ハローワーク求人の出し方|窓口・インターネットサービスでの手続きとコツ
ハローワークは、日本全国500か所以上に設置されている雇用サービス機関です。厚生労働省が運営している公的機関なので、企業側・求職者側ともに無料で利用できます。
本記事ではハローワークに求人情報を掲載したい企業向けに、求人の出し方とポイントを解説します。窓口での手続き方法・ハローワークインターネットサービスを活用した手続き方法をどちらも紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
目次[非表示]
- 1.そもそもハローワークとは?
- 2.ハローワークの窓口で求人を出す方法
- 2.1.管轄のハローワークで事業所登録する
- 2.2.求人申込書を記入して提出する
- 2.3.求人票・事業所確認票を受領する
- 2.4.求人情報が反映される
- 3.ハローワークインターネットサービスを利用して求人を出す方法
- 3.1.求人者マイページを開設する
- 3.2.事業所情報を入力する(仮登録)
- 3.3.求人情報を入力する(仮登録)
- 3.4.管轄のハローワーク窓口で内容を確認する(本登録)
- 4.ハローワークに出した求人の有効期限
- 5.ハローワークに求人を出すときのポイント
- 5.1.求職者の目線で求人を書く
- 5.2.求人には最新情報を記載する
- 5.3.読みやすく・わかりやすく書く
- 5.4.求人に自社の魅力・仕事の魅力を盛り込む
- 6.まとめ
そもそもハローワークとは?
ハローワーク(公共職業安定所)は、厚生労働省が運営する雇用サービス機関です。日本全国500か所以上に設置されており、企業側・求職者側ともに無料で利用できます。
ハローワークで利用できるサービスには、以下のような内容があります。
- 求人の掲載・閲覧
- 雇用保険の手続き
- 職業訓練の相談・受付
- 職業紹介・就職サポート
- 就活セミナーなどイベント案内
ハローワークについてより詳しく知りたい方は、こちらの記事をあわせてご覧ください。
▼掲載費用0円!ハローワークを活用して「採用成功」を勝ち取るコツ
ハローワークの窓口で求人を出す方法
ハローワークで求人を出す方法は、大きく分けて以下の2つです。
- ハローワークの窓口で求人を出す方法
- ハローワークインターネットサービスを利用して求人を出す方法
まずは、窓口で求人を出す方法について解説します。
管轄のハローワークで事業所登録する
ハローワークは地域ごとに管轄が決まっています。自社の地域を管轄しているハローワークを探して窓口へ行き、事業所登録を行ないましょう。管轄のハローワークはこちらのサイトで調べられます。
事業所登録はハローワークの端末で入力するか、事業所登録シートに記入して行ないます。事業所名・代表者名・事業所住所などを指示に沿って登録しましょう。
求人申込書を記入して提出する
次に、求人申込書を記入して提出します。仕事内容・就業時間・雇用形態・雇用期間・休日数・給与など、求人情報を詳しく記入しましょう。
求人申込書は、求職者が入社後の働き方をイメージしやすいように、なるべく具体的に書くのがポイントです。求人申込書の記入マニュアルはこちらのページでご確認いただけます。
求人票・事業所確認票を受領する
事業所登録・求人申込書の提出を終わらせると、ハローワーク職員が求人票を作成します。作成された求人票と事業所確認票を受け取ったら、手続き完了です。登録された内容に誤りがないか、よく確認しましょう。
求人情報が反映される
求人票が作成されると、求人情報がハローワーク内の端末や掲示板、ハローワークインターネットサービスに反映されます。また、求人検索エンジンIndeed(インディード)にも同時掲載されるので、求人情報が多くの求職者に届きやすくなるでしょう。
ハローワークインターネットサービスを利用して求人を出す方法
ハローワークインターネットサービスは、ハローワークのサービスをWeb上で受けられるプラットフォームです。求人情報の掲載・閲覧などをWeb上で行なうことができます。
ここからは、ハローワークインターネットサービスを利用して求人を出す方法について解説します。
なお、ハローワークインターネットサービスについてより詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。
▼ハローワークインターネットサービスとは|利用方法ほか無料サービスも紹介
求人者マイページを開設する
まず、ハローワークインターネットサービスで求人者マイページを開設します。求人者マイページとは、求人を募集したい事業者が、事業所情報や求人情報の入力、求人情報の内容変更などを行なうページです。
求人者マイページは、会社のパソコンなどから開設できます。トップページで「事業所登録・求人申込み(仮登録)」のボタンを押し、メールアドレスやパスワードなどを登録しましょう。詳しい開設方法は、こちらのサイトでご確認いただけます。
事業所情報を入力する(仮登録)
求人者マイページを開設したら、事業所情報を入力します。初めてハローワークに求人を出す場合は、求人申し込み実績のページで「事業所情報を入力」のボタンを押し、事業所名・代表者名・事業所住所などを入力しましょう。なお、この時点ではまだ仮登録の状態となります。
求人情報を入力する(仮登録)
事業所情報を入力したら、求人情報の入力へ移ります。新しい求人を申し込む場合は、求人者マイページの「新規求人情報を登録」ボタンを押し、画面の指示に従って求人情報を入力しましょう。
なお求人情報も、この時点ではまだ仮登録の状態です。「事業所情報や求人情報に虚偽の登録はないか」「求人が労働基準法に違反していないか」などを確認するため、最後にハローワーク窓口での手続きが必要となります。
管轄のハローワーク窓口で内容を確認する(本登録)
事業所情報と求人情報を仮登録したら、管轄のハローワークへ行き、窓口で登録内容を確認してもらいましょう。ハローワーク職員が内容を確認し、問題なければ求人が受理・公開されます。
なお、初めて求人者マイページから申し込みした場合は、ハローワーク職員が事業所訪問・電話による申込内容の確認などを行なうケースがあります。
ハローワークに出した求人の有効期限
ハローワークに出した求人の有効期限は翌々月末です。求人を申し込んだ日にちに関係なく、翌々月末が有効期限となります。
▼ハローワークに出した求人の有効期限の例
- 4月1日に申し込み→6月末日が有効期限
- 5月10日に申し込み→7月末日が有効期限
- 6月20日に申し込み→8月末日が有効期限
例のように、申し込みした日にちに関係なく、有効期限が翌々月末となります。ハローワークに求人を出したいとお考えの場合は、なるべくその月の前半に申し込みした方がよいでしょう。
ただし「求人への応募がなかった」「求人を出したが採用できなかった」などの場合、採用の目途がつきそうであれば、有効期限の延長が認められます。有効期限が完全に過ぎてしまったときは、再登録の手続きを行ないましょう。
ハローワークに求人を出すときのポイント
続いて、ハローワークに求人を出すときのポイントを4つ解説します。求人の書き方は、応募率に影響しますので、以下の4点を押さえておきましょう。
求職者の目線で求人を書く
求人を書くときは、求職者が「どのような情報を求めているのか」を意識して書きましょう。以下のグラフは、エン・ジャパンが求職者へ行なったアンケート調査の結果です。
グラフを見ると、「会社に関する情報・仕事に関する情報・待遇に関する情報」のなかで、求職者が特に重視している項目がわかります。
応募を集めるためには、求職者が求めている情報をなるべく具体的に求人へ記載し、入社後の生活や働き方をイメージしやすくすることが大切です。
求職者が重視している項目を具体的に記載し、興味関心を惹きつけられるようにしましょう。
求人には最新情報を記載する
求人には必ず最新情報を記載しましょう。現状と違う古い情報が記載されていると、応募後や入社後に求職者とトラブルになる恐れがあるためです。
また、古い情報がずっと掲載されていると、求職者に「人気がなくて採用できない会社なのかな?」と誤解を与えてしまう可能性もあります。掲載情報に変更点があれば適宜修正し、最新の状態を保つようにしましょう。
ハローワークインターネットサービスを利用している場合は、求人者マイページから求人情報を修正・変更できます。窓口でも対応してもらえるので、変更方法がわからない場合は相談してみるとよいでしょう。
読みやすく・わかりやすく書く
求職者は、数多くの求人情報を並行して比較検討しています。読みやすくわかりやすい求人でないと、内容を確認してもらえない可能性があるので注意しましょう。
- 専門用語を使わずに簡単な言葉で書く
- 業務内容が複数ある場合は箇条書きにする
- 社内独自の言葉は一般的な表現に置き換えて書く
求人を書くときは上記のような工夫を施し、誰もが読みやすく、理解しやすい書き方をするよう心がけましょう。
求人に自社の魅力・仕事の魅力を盛り込む
求人に自社の魅力・仕事の魅力を盛り込むと、応募促進につながります。求職者から「この会社に勤めてみたい」「この仕事をやってみたい」と思ってもらえるように、求人で自社を魅力づけしましょう。
求職者が応募したくなる求人の作り方は、こちらの資料でわかりやすくご説明しています。以下より無料でダウンロードしていただけますので、求人を書く際にお役立てください。
▼「応募したくなる求人広告の作り方」を無料ダウンロードする
まとめ
ハローワークに求人情報を掲載したい企業向けに、求人の出し方とポイントを解説しました。
ハローワークは無料で使える雇用サービス機関なので、数多くの企業が利用しています。採用に関してわからないことがあれば、窓口での相談も可能なので、有効活用するとよいでしょう。
しかし求人を自分で書く必要があるため、応募促進につながる書き方がわからず、戸惑うこともあるでしょう。
「応募効果の高い求人を出したい」「求人の書き方をプロフェッショナルに相談したい」とお悩みの場合は、ハローワークとともに求人広告サイトを併用するのがオススメです。
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