる魅力づけのひとつ。転職理由についてヒアリングした上で、自社ならどのように悩みや不満を取り除けるか一緒に考える姿勢を持つことが重要です。
たとえば、飲食店スタッフによくある「残業が多くてプライベートが犠牲になっている」といった悩みや不満を抱えている人もいるはず。そんな時は、「うちならこんな働き方ができる」「実際にこんな先輩スタッフがいる」など、自社の魅力を伝えていけば、魅力を感じてもらいやすくなります。
面接結果は可能な限り早く連絡する
面接結果の通知は、できる限りスピーディーに行ないましょう。もし「どうしても入社してほしい」という人材がいた場合は、面接を行なった日のうちに電話で内定の連絡をするのもオススメ。連絡をする際には「あなたの~~~という点を評価しているので、ぜひ入社してほしい」という思いまで伝えられると、企業側の「本気度」が伝わります。内定率をあげることにつながるポイントです。
飲食店の採用成功事例
店長候補、接客スタッフなどの飲食店の採用成功事例をご紹介します。ぜひ参考にしてください。
株式会社アミーゴ
- 職種:店長候補
- エリア:東京都
- 従業員:0名(代表と役員のみ/募集時点)
- 応募効果:応募40、面接10、内定2、入社2
事業立ち上げ1年目、社員数0名の会社です。求人の工夫により、意欲のある即戦力2名の採用に成功しました!
▼事例の詳細、実際に掲載された求人広告は以下からご覧いただけます。
株式会社青柳総本家
- フードサービス・飲食
- エリア:愛知県
- 従業員:125名(募集時点)
- 応募効果:応募27、面接9、内定6、入社5
事業立ち上げ1年目、社員数0名の会社です。求人の工夫により、意欲のある即戦力2名の採用に成功しました!
▼事例の詳細、実際に掲載された求人広告は以下からご覧いただけます。
この他にも、販売・サービス系の採用事例を、実際に掲載された求人画像と、その応募数とともに以下のサイトで紹介しています。是非合わせてご参考ください。
飲食店業界で採用するなら、まずはエン転職にご相談ください!
飲食店スタッフの採用のコツを、様々な側面からご紹介してきました。「全て準備・進行できるだろうか?」と不安になる方もいらっしゃるかもしれませんが、採用担当者の方が1人で悩む必要はありません。採用活動を成功させるには、プロと協力することも大切です。
エン転職は、飲食業界にも強い求人サイトです。下のグラフはエン転職に登録している求職者の経験業種・経験職種をまとめたーデータです。
飲食を含むサービス業界の経験者が飛び抜けて多いことが分かります。エン転職の会員数は1100万人超。つまり飲食を含むサービス業界経験者が310万人以上、飲食を含むサービス系の職種経験者が230万人以上いることになります。
飲食経験の豊富な人材が多いため、経験者採用にも期待できます。そして、エン転職には取材のプロであるディレクターと、求人専門のコピーライターが在籍。ご相談いただければ、採用サイトの作成だけでなく、クチコミ活用もまとめてお任せいただけます。もちろん、強み・弱みの整理や、採用基準の設定なども含めてサポート可能です。ぜひ、お気軽にお問い合わせください。
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