ハローワークインターネットサービスとは|利用方法ほか無料サービスも紹介


「ハローワークインターネットサービス」のイメージ画像


ハローワーク(公共職業安定所)とは、厚生労働省が運営する雇用サービス機関のこと。一般的には窓口へ出向いて求人情報の掲載手続きをしたり、仕事探しをしたりするイメージがありますが、ハローワークの機能をWeb上で利用できる「ハローワークインターネットサービス」というサービスも設けられています。
 
本記事では、ハローワークインターネットサービスで可能なことや、利用方法などを解説します。また、ハローワークインターネットサービスと同じように、無料で利用できる求人媒体も紹介しますので、ぜひ採用活動にお役立てください。



目次[非表示]

  1. 1.ハローワークインターネットサービスとは?
  2. 2.ハローワークインターネットサービスで可能なこととは?
    1. 2.1.事業者(求人者)ができること
    2. 2.2.求職者ができること
  3. 3.ハローワークインターネットサービスの利用方法
    1. 3.1.事業者(求人者)の利用方法
    2. 3.2.求職者の利用方法
  4. 4.ハローワーク以外の無料で使える求人サービス
    1. 4.1.求人サイト
    2. 4.2.求人検索エンジン
    3. 4.3.採用支援ツール
  5. 5.最初に使うならengage(エンゲージ)がおすすめ
    1. 5.1.無料で求人を作成できる
    2. 5.2.求人を複数サイトにまとめて掲載可能
    3. 5.3.無料で採用ページを作れる
  6. 6.まとめ


ハローワークインターネットサービスとは?


ハローワークインターネットサービスTOPページ


ハローワークインターネットサービスとは、厚生労働省が運営する雇用サービス機関「ハローワーク(公共職業安定所)」のWebサービスです。事業者は求人票を掲載でき、求職者はハローワークに掲載された求人をWeb上で検索できます。
 
ハローワークインターネットサービスは、2020年1月より仕様変更され、以下のような機能が追加されました。

  • 求人票のフォーマットを一新し、情報量が増加
  • スマートフォン・タブレットでの表示に対応
  • 求職者マイページを開設

マイページ機能が拡充されたことで、求職者が検索条件を保存したり、オンライン上で求人へ応募したりすることも可能となりました。
 
また2022年3月より、マイページを通して求職情報を公開している求職者に対し、事業者が応募をリクエストできる機能も搭載されています。ハローワークインターネットサービスは以前よりも便利な仕様になり、多くの事業者・求職者から利用されています。


ハローワークインターネットサービスで可能なこととは?

ハローワークインターネットサービスで可能なことを詳しく見ていきましょう。事業者と求職者に分けて解説します。


事業者(求人者)ができること

ハローワークインターネットサービスで事業者が可能なことは、以下の通りです。 

  • 求人者マイページを開設する
  • ハローワークに求人票を掲載する
  • 事業者のPR情報を求職者へ公開する
  • 雇用保険や雇用助成金の案内を確認する
  • 就職面接会や会社説明会などのイベントを探す 

参考:ハローワークインターネットサービス「初めてご利用になる求人者の方へ ~ハローワークのサービスについて~」


ハローワークインターネットサービスで、求人者マイページを開設すると、「求人の内容変更・ハローワーク経由の応募者管理・求職情報の検索・ハローワークへの選考結果の連絡」なども可能となります。
 
しかし、求人者マイページを開設するために事業者登録をするときは、事業所所在地を管轄するハローワークへ出向く必要があります。「求人に法令違反となる内容が含まれていないか」などを職員が確認するためです。
 
最初にハローワークの窓口へ出向く手間はありますが、無料で利用できる求人媒体で、なおかつ便利な機能が多数搭載されているため、活用するメリットは大きいといえるでしょう。


求職者ができること

ハローワークインターネットサービスで求職者が可能なことは、以下の通りです。

  • 求職者マイページを開設する
  • ハローワークに登録された求人情報を探す
  • オンラインでハローワークから職業紹介を受ける
  • オンラインでハローワークに登録された求人へ応募する
  • 求職情報を公開して事業者から応募リクエストを受ける
  • ハローワークトレーニング(求職者支援訓練)を検索する
  • 就職活動の進め方・応募書類の書き方などのオンラインセミナーを受講する

参考:厚生労働省「ハローワークのオンラインサービスのご案内」

 
ハローワークインターネットサービスで、求職者マイページを開設すると、「検索条件の保存・気になる求人の保存・選考結果の受信」などの機能も利用可能となります。
 
また、求職手続きの本登録は、ハローワーク窓口で行なう必要がありますが、仮登録まではインターネットサービスで実施できます。インターネットサービスで仮登録をしておくと、ハローワーク窓口での手続きが簡単になります。


ハローワークインターネットサービスの利用方法

続いて、ハローワークインターネットサービスの利用方法を解説します。こちらも事業者と求職者に分けて紹介しますので、参考にしてください。


事業者(求人者)の利用方法

ハローワークに求人を掲載するには、まず事業所登録を行なう必要があります。事業所登録の方法は以下の3つです。

  • 管轄のハローワークへ出向き、書類を記入して窓口で登録する
  • 管轄のハローワークへ出向き、PCに情報を入力して登録する
  • 会社のPCなどで事前に情報を仮登録してから、管轄のハローワークへ出向き本登録する

上記のうち3つ目が、ハローワークインターネットサービスを活用する事業所登録のやり方です。事業所登録をすると、求人者マイページを開設したり、求人を掲載したりするなどのサービスを利用できるようになります。
 
事業所登録の手順は、ハローワークインターネットサービスの「求人者マイページ開設方法(パスワードの登録・再設定)・退会等について」で詳しく説明されています。


求職者の利用方法

求職者がハローワークインターネットサービスを利用するときは、ハローワークでの求職申し込みが必要です。ハローワークで求職申し込みをする方法は、以下の3つです。

  • ハローワークへ出向き、書類を記入して窓口で申し込みする
  • ハローワークへ出向き、PCに情報を入力して申し込みする
  • 自宅のPCなどでハローワークインターネットサービスへアクセスし、情報を入力して申し込みする

ハローワークインターネットサービスで求職登録をする場合は、マイページアカウント登録を行なったあと、14日以内に求職情報を入力し、求職者マイページを開設します。
 
求職申し込みが済むと、前述した求人情報の検索や保存などのサービスを利用することが可能となります。求職申し込みの手順は、ハローワークインターネットサービス「求職申し込み手続きのご案内」で詳しく説明されています。


ハローワーク以外の無料で使える求人サービス

ここからは、ハローワーク以外の無料で使える求人サービスについて解説します。採用活動にかかるコストを抑えたいとお考えの方は、ぜひご覧ください。


求人サイト

求人サイトは、ひとつのサイト上にさまざまな企業の求人情報がまとめて掲載されているWeb求人媒体です。求人サイトは運営会社・雇用機関ごとに「特定の職種の採用に強い」「特定の年齢層の採用に強い」などの特色があります。
 
ハローワークインターネットサービスも、求人サイトの一種です。求人サイトには同サービスのように、事業者が無料で利用できるサイトもあれば、有料プランのサイトもあります。求人を掲載するときは、利用方法をよく確認しましょう。
 
無料で使える代表的な求人サイトには、以下のようなものがあります。

  • エンゲージ
  • 求人Free
  • げんきワーク
  • ジモティー

求人サイトの主なメリット・デメリットは以下の通りです。

メリット

  • 求職者に利用ユーザーが多いので、比較的早く採用できる可能性がある
  • Web媒体なので、幅広い求職者層に求人をアピールできる
  • サイト側が求人掲載のアドバイスをしてくれる場合がある
  • 求人の閲覧率や応募率などのデータを分析して採用活動に活かせる

デメリット

  • 求人の掲載期間や掲載数に制限がある
  • 利用企業が多いサイトだと、競合他社の求人に自社求人が埋もれる可能性がある
  • 有料プランがあるサイトの場合、求人を掲載すると採用できなくても料金の支払いが発生する


求人検索エンジン

求人検索エンジンは、ネット上から自動収集した求人をサイト内で検索できる求人媒体です。
 
求人検索エンジンで検索できる求人情報は、求人サイトに掲載されているものだけではありません。企業の採用サイトや、企業ホームページ内の採用ページに掲載された求人情報も、自動収集されています。
 
代表的な求人検索エンジンには、以下のようなものがあります。

  • indeed
  • 求人ボックス
  • Googleしごと検索
  • スタンバイ

求人検索エンジンのメリット・デメリットは以下の通りです。

メリット

  • 基本的に求人掲載が無料
  • 求人の掲載期間や掲載数に制限がない
  • すべての職種・雇用形態の求人を掲載できる
  • ほかの求人媒体よりも幅広い求職者層に求人を見てもらえる可能性がある

デメリット

  • 基本的に求人掲載無料なので、利用している企業が多く、求人情報が埋もれやすい
  • 求人をアピールするターゲットを限定できない
  • クリック課金型サービスの場合、応募がなくても求人がクリックされた時点で費用が発生する


採用支援ツール

「求人の掲載・採用サイトの作成・応募者の管理・適性テストの実施」など、採用に関する豊富な機能が揃っているツールを採用支援ツールといいます。採用支援ツールを使うと、求人の露出量を手軽に増やせるほか、求職者へ自社を多角的にアピールしやすくなるなどのメリットがあります。
 
無料で使える採用支援ツールでおすすめなのが、エン・ジャパンが運営するengage(エンゲージ)です。以降でengage(エンゲージ)の特徴を詳しく紹介します。


最初に使うならengage(エンゲージ)がおすすめ

ここからは、engage(エンゲージ)の特徴や、メリットについて解説します。代表的な無料求人サービスとengage(エンゲージ)を比較した以下の表をご覧ください。

無料求人サービスの比較表



無料で求人を作成できる

engage(エンゲージ)は無料で求人を作成・掲載できます。もちろん作成した求人は、あとから何回でも手直し可能です。求人の掲載期限も無いため、必要な人材を確保できるまで、長期的に掲載しておけます。
 
ハローワークインターネットサービスも無料で求人を掲載できますが、engage(エンゲージ)だと、求人の職種や条件などの項目をより細かく分けて掲載可能です。これにより、求職者が好みの職種・条件で求人を検索しやすくなります。


求人を複数サイトにまとめて掲載可能



engage(エンゲージ)で求人を掲載・作成すると、以下の求人サービスに自動掲載されます。

  • エンゲージ
  • indeed
  • 求人ボックス
  • Googleしごと検索
  • スタンバイ

ハローワークインターネットサービスは、ハローワークを利用している求職者にのみ、求人情報を提供できるオンラインサービスです。engage(エンゲージ)の場合は、同時に複数の求人サービスへ自社求人を掲載できるので、露出量を大幅に増やせるメリットがあります。


無料で採用ページを作れる

engage(エンゲージ)には、無料で採用ページを作れる機能があります。プログラミングなどの専門知識がなくても、テンプレートからデザインを選択したり、掲載したい項目に情報を入力したりするだけで、簡単に本格的な採用サイトが作成可能です。
 
以下はengage(エンゲージ)の採用ページ作成画面の一部分です。直感的に操作できる仕様になっており、「メッセージ・会社のこと・事業内容・働く環境」など、掲載したいコンテンツを簡単に作れます。

採用サイト制作画面

まとめ

ハローワークインターネットサービスについて、サービス内で可能なことや、利用方法などを解説しました。ハローワークは、厚生労働省が運営するしっかりとした雇用サービス機関で、求職者の年間利用数が多いため、事業者にとっても活用しやすいサービスとなっています。
 
「自社求人を無料で求職者へアピールしたい」とお考えの場合は、ハローワークインターネットサービスを利用してみるとよいでしょう。
 
また、ハローワークインターネットサービスと同じように、無料で利用できる求人媒体も複数あります。それぞれ特徴が異なるので、自社に適したサービスを選ぶことが大切です。


 
「採用活動の成功率を高めたい」「無料で効率よく求人の露出量を増やせる支援ツールを使いたい」とお考えの方は、ぜひ『engage(エンゲージ)』をご利用ください。
 
『engage(エンゲージ)』 は、エン・ジャパンが提供する国内利用社数No.1の採用支援ツールです。テンプレートを活用して、誰でも簡単に、しかも効果的な採用サイトを無料で作れます。
 
さらに、『engage(エンゲージ)』 は、無料で求人掲載することも可能。何件求人を掲載しても、求人から採用が決まっても、利用料はかかりません。
 
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エン転職 採用ノウハウ編集部
エン転職 採用ノウハウ編集部
「エン転職 採用ノウハウ編集部」は、HR業界で活躍している複数のメンバーで構成されています。構成メンバーは、現役の人事労務、1000社以上の企業を支援してきた採用コンサルタント、10年以上の経験を持つ求人専門のコピーライターなど。各領域の専門的な知識に基づき、企業の経営者・人事・採用担当者のお役に立てるように記事を執筆しています。 ※「エン転職 採用ノウハウ」はエン・ジャパン株式会社が運営している情報サイトです。
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