Skype面接のススメ|オンラインの面接で失敗しないために
「時代の流れに乗ってオンライン面接を始めたいけど、ITのことはよく分からない」
「周囲からSkypeでの面接を勧められたけど、なかなかハードルが高い」
そういった不安を抱く皆さまのために、Skype面接を行なう上での手順や注意点、メリット・デメリットなどを詳しく説明します。
目次[非表示]
- 1.Skype面接とは
- 1.1.Skypeを使った採用面接のこと
- 1.2.Skype以外のツールもある
- 2.Skype面接するために必要な準備
- 3.Skype面接を行なう際の注意点
- 3.1.通信環境は問題ないか
- 3.2.周囲の音が気にならない環境か
- 3.3.マイナスの印象を与えない身だしなみ、背景か
- 3.4.カメラの位置が不安定になっていないか
- 4.Skype面接を行なうメリット
- 4.1.面接準備の手間を省ける
- 4.2.アプローチできる応募者が多くなる
- 4.3.面接を動画共有できる
- 5.Skype面接を行なうデメリット
- 6.Skype面接を成功につなげるポイント
- 6.1.応募者のプロフィールをしっかり読み込む
- 6.2.面接の準備連絡を早めに行う
- 6.3.トラブルを想定した対策を事前に決めておく
- 7.Skype面接当日までの流れまとめ
- 8.エン転職を活用して、より精度の高いSkype面接を!
- 9.ミスマッチを防ぐエン転職の機能
- 9.1.仕事の厳しさ
- 9.2.向いていない人
- 9.3.engageと連携して会社理解を促進
- 10.まとめ
Skype面接とは
世の中のIT化はものすごいスピードで進んでおり、その波は採用領域にも押し寄せています。最近では、実際に来社してもらうことなく、オンラインで求職者とやりとりする企業を増えてきている状況。その代表的な手法である「Skype面接」とはどのようなものなのか。詳しい情報をお伝えいたします。
Skypeを使った採用面接のこと
Skypeとは、Microsoft社が提供するインターネット電話のサービス。ビデオ通話機能も搭載されており、これを用いてオンラインで面接を行なうことができます。最近では新型コロナウイルスの影響もあり、来社面接をためらう企業・求職者も多くなってきました。そこで、「Skype面接」の注目度が高まっています。オンライン面接は、新しい時代の採用における“当たり前”になるのではないかと目されています。
ちなみにSkypeでは「背景のぼかし機能」「予約設定機能」「画面録画機能」「画面共有機能」などを完備しており、プライバシー管理や面接内容の管理にも便利。1回あたり最長4時間、1日最長10時間という時間制限はありますが、十分にストレスなく使用できるツールと言えます。詳しい機能については、【Skype面接を行なうメリット】にて記載させていただきます。
Skype以外のツールもある
オンライン面接に使えるツールはSkypeだけに限りません。ここではSkypeを含めた代表的な4つのツールをご紹介します。
■Google meet
Googleが提供するサービスで、Webブラウザ上で手軽に面接を行なうことができます。
※Google は、Google LLC の商標です。
■ZOOM
バーチャル背景を自由に設定できるため、静かな場所ならどこでも面接できるメリットがあります。
■Whereby
時間制限なく自由に使い放題という点がポイント。長時間使用したい場合にオススメです。
Skype面接するために必要な準備
Skype面接を行なうためには準備が必要。そこで、この項目ではその手順について詳しくまとめました。ぜひお手元のパソコンでSkypeをダウンロードしてから、ご覧ください。
※Skype公式HP(日本版)
Skypeアカウントを作成する
まずは公式HPからデスクトップ用Skypeか携帯電話用Skypeをダウンロード。IT環境に応じて、パソコンなどで面接を行なう場合はデスクトップ用を、スマホなどで面接を行なう場合は携帯電話用をご利用ください。
ファイルをダウンロード・インストールし終えたら、このような画面が出てきます。
ここからいよいよアカウントの作成です。左上のアイコンをクリックしたら以下のようなメニューがポップアップするため、その中の「設定」を選択。
続いて、以下の画面が出たら、上部でアカウント名とプロフィール写真を設定できます。この際、アカウント名とプロフィール写真は面接を意識した、公的なものに設定することが大切。例えばアカウント名に会社名を入れたり、プロフィール写真に会社ロゴを使用したりすると、後述の「コンタクト申請」がスムーズに進みます。
応募者のSkypeアカウントにコンタクト申請(連絡先登録)する
ご自身がSkypeアカウントを作るだけでは、まだ準備は半分。面接を設定する求職者にも同様の手順でアカウントを作ってもらいます。
アカウント作成後、Skypeの上図の画面左上「ユーザー、グループ&メッセージ」をクリックすると、以下図のようになります。
ここで企業側もしくは求職者側から相手にコンタクト申請を送れば、連絡先を登録することができます。このように連絡先を登録するといつでもSkype上で連絡を取れるようになるため、面接日時までに連絡がきちんと繋がるかどうか、一度チャットを送って確認してみると良いでしょう。
Skype面接を行なう際の注意点
Skype面接は便利ですが、注意点を理解しておかないときちんと面接を行なえないリスクもあります。こういった点を事前に確認し、準備万端の状態で面接にのぞむことが大切です。
通信環境は問題ないか
Skype面接に代表されるオンライン面接の最大の敵は、通信の問題。通信状況が悪いと音声が聞こえなかったり、相手の声が遅れて聞こえてきたり、動画がカクカクしてしまったり、いきなり回線が落ちたり、とても面接を行なえる状態ではなくなってしまいます。事前に使用するパソコンやスマートフォンなどの回線が問題なく動いている状態かを確認してから、面接を行ないましょう。
周囲の音が気にならない環境か
マイクが周囲の雑音を拾ってしまうと、求職者が音を聞き取りづらい状態になります。そうなると会社に対するイメージも悪くなり、志望動機が損なわれてしまう可能性もあります。そのため、屋外や周囲に人がいる環境では面接を行なわないように気をつけましょう。
また、周囲の音だけでなく、パソコンやスマートフォン本体が発する音も、画面の向こうの求職者にとっては異音になってしまいます。面接時には使用しないアプリやブラウザは閉じて、できる限りスマートな状態にしておくことが重要です。
ちなみにとある採用担当者は、オンライン面接の際に屋外でビデオ通話を実施。すると救急車や風の音で会話が何度も中断し、会社に対して悪印象を与えてしまった…という体験談を語ってくれました。十分に静かな場所を用意し、落ち着いて面接を行ないましょう。
マイナスの印象を与えない身だしなみ、背景か
求職者の方から見えるのは、採用担当者であるあなたの顔と背景のみ。そのわずかな情報で、会社としての雰囲気をつかもうとしています。だからこそ、できる限り対面での面接と同様の身だしなみを整えた上で、背景も面接時の環境と同様のものにしておきましょう。オンラインだからといってラフすぎる雰囲気で面接を行なうと、会社としてのイメージを落とす危険性もあります。
カメラの位置が不安定になっていないか
カメラの位置が安定していない場合、求職者からあなたの顔はブレて見えることになります。そうなると集中もしづらいですし、「ちゃんとした会社なのかな?」といういらぬ心配をかけてしまう懸念もあります。できる限りスマートフォンよりも机の上に置けるPCでの面接を行なうようにしましょう。
Skype面接を行なうメリット
ここまで取り上げてきたSkype面接。「結局、対面に比べて何がどういいの?」そう思われた方のために、そのメリットをいくつか紹介させていただきます。
面接準備の手間を省ける
Skypeで面接を行なう際は、時間になったらSkypeのビデオ通話を始めればそれでOK。ですので、会議室への案内やお茶出し、お見送りといった求職者対応がいっさい必要なくなります。
アプローチできる応募者が多くなる
対面の面接だけでは、遠方にお住まいの方や現職の都合で時間を取れない方とは、なかなか時間を合わせづらいもの。しかしSkype面接なら、求職者に移動の負担を強いることがないため、より多くの人材と面接できる可能性が高まります。
面接を動画共有できる
Skypeの便利な機能の一つとして、画面の録画が挙げられます。この機能を使って面接の様子を録画すれば、社内の他のメンバーにも面接の様子を共有することができるのです。そのため、合否の判断基準を統一したり、面接内容の改善について意見出しをもらえたり…といった効果が見込めます。
Skype面接を行なうデメリット
このようにたくさんのメリットがあるSkype面接ですが、全てにおいて優れているわけではありません。この項目では、そんなSkype面接の不安点をお伝えします。
応募ハードルの低さからミスマッチが起こる可能性
面接に関して時間や場所の制約が弱まるということは、すなわち面接のハードルが下がるということ。これは応募者が面接に参加しやすいという意味ではメリットですが、一方で志望度やマッチ度合いが低い応募者の絶対数も増えてしまうかもしれません。
応募者とのアイスブレイクがより重要に
求職者からしてみれば、対面の面接よりも面接官の顔を直視する時間が長くなります。求職者全員がオンライン面接に慣れているわけではないため、無表情・無言の時間を作ってしまうと無用な不安を与えてしまう可能性があります。そのため、きっちりとアイスブレイクとなるような話題を用意し、笑顔でやり取りをする意識を持つ必要があります。
Skype面接を成功につなげるポイント
この項目では、「どうすればSkype面接を成功に導けるのか」を説明します。ぜひ参考にして、より良いスカイプ面接を行なってください!
応募者のプロフィールをしっかり読み込む
対面での面接以上に、面接中の会話が判断材料として大切になります。ただ、何も準備をせずにその場で質問をしても、なかなか求職者個人のことは見えてこないもの。事前にとことんプロフィールを読み込んで、求職者の深堀りしたいポイントを決めておけると良いでしょう。
面接の準備連絡を早めに行う
Skypeでの面接では連絡先の交換が必須になりますが、求職者がこうした面接手法に慣れているとは限りません。求職者がSkypeの使い方を理解していないケースにも備え、フォローのために面接数日前までには案内を終わらせておくとよいでしょう。
トラブルを想定した対策を事前に決めておく
通信トラブル、PCの不調といったトラブルは、いついかなる時も起こる可能性があります。そのため、パソコンの不調時にはスマートフォンを利用するなど、緊急時の連絡手段を決めておくと、トラブルの回避に繋がります。
Skype面接当日までの流れまとめ
Skype面接を行なう際には、画像のような流れでしっかりと準備をして、面接官・求職者共に不安のない状態で面接を実施てきるようにしておきましょう。
エン転職を活用して、より精度の高いSkype面接を!
より多くの面接が見込める一方で、ミスマッチの可能性も高まってしまうSkype面接。もしも自社にマッチしない求職者ばかりが来てしまうと、時間と工数ばかりがかかり、非生産的です。ここで大切なのが、「面接前」の時点でミスマッチをなくし、活躍可能性の高い人材からの応募を集めること。そしてそのために最適な手段が、『エン転職』を利用した採用となります。ぜひミスマッチを防ぐための『エン転職』の仕組みをご覧ください。
ミスマッチを防ぐエン転職の機能
『エン転職』の特徴は、求人上で企業の「良いところ」だけを見せるのではなく、「厳しさ」や「向いていない人」もハッキリと伝えることで、事前にミスマッチを無くす点。こうした構成のため、入社後に“こんなハズじゃなかったのに”と早期離職が起こることもなく、長期に活躍できる人材を採用できます。
仕事の厳しさ
その大変を知らずに入社すると、退職につながってしまうリスクがある。そういった情報を正直詳細に伝えることで、仕事に対して“覚悟”を持った、強い志望動機の求職者を集めることができます。こうした情報を隠して求人を出しても、結局入社後にミスマッチとなり、退職に繋がってしまう。そうなると企業側にとっても求職者側にとってもデメリットしかありません。そういった不幸を防ぐために生み出された、『エン転職』独自のコンテンツです。
向いていない人
その仕事をする上で「活躍できない」「向いていない」人物のタイプをあらかじめ伝えることで、入社後に活躍できる人材からの応募比率を高めるためのコンテンツです。こうした点を正直に伝えなければ、活躍できないという理由で早期離職に繋がる懸念もあり得ます。
engageと連携して会社理解を促進
engageとは、全国40万社以上に導入されている採用支援ツール。無料で求人公開やスカウト送信を行なえるほか、『Indeed』『Google しごと検索』『求人ボックス』『Facebook』などの連携先に求人を無料掲載できます。さらに入社後の活躍・定着をフォローするために、早期離職の防止に役立つ「HR OnBorad」や「ビデオインタビュー」といった機能も完備しています。
こちらのengageは、『エン転職』と連携するとパネルとして表示。求人だけでは伝えきれない人間関係の良さや社風などの魅力まで、余すことなく描写することができます。これにより会社理解・職種理解が深まり、応募前からミスマッチを軽減することができます。
まとめ
Skypeをはじめとしたオンラインツールを用いた採用面接は、現在、急速に普及しています。現在は新型コロナウイルスの影響で注目度が上がっている段階ですが、地方の求職者にアプローチできる、企業・求職者双方の負担を減らせるといった理由から、今後面接のスタンダードになる可能性は高いでしょう。とはいえ、無為無策で導入を行なうと、ミスマッチが多い採用になってしまう危険性もあります。
だからこそ、オンライン面接を行なう企業のサポートも実施する『エン転職』を、ぜひご検討ください。初めてのご利用でも安心ですし、ミスマッチ防止のために全力で伴走します。気になったら、お気軽にお問い合わせください。