第二新卒の採用ノウハウを大公開!|新卒採用の代わりになる?
よく聞く「第二新卒」とは?|採用ノウハウを徹底解説!
・第二新卒の具体的な定義って?
・第二新卒採用は新卒採用の代わりになるの?
・第二新卒を採用するメリットは?
・どうすれば第二新卒を採用できる?
・第二新卒の採用・受入で注意すべきポイントは?
こうした疑問にお答えするのが、本記事です。
新型コロナウイルス感染症の拡大は、企業の採用活動にも大きな影響を及ぼしています。特にコロナ禍初期は、新卒採用向け会社説明会の多くが開催中止を余儀なくされました。本記事執筆時点では徐々に緩和されてきておりますが、新卒採用が難しいという点は変わっておりません。
採用人数が目標に届かず、どうやって補うべきか悩んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか。その解消の手段の一つが、第二新卒の採用です。現在、多くの企業から注目を浴びています。そこで本記事では、第二新卒の採用ノウハウについて徹底解説。ぜひ参考にしてください。
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目次[非表示]
- 1.よく聞く「第二新卒」とは?|採用ノウハウを徹底解説!
- 2.第二新卒とは?
- 2.1.第二新卒の定義
- 2.2.第二新卒は何歳まで?
- 2.3.第二新卒と新卒・既卒の違い
- 3.こんな場合は、第二新卒?それとも新卒?既卒?中途?
- 3.1.大学院卒業の場合
- 3.2.専門学校・短大卒業の場合
- 3.3.アルバイト・フリーターの場合
- 4.第二新卒の採用に注目が集まる理由
- 4.1.人手不足な企業が増えているから
- 4.2.新卒採用に苦戦する企業が増えているから
- 4.3.早期離職者が増えているから
- 5.新型コロナウイルスで加速する第二新卒採用ニーズ
- 6.第二新卒採用と新卒採用の違い
- 6.1.第二新卒採用は採用コストが低い
- 6.2.第二新卒採用は早期の活躍を期待できる
- 6.3.第二新卒採用はスケジュールを自由に決められる
- 7.第二新卒採用のメリット・デメリット
- 7.1.メリット
- 7.1.1.即戦力になりやすい
- 7.1.2.採用コスト、教育コストが抑えられる
- 7.1.3.業務の改善意見に期待できる
- 7.1.4.会社に馴染みやすい
- 7.2.デメリット
- 7.2.1.活躍人材の見極めが難しい
- 8.第二新卒の採用に最適な時期
- 9.第二新卒採用の注意点
- 10.第二新卒採用に一番オススメな採用手法
- 10.1.エン転職は若手会員比率業界No.1
- 10.2.エン転職は最も定着率が高い
- 10.3.エン転職は若手の関心が高いクチコミ機能を完備
第二新卒とは?
多くの企業から注目を浴びる第二新卒の採用ですが、明確な定義がよく分からないという方もいらっしゃると思います。第二新卒とは、一体何を指しているのでしょうか?第二新卒の定義から、第二新卒と新卒・既卒の違いまで、解説していきます。
第二新卒の定義
驚くかもしれませんが、第二新卒は法律で定められた定義がありません。一般的には、「学校を卒業して企業に就職したのち、3年以内に転職する人」のことを指します。とりあえず入社してみたものの、思っていた仕事と違ったり、他にやりたい仕事が見つかったりして、早期離職するケースが多いです。
第二新卒は何歳まで?
「大学・短大・専門学校や高校卒業後3年以内」が目安となるため、25歳までの若手を指すことが一般的です。しかし、法律で定められた定義がない分、企業によって捉え方が異なります。採用難により、第二新卒を「若手人材の採用」と広い意味で捉え、20代であれば第二新卒として受け入れている企業も少なくありません。
第二新卒と新卒・既卒の違い
新卒は「学校を卒業後、その年に就職する人」のことを指し、ほとんどの企業で定義が一致しています。一方、既卒は第二新卒と同じように明確な定義がありません。しかし、一般的には「学校を卒業後、一度も正社員として就職したことがない人」のことを指します。
こんな場合は、第二新卒?それとも新卒?既卒?中途?
新卒の定義はほぼ一致するものの、第二新卒と既卒の定義は企業によってさまざまです。そこで一般的な定義と照らし合わせ、「第二新卒」「新卒」「既卒」「中途」のどれに当てはまるかをタイプ別にご紹介します。
大学院卒業の場合
大学院を卒業後、その年に就職する場合は「新卒」です。大学院を卒業して企業に就職したのち、3年以内に転職する場合は「第二新卒」として扱われる可能性があります。
ほとんどの場合、大学院を卒業するのは24歳で、3年以内に転職するとしたら27歳。第二新卒は25歳までの若手を指すことが一般的ですが、年齢よりも社会人経験の年数で判断されることが多いです。そのため、第二新卒扱いとしている企業がたくさんあります。
専門学校・短大卒業の場合
専門学校・短大を卒業後、その年に就職する場合は「新卒」、3年以内は「第二新卒」です。ただし、短大を20歳で卒業した人が25歳で再就職する場合は、「中途」として扱われるケースが多くなっています。
その理由は、社会人経験が5年目を超えるから。社会人経験5年目を超えると新人扱いされず、即戦力として見られることが少なくありません。年齢よりも社会人経験の年数が重視され、中途として定義される可能性が高いのです。
アルバイト・フリーターの場合
大学を卒業後、就職せずにアルバイトとして働いた場合は「既卒」です。では、既卒とフリーターの違いは何なのか?
一般的に、大学を卒業して1~3年アルバイトとして働く若手を「既卒」、それ以降もアルバイトとして働く人を「フリーター」と呼ぶことが多いです。しかし、「既卒」にも明確な定義はありません。企業によって捉え方が異なるため、採用活動を始める前に定義を検討することをおすすめします。
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第二新卒の採用に注目が集まる理由
多くの企業が第二新卒の採用を検討しているのは、人手が不足しているからに他なりません。人手不足の原因は、大きく分けて外部要因と内部要因の2つ。まずは、外部要因から説明していきたいと思います。
人手不足な企業が増えているから
出典:厚生労働省「令和元年版 労働経済の分析 -人手不足の下での「働き方」をめぐる課題について-」
グラフから分かるように、人手不足な企業が増えています。企業規模別にみると、中小企業は特にその傾向が顕著です。
新卒採用に苦戦する企業が増えているから
求人倍率という言葉を聞いたことはありませんか?求人倍率とはハローワークに登録されている「求人数」を「応募者の数」で割った数字で、その数字が1を超えると採用が難しいことを示します。
リクルートワークス研究所によると、大学生・大学院生を対象とした2020年度の大卒求人倍率は1.83倍。倍率が1を超えているため、新卒採用は難しい状況にあるといえます。
企業規模別にみると、従業員300人未満の企業は8.62倍で、従業員300~999人の企業は1.22倍、従業員1000~4999人の企業は1.08倍、従業員5000人以上の企業は0.42倍。企業規模が大きいほど、新卒採用は有利であることが分かります。
つまり、新卒採用が難しい中小企業は、第二新卒採用で新卒採用の不足分を補おうとしているというわけです。
早期離職者が増えているから
厚生労働省によると大学卒業の場合、就職後3年以内に離職している人が約3割にものぼります。早期離職を決断する理由は、キャリアに対する不安、残業時間の長さ、仕事のミスマッチなどさまざまです。毎年一定の割合で若手人材の早期離職が発生するため、企業は不足する若手人材の補填を第二新卒で行なう傾向にあります。
新型コロナウイルスで加速する第二新卒採用ニーズ
新型コロナウイルス感染症の拡大により、私たちの生活は大きく変わりました。企業の採用活動においても、例外ではありません。オンライン面接を導入するなど、多くの企業が新しい生活様式に合わせた採用活動に切り替え始めています。「with コロナ」の時代において、第二新卒採用ニーズはどうなっているのでしょうか。
合同説明会中止の影響で注目が集まる第二新卒採用
新卒採用とは切っても切り離せない合同企業説明会。例年の恒例行事となっていますが、2020年は新型コロナウイルス感染症の拡大によって次々と中止になりました。その影響を受け、採用計画の見直しを迫られた企業も多いのではないでしょうか。新卒採用だけでは採用予定数の確保が難しくなり、多くの企業は第二新卒採用に注力し始めています。
このグラフは、Googleで「第二新卒」というキーワードが検索された頻度の推移を示したもの。ご覧いただくとお分かりいただける通り、全国に緊急事態宣言が発令された4月16日から徐々に検索回数が伸び始め、7月には当初の4倍に。第二新卒採用への関心が高まっていることが分かります。
即戦力となる第二新卒を採用する企業が増加
コロナ禍で売上の回復や拡大を目指すために、採用方針を即戦力採用に切り替えた企業も多いです。新卒採用の場合、ビジネスマナーなどをイチから研修する必要があります。
一方、第二新卒採用の場合はビジネスマナーなどが備わっているため、教育コストが少なく済み、売上にもつながりやすいです。そうした背景から、第二新卒採用ニーズはより一層高まっています。
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第二新卒採用と新卒採用の違い
第二新卒採用と新卒採用って、一体どんな違いがあるの?と思っている方がいらっしゃるかもしれません。第二新卒採用と新卒採用には、実は3つの大きな違いがあります。どんな違いがあるのか、一つずつ詳しく見ていきましょう。
第二新卒採用は採用コストが低い
新卒採用にかかる平均採用コストは、1人あたり72.6万円。第二新卒を含む中途採用は職種によって採用コストが大きく異なりますが、平均採用コストは1人あたり30~50万円といった程度。より詳細な採用コストを知りたい方は、こちらをご覧ください。
第二新卒採用は早期の活躍を期待できる
第二新卒は社会人経験があるため、すでに社会人としての常識やビジネスマナーを習得していることが多いです。新卒採用と違ってイチから研修する必要がなく、教育コストを抑えることができます。
加えて、同業種や同職種からの転職であれば、少しは知識を持っているのも、新卒採用との大きな違いです。新卒採用よりも早く、即戦力化が期待できます。
第二新卒採用はスケジュールを自由に決められる
新卒採用は「一括採用」が多く、採用スケジュールはある程度決まっています。一方、第二新卒採用は中途採用の枠となるため、決まった採用スケジュールがありません。いわゆる「通年採用」です。
新卒採用の時期とかぶらないように第二新卒採用の採用スケジュールを組み、業務を分散させることもできます。少人数で採用業務を行なっている企業や、他業務を兼務している採用担当者にとっては取り組みやすい採用です。
第二新卒採用のメリット・デメリット
ここまでは、第二新卒の定義や新卒採用との違いについて説明してきました。では、第二新卒採用のメリット・デメリットとは?それぞれに分けて、改めてご紹介したいと思います。
メリット
第二新卒採用は、企業にとってのメリットがいくつもあります。具体的にどんなメリットがあるのか、一つずつ詳しく見ていきましょう。
即戦力になりやすい
業種・職種経験者を採用する場合、即戦力としての活躍が期待できます。業種・職種未経験者を採用する場合でも、社会人としての常識やビジネスマナーを習得していることが多いです。そのため、新卒よりも早く戦力化できます。
採用コスト、教育コストが抑えられる
先に述べたように、新卒採用にかかる平均採用コストは1人あたり72.6万円、第二新卒を含む中途採用にかかる平均採用コストは1人あたり30~50万円といった程度です。新卒採用に比べ、第二新卒採用は採用コストをおさえることができます。
また、教育コストに関しても同じです。ビジネスマナーなどイチから研修する必要がない分、費用や手間の削減が期待できます。教育に十分な費用と時間を割くことが難しい企業にとって、第二新卒採用は有効です。
業務の改善意見に期待できる
一度他社を経験している分、前職の経験を踏まえた業務改善の意見出しにも期待できます。たとえば、「前職ではこうしていたから、こうしてみたらどうかな?」など。外からの新しい視点が、業務改善を進める大きなヒントになるかもしれません。優秀な人材ほど、すぐに職場の問題点を見つけられるはずです。
会社に馴染みやすい
他社を経験しているとはいえ、まだ20代と若く、社会人経験も浅いです。凝り固まった考えなどもなく、柔軟性があります。そのため、転職先の企業文化や業務フローに馴染みやすいです。新卒と中途のいいところを兼ね備えて持っているのが、第二新卒といえるでしょう。
デメリット
「即戦力になりやすい」「採用コスト、教育コストが抑えられる」「業務の改善意見に期待できる」「会社に馴染みやすい」…と多くのメリットがある反面、デメリットもあります。具体的にどんなデメリットがあるのか、見ていきましょう。
活躍人材の見極めが難しい
長く活躍してくれる人材かを見極めるのは、そう簡単ではありません。加えて、第二新卒であるということは、就職後3年以内に離職した経験があるということ。そこで大事になってくるのが、「転職理由」について知ることです。
面接で「なぜ転職しようと思ったのか?」「キャリアビジョンを持っているか?」…などをしっかりヒアリングし、長く活躍してくれる人材かを見極めることが重要となります。「また早期離職してしまうかもしれない」という企業側の不安も減らせるはずです。
第二新卒の採用に最適な時期
新卒採用と違って、第二新卒採用は開始時期に決まりがありません。その分、いつ始めるべきか迷ってしまう企業も多いのです。第二新卒を含む中途採用は、時期によって求職者の動きに傾向があります。第二新卒採用はいつ始めるべきか?最適な時期についてより詳しく知りたい方は、こちらをぜひご覧ください。
第二新卒採用の注意点
第二新卒採用において注意すべき点は、一度社会を経験しているということ。社会人経験が浅いとはいえ、仕事の大変さをよく理解しています。そのため、転職先選びはとても慎重です。
求人情報をじっくり読んだり、企業ホームページや採用ホームページを確認したり、クチコミサイトで企業を調べたり…。第二新卒採用を成功させるためには、情報の発信方法を工夫する必要があります。
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第二新卒採用に一番オススメな採用手法
どの採用手法を選択するかは、採用を成功させる上でとても重要。さまざまな採用手法がある中で、『エン転職』は第二新卒採用に最も適した転職サイトです。その理由を3つの観点から説明します。
エン転職は若手会員比率業界No.1
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主要転職サイトでは会員比率が公開されていますので、この機会にぜひ比較してみてください。『エン転職』が若手採用に強みを持っていることをお分かりいただけると思います。
エン転職は最も定着率が高い
『エン転職』が支援しているのは、「入社」だけではありません。「入社後の活躍・定着」を採用活動のゴールと考え、入社後も継続して支援しています。
その独自の考えが見えるサービスの一つが、定着支援サービス『HR OnBoard』。入社者へ毎月アンケートを実施することにより、「離職リスク」が可視化できるWebツールです。
早期離職者が増えているといわれている中、『エン転職』は他の採用手法よりも定着率が高いという調査結果があります。
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求人企業の正直な情報を求職者に提供することで、入社前後のギャップを軽減できていることが要因の一つです。
エン転職は若手の関心が高いクチコミ機能を完備
クチコミを参考にして買い物をする人が多いように、クチコミを参考にして応募を決める求職者が増えています。実に約89%もの求職者が、転職活動時にクチコミを利用すると言われているのです。
その中でも慎重に転職先選びを行なう第二新卒にとって、企業のクチコミは欠かせないもの。入社後にしか分からないような企業のリアルな姿を知るために、社員・元社員のクチコミを調べるのがいまや当たり前となっています。
そこで、『エン転職』は独自のクチコミサイトを用意し、求人情報と連動。社員・元社員によるクチコミを掲載し、求人企業の正直な情報を求職者に提供しています。
また、社員・元社員から寄せられたクチコミに対して企業から返信する機能があり、クチコミを活用して真正面から向き合う姿勢を見せることも可能。クチコミを活用した採用活動を行なうことで、求職者から信頼されやすくなっているのです。
第二新卒の採用をお考えであれば、クチコミを活用した採用活動ができる『エン転職』をおすすめします。どうぞお気軽にお問い合わせください。
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