ハローワークの求人に応募が来ない原因と対策、応募を増やすコツも解説
費用をかけずに採用する方法として、真っ先に思い浮かぶのが「ハローワーク」です。上手く活用できれば、コスト0円で望んだ人材を採用する、といったことも可能。しかしそのためには、ハローワークを正しく理解することと、コツを踏まえて活用することが必要です。
この記事では、そもそも本当にハローワークは無料なのか?といった点から、ハローワークに求人を掲載するメリット・デメリット、「どうすれば求人を掲載できるのか?」「応募を集めやすい記載のコツは?」といったポイントまで解説します。費用を抑えて採用をしたい採用担当者・経営者の方におすすめです。
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目次[非表示]
- 1.ハローワークの求人に応募が来ない原因
- 1.1.求人票の内容が薄い・わかりづらい
- 1.2.雇用条件が魅力的に見えない
- 1.3.採用ターゲットがハローワークを利用していない
- 2.そもそもハローワークとは? 掲載費用など特徴を解説
- 3.ハローワークが抱えている課題点
- 3.1.以前よりも利用者が減少している
- 3.2.仕事探しの方法が多様化している
- 3.3.求人の露出が少なく埋もれやすい
- 3.4.求人に応募するハードルが高い
- 3.5.求人の情報量が少ない
- 3.6.経験豊富な人材が少ない
- 4.ハローワークを利用するメリット
- 4.1.無料で求人を掲載できる
- 4.2.無料なのに求人掲載期間が長い
- 4.3.相談員がいるので、はじめての採用でも安心
- 4.4.インターネット検索にも対応
- 5.どうすればハローワークに掲載できる?
- 5.1.全国のハローワークを訪問
- 5.2.事業所登録シートを記入
- 5.3.求人票を提出する
- 5.4.求人票を受け取る
- 6.ハローワークの求人に応募を増やすコツ
- 6.1.職種名をわかりやすく書く
- 6.2.仕事内容を詳細に・わかりやすく書く
- 6.3.求人条件にかかる特記事項・備考で魅力を伝える
- 6.4.画像を掲載して職場の雰囲気を伝える
- 7.ハローワークで採用できなかった…でも無料ならノーダメージ?
- 8.ハローワークで採用できないなら、エン転職へ
ハローワークの求人に応募が来ない原因
「ハローワークに求人を掲載したものの、なかなか応募が来ない…」とお悩みの企業は多いものです。ハローワークの求人に応募が来ない主な理由には、以下の3点が挙げられます。
求人票の内容が薄い・わかりづらい
ハローワークの求人票は、記載できる内容や情報量が限られているので、書き方を工夫しないと、内容が薄くわかりづらい求人になってしまいます。
求人票を見た求職者が、「仕事内容の詳細がわからない」「どんな就労環境なのか想像できない」などの疑問や不安を感じると、応募を敬遠されてしまう可能性があります。
決められたフォーマットのなかでも書き方を工夫し、求職者が安心して応募できるよう情報提供することを心がけましょう。
雇用条件が魅力的に見えない
応募を集めるためには、求職者が求人票を目にしたとき、雇用条件が魅力的に見えなくてはなりません。記載された雇用条件に、以下のような傾向がある場合、できるだけ改善する必要があります。
- 募集業務の相場に比べて給与が低い
- 業務内容や責任範囲が重大な割に待遇が良くない
- 週休1日・隔週休2日など他社に比べて休日数が少ない
求人はどうしても競合他社と比較されるため、自社がより魅力的に見えるような工夫を施さなくてはなりません。給与や賞与を上げるのが難しい場合は、福利厚生制度を充実させるなどして、求職者を惹きつけましょう。
採用ターゲットがハローワークを利用していない
厚生労働省の資料「一般職業紹介状況(職業安定業務統計)雇用関係指標」では、ハローワーク利用者のうち、約60%が40歳以上と発表されています。29歳以下の利用者は約20%です。
ハローワークは企業・求職者ともに無料で使える便利な雇用サービス機関ですが、利用者にやや偏りがあります。自社の採用ターゲットが、ハローワークを利用して求職活動をしていなかった場合、求める人材からの応募を得られない可能性があるといえるでしょう。
ハローワーク以外の求人募集方法や、求人サービスの選び方を知りたい場合は、以下の記事が参考になります。こちらの記事とあわせてご覧ください。
▼効果的に求人を募集する方法10選! 選び方や採用成功のポイントも解説
そもそもハローワークとは? 掲載費用など特徴を解説
ハローワークは、厚生労働省が運営する雇用サービス機関です。事業所登録など必要な手続きを行なえば、利用料0円で求人を掲載できます。
ここからは掲載料がかからない理由や、ハローワークのメリット・デメリットを解説します。求人への応募を増やすため、ハローワークの特徴について理解しておきましょう。
怪しい? ハローワークが無料な理由
「ハローワークって、本当に無料で求人を掲載できるの?」「掲載開始後に、費用がかかるのでは?」という疑問を抱いた方もいらっしゃるかもしれません。
ですが、その心配には及びません。結論、ハローワークへの求人掲載は完全無料。応募数や、入社決定数に応じて追加費用がかかることもありません。
その理由は、ハローワークの運営元にあります。実はハローワークとは、厚生労働省が運営する「公共職業安定所」の愛称であり、職業紹介をはじめとするサービスを無償で提供しているものなのです。
民間が運営する採用サービスだと、掲載料金などで売上をあげる必要がありますが、ハローワークは国が運営元なので、その必要がないということ。安心して、無料で利用し続けられるサービスです。
ハローワークが抱えている課題点
無料で求人を掲載できるハローワーク。しかしハローワークにも、いくつか課題点があるので解説します。
以前よりも利用者が減少している
ハローワークは、以前に比べて利用者が減少しています。厚生労働省が発表した資料によると、ハローワークの新規求職申込件数は、以下のような推移となっています。
令和元年度 |
令和2年度 |
令和3年度 |
令和4年度 |
471.3万人 |
462.6万人 |
463.0万人 |
458.6万人 |
出典:厚生労働省「公共職業安定所(ハローワーク)の主な取組と実績」
表を見るとわかる通り、ハローワークの利用者は減少傾向です。利用者が徐々に減っているため、求人を掲載しても、以前に比べると応募が集まりにくくなっているといえるでしょう。
仕事探しの方法が多様化している
近年、インターネットやIT技術の発展により、仕事探しの方法が多様化しています。ハローワークだけでなく、一般の企業が運営する求人サイトや転職エージェント、人材紹介サービスなど多種多様な方法が増えているため、求職者が利用するサービスにバラつきが生じているのです。
ハローワークの利用者が減少している理由にも、仕事探しの方法の多様化が挙げられるでしょう。今やスマートフォンで仕事を探すのが当たり前になっている時代。今後もこの傾向は続くと予想されます。
求人の露出が少なく埋もれやすい
ハローワークを利用する求職者は減少傾向ですが、求人の掲載が無料であるため、利用する企業は多くなっています。掲載されている求人数が、有料の求人サイトに比べると桁違いに多いため、自社の求人を掲載しても埋もれてしまう可能性があります。
また、有料の求人サービスとは異なり、ハローワークには求人の掲載順位を上げる方法がありません。どれだけ仕事の条件が良くても、求人を見つけてもらえない限り応募にはつながらないため、人材を早期に募集したい場合は注意が必要です。
求人に応募するハードルが高い
ハローワークは求職者からすると、求人に応募するハードルがやや高いサービスです。民間の求人サービスから応募する場合、インターネットの応募フォームに必要な情報を入力し、クリックひとつで気軽に応募できたり、電話1本で応募が完了したりするケースが多いでしょう。
しかし、ハローワークを経由して求人に応募する場合は、窓口に出向いて職員から紹介状を発行してもらうなど、応募までにこなす手続きが増えます。
近年、ハローワークに掲載されている求人をインターネットで検索できる「ハローワークインターネットサービス」も登場しましたが、利用するためには求職申込みが必要です。
ハローワークでは応募書類の添削や、仕事探しへのアドバイスなどのサポートを受けられるため、求職者にとって便利な側面もあります。しかし応募ハードルの高さゆえに、利用を避ける人もいるため、ハローワークに求人を掲載するだけでは出会えない人材も多いのです。
求人の情報量が少ない
ハローワークに求人を掲載する際は、指定の求人票に情報の記載をしていきます。求人票は、記載事項や文字数などが制限されたフォーマットとなっており、雇用形態・給与・休日休暇・待遇・試用期間の有無といった必要最低限の情報しか記載できない仕様です。
たとえ仕事のやりがいや職場環境の魅力をアピールしようと思っても、記入できるスペースはかなり限られており、なかなか難しいでしょう。情報量が少ないゆえに「伝えたいことを全部伝えられない」ともどかしさを感じる可能性があります。
経験豊富な人材が少ない
ハローワークの利用者は、どちらかというと、就業先が見つからずに困っている未経験者層が多い傾向があります。特定の技能・知識を持つ人材や、経験豊富な人材は、ハローワーク以外の方法で仕事探しをしているケースが多いのです。
経験の有無やスキル問わず、幅広い層からの応募を集めたい場合や、入社後に育成をする余力がある場合は気にすることはありませんが、即戦力となる人材を求めている場合は、なかなか理想の人材からの応募が見込めず、苦戦する可能性があるでしょう。
ハローワークを利用するメリット
採用にコストをかけられない企業でも安心して使えるハローワーク。そのメリットはどのような点にあるのか。4つのメリットをまとめました。
無料で求人を掲載できる
ハローワークは、国が運営する職業紹介サービスです。そのため、求人を掲載するのに費用は一切かかりません。
大手転職サイトなど、民間運営の採用サービスを利用するのには、最低でも数十万円の費用がかかってしまいます。その差を考えると、コスト面でのメリットが一番大きいと言えるでしょう。
無料なのに求人掲載期間が長い
求人を掲載する際、気になるのが「どのくらいの期間、求人がサイト上に表示されるか」という点です。基本的に、掲載期間が長ければ長いほど、求職者との接点が増え、応募につながる可能性が高まるためです。
民間運営の大手転職サイトだと、この掲載期間を1ヶ月程度に設定しているところが多いです。一方、ハローワークの求人掲載期間は3ヶ月。しかも、更新をすれば、何ヶ月でも掲載を続けられるという特徴があります。
「良い人がいれば採用したい」というニーズの場合や、そこまで採用を急がない場合は、長期的に求人を掲載できるハローワークが適していると言えます。
相談員がいるので、はじめての採用でも安心
またハローワークを活用するメリットとしては、相談員の存在が挙げられます。初めての採用活動で不慣れだったとしても、相談員のアドバイスを受けながら掲載を進めることが可能。進め方の不安を適宜解消しながら活用できるので、安心です。
インターネット検索にも対応
ハローワークといえば訪問型の職業相談所、といったイメージを持たれる方が多いかもしれませんが、最近では「ハローワークインターネットサービス」というものが登場しています。
検索ページから希望職種・勤務地・雇用形態などを入力することで、簡単に条件にマッチした求人がヒットする、というネット上のサービスです。
相談所に出かけずとも気軽に仕事探しができるため、求職者の動きはより活発になり、それだけ自社の求人を見つけてもらえる可能性が高まります。求人を掲載する側からしても、メリットは大きいのです。
それだけではありません。実はハローワークに求人を掲載することで、CMで話題の「Indeed(インディード)」に、自動で求人が掲載される仕組みまで存在します。
※「Indeed(インディード)」とは、「求人版のGoogle」とも呼ばれる求人検索エンジン。複数の転職サイトや、ハローワークに掲載されている求人を、一括で検索できるようにしているサービスです。
ちなみに、Indeedは世界60ヶ国以上に利用者がおり、日本国内だけでも月間PVは2500万以上。無料でここまで露出を増やせるというのは、なかなかお得感がありますね。応募数もより期待できるようになるかもしれません。
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どうすればハローワークに掲載できる?
全国のハローワークを訪問
求人を掲載するためには、ハローワークの窓口を訪ねて手続きを行なうか、ハローワークインターネットサービスを使って行なう方法があります。ハローワークは全国544箇所にあるため、勤め先の近くにもあるはずです。管轄のハローワークを以下のサイトから探してみましょう。
※全国ハローワークの所在案内はこちらから検索できます。
事業所登録シートを記入
ハローワークでの求人掲載が初めての場合は、最初に事業所登録を行なう必要があります。事業所登録には2つの方法があります。
1つは、ハローワークに出向いた後、ハローワークの端末で入力するか、用紙に記入する方法。
もう1つは、ハローワークインターネットサービスにアクセスし、求人者マイページを開設して行う方法です。
事業所名、代表者名、創業年、資本金、住所、連絡先、事業内容といった会社の基本的な情報を記入していきましょう。
求人票を提出する
事業所登録が済んだら、求人申込書を記入します。求人申込書も、ハローワークへ出向いて手続きする方法と、社内パソコンなどから求人者マイページにアクセスして求人情報を入力する方法があります。
記載する内容は、雇用形態や雇用期間、仕事内容、就業時間、休日数、給与、昇給・賞与の有無といった求人条件にかかわる情報を記載すればOKです。
求人票を受け取る
手続きが完了したら、求人票の控えを受け取り、内容に誤りがないか確認しましょう。ハローワークの利用が初めての場合は、事業所の確認票も発行・支給されます。ハローワークインターネットサービスの求人者マイページより初めて申し込みをした際には、ハローワークの職員より事業所訪問や電話確認などが行なわれる場合があります。
具体的な求人作成のコツについては、次の項目で解説します。
ハローワークの求人に応募を増やすコツ
ハローワークの求人は、記入できるスペースが少なめです。だからこそ、限られたスペースの中でいかに自社の魅力を伝えるか、いかに他の求人との差別化を図るか、といった点が大事になります。
ここでは、職種名、仕事内容、求人条件にかかる特記事項・備考、そして画像の4つの項目において、良い事例・イマイチな事例をご紹介します。
職種名をわかりやすく書く
■職種名のポイント
パッと見て、どんな仕事か分かる職種名にこだわりましょう。例えば、世の中に多く存在する「営業」の求人。単に「営業」と書くだけでは、どんな仕事なのかがわからず、この会社ならではの魅力や仕事の特徴が伝わりきりません。
良い職種名は、その点が払拭されており、+αの魅力まで伝わるものになっていること。具体的にイマイチな例と、良い例を見てみましょう。
■イマイチな職種名
・法人営業
・経理
・映像制作担当
■Goodな職種名
・オフィス環境の提案営業
・自社の事業成長や上場を支える経理
・動画広告を企画から手がける!映像制作スタッフ
仕事内容を詳細に・わかりやすく書く
■仕事内容のポイント
職種名と同様、仕事内容の項目も工夫ができます。ポイントは、仕事の内容が具体的にわかり、魅力が伝えること。そして、必要に応じて「不安払拭」を行なうことです。ドライバーの求人を例に挙げて考えてみましょう。
■イマイチな仕事内容
・食品関係の配送業務
・トラックの運転
・荷物の運び込み
・各種事務業務など
※これでは、ドライバーの多くの仕事に当てはまる内容になってしまっており、具体的な業務イメージも浮かびません。加えて、どんな魅力のある仕事なのか、未経験者でも出来る内容なのかどうか、といったことも分からず、あまり良いとは言えません。
■GOODな仕事内容
中型トラックを運転し、お客様先の工場で製造される自動⾞部品を、関東エリアにある倉庫へ運びます。
入社後は、会社負担で中型免許やフォークリフト免許を取得。その後、先輩が運転する⾞の助手席に座るなどして、仕事の流れを覚える期間が2週 間以上あるので、ご安心ください。
都内の工場で積み込みを行ない、1日に2ヶ所ほど倉庫を回ります。走行距離は●km~●kmほど。遠方に行く場合は、高速道路を使用します。
運ぶものはネジやボルトなど小さな自動⾞部品で、1ケース●kg程。1回の配送で●~●ケースほどを運びます。積み下ろしにはフォークリフトを利用しますので、手作業での積み下ろしはありません。
※具体的に仕事の内容がイメージでき、なおかつ他のドライバー募集との差別化ポイントもわかります。この仕事なら未経験でもチャレンジできそうだ、無理なく始められそうだ、といった印象を与えることができる良い事例です。
求人条件にかかる特記事項・備考で魅力を伝える
■求人条件にかかる特記事項・備考のポイント
求人情報にかかる特記事項・備考は、求人票における自由アピール項目となります。他の項目では伝えきらない魅力や特徴をアピールすることが可能です。
例えば、職場の雰囲気(社員同士の仲の良さ)や、働きやすさをあらわす具体的な内容、仕事のやりがいなど。その際は、ありきたりな言葉を使うのではなく、できるだけ自社独自の内容を盛り込むように意識しましょう。
■イマイチな求人条件にかかる特記事項・備考
職場の雰囲気について:アットホームな職場です
働きやすさについて:残業はほぼなく働きやすいです
■Goodな求人条件にかかる特記事項・備考
職場の雰囲気について:プライベートでも仲がよく、休日はよくオンラインゲームをして盛り上がっています。
働きやすさについて:残業は1日10分程度。定時を30分も過ぎると、オフィスの電気は真っ暗です!
画像を掲載して職場の雰囲気を伝える
■画像のポイント
あまり知られていませんが、ハローワークの求人情報には画像も掲載することが可能です。
事業所ごとに10枚まで画像情報を登録し、求職者に公開することができます(インターネット上をのぞく)。
画像は、求人票上で唯一「視覚的に」会社や仕事の魅力をアピールできる項目ですので、ぜひこだわって作り込みたいところです。
■イマイチな画像
・何を示しているのか分からない商品やサービスの画像
・ダンボールやゴミ箱などが映り込むなど、散らかったままのオフィス風景の画像
・笑顔が見られない社員の画像
■Goodな画像
・社員が笑顔で語り合っている様子など、雰囲気の良さが伝わる画像
・18時をさし示す時計を見て、社員同士「お疲れ様」と言い合っている様子の画像
(残業が少なく、働きやすいことが分かる)
…など。求職者にどんな印象を持ってもらいたいか?といった狙いを持ち、魅力の伝わる画像を撮影・選定できると良いでしょう。
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ハローワークで採用できなかった…でも無料ならノーダメージ?
ハローワークに求人を掲載した結果、残念ながら「応募が集まらなかった」「採用ができなかった」といったケースもあり得ると思います。
ですが、ハローワークはそもそも掲載費用が0円。「採用できなくても無料だし仕方ない」「また時期を見て掲載すればいいや」などと考える方が多いのではないでしょうか。
しかし、いくら掲載費用が無料だからといって、採用コストが全くかかっていないと言ったら嘘になります。
採用コストとは、会社が人を採用するときにかかる、あらゆる経費のこと。このコストは、求人の掲載費用など外部に費やす「外部コスト」と、人事・採用担当の人件費をはじめとする「内部コスト」の大きく2つに分けられます。
つまり、ハローワークで採用に失敗した際「無料だからノーダメージだ」と捉えてしまうのは間違い。掲載費用にあたる外部コストは0円でも、掲載に費やした人件費=内部コストは一定以上かかってしまっているのです。
以上のことから、「ハローワークは無料だから、採用失敗しても気にしない」という考え方は正解とは言えません。これ以上無駄なコストを生まないためにも、採用がうまくいかなければ採用手法そのものを見直すことをオススメします。
ハローワークで採用できないなら、エン転職へ
せっかく求人を掲載するならば、一発で採用成功を目指したいところ。ですが、「思うように応募が集まらず、コストが無駄になっている……」という声も珍しくはありません。
ハローワークで採用がうまくいかない原因はいくつかありますが、1つは「求人が多く埋もれやすい」ということ。実は、ここ10年でハローワークに掲載される新規の求人数は急増しています。それだけライバルが多く、自社の求人が埋もれやすくなってしまっているのです。
また、「求職者層の変化」も原因に挙げられます。一昔前までは「転職といえばハローワークを活用する」というのが当たり前でしたが、採用手法は時代とともに変化するもの。スマホが普及し、手軽に情報を検索・入手できる今、「仕事を探すなら転職サイト」と考える人がほとんどなのです。
やはり、どれだけ外部コストを抑えられても、なかなか採用ができず内部コストがかさんでしまっては元も子もありません。それであれば、たとえ求人掲載にまとまった費用がかかってしまったとしても、一発で採用成功となれば、結果的にコスト削減につながる可能性が高いです。
以上のことから、求人作成のコツを試してもなかなか応募が集まらないようであれば、求人を見てもらえていない可能性が高いことをご認識いただき、有料サービスを含めて別の採用手法をご検討いただくことをおすすめします。
その際にはぜひ一度、『エン転職』にご相談ください。『エン転職』は有料のサービスにはなりますが、日本最大級の会員数を誇り「応募が集まりやすい」と好評をいただいている転職サイトです。話を聞くだけ、相談をするだけでも構いませんので、お気軽にお問い合わせください。貴社の採用成功に向けて、お力になれることがあるはずです。
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