タクシードライバーを採用するには…採用のコツとノウハウを解説!
『タクシードライバーの募集を出しても、応募人数がまったく伸びない』
『応募数は集まるのだけど、いい人と出会えない』
『また内定を出した人から、辞退されてしまった』
タクシードライバーの採用について、こんな悩みを抱えてはいませんか?
このページでは、応募が集まりやすくなる求人の書き方や、内定を辞退されにくくする方法など、タクシードライバー採用のコツを徹底解説しています。ぜひ、採用に役立ててください!
▼本記事をより分かりやすく解説した「タクシードライバー採用のコツ」の資料を以下より無料でダウンロードいただけます▼
目次[非表示]
- 1.タクシードライバーの採用難易度は高い?低い?
- 1.1.全職種平均の有効求人倍率
- 1.2.ドライバーの有効求人倍率
- 2.タクシードライバーの採用で押さえておきたいデータ面の相場
- 2.1.タクシードライバーの平均年収
- 2.2.タクシードライバーの平均休日日数
- 2.3.タクシードライバーの平均残業時間
- 3.ドライバーからドライバーへ転職する理由とは?
- 4.効果に差がつく、タクシードライバー採用の「事前準備のコツ」
- 4.1.「タクシードライバー未経験者」の採用を検討する
- 4.2.「採用基準」の認識を揃える
- 4.3.自社の魅力を整理する
- 4.4.適性テストを活用して定量的な採用基準をつくる
- 5.効果に差がつく、タクシードライバー採用の「求人を書くコツ」
- 6.タクシードライバーの採用成功事例
- 7.優秀なタクシードライバー経験者から「内定承諾を増やすコツ」
- 7.1.採用サイトを充実させる
- 7.2.クチコミを活用する
- 7.3.選考に「既存社員との質疑応答」を取り入れる
- 7.4.面接で応募者の悩みに寄り添う
- 7.5.面接結果は可能な限り早く連絡する
- 8.タクシードライバー採用なら、エン転職にご相談ください!
タクシードライバーの採用難易度は高い?低い?
そもそも、タクシードライバーの採用って難しいのでしょうか?改めて現状を見てみましょう。
採用難易度を測る指標としてよく使われる指標に「有効求人倍率」があります。企業が出している「求人の数(有効求人数)」を、「求職者の数(ハローワークに登録している有効求職者数)」で割った数値のコトです。
この値が1倍を超えると、求職者の数よりも求人の数の方が多いという状況になります。要するに、少ない求職者を多数の求人が奪い合っている状況になるわけです。求人を出している企業よりも、求職者の方が有利な状況とも言えます。
全職種平均の有効求人倍率
※出典:厚生労働省 令和5年1月分(2023年1月公表)季節調整済有効求人倍率(新規学卒者を除きパートタイムを含む)
この図は、厚生労働省が発表している有効求人倍率の推移です。2022年時点の数値を見てみると「1.35倍」とあります。1倍以上なので、求職者優位の“売り手市場”が続いています。
コロナ禍で2020年に大きく下落したものの、1倍以上が続いているのは、労働人口の減少により、企業の採用難易度が高くなっていることを表しています。
ドライバーの有効求人倍率
つづいて、タクシードライバーを含むドライバー職種に絞った有効求人倍率を見てみましょう。
厚生労働省が公開している「職業別一般職業紹介状況[実数](常用/含パート) 」を見てみますと…。
「自動車運転の職業」における有効求人倍率は、2022年12月で【2.65倍】となっています。この【2.65倍】という有効求人倍率は、求職者1人に対して2.65件の求人があるという意味。全職種平均の有効求人倍率である【1.35倍】と比べると、圧倒的に採用が難しいことは確かです。
採用は難しい…だが、徐々に売り手市場は和らぎつつある。この機会に採用を成功させるためには「求人を出す際の工夫」が非常に大切になってくるのです。
※タクシードライバーの採用難易度が高い理由※
タクシードライバーの採用が難しい理由は、有効求人倍率の高さ、すなわち競合となる募集の多さだけではありません。競合募集と「差別化しにくい」という点も重要な観点です。
求人を出す際には、様々な方法で同業他社の募集との“違い”を求職者に見せることで、自社に人を呼び込むことが求められます。ですがタクシードライバーの場合、どうしても「仕事内容」が各社ごとに大同小異となってしまい、違いを見せることが難しいのです。
加えてここに、タクシードライバー以外のドライバー募集も競合として参入してきます。いわゆるトラックドライバーの募集ですら「普通免許1枚で応募できる」と求人を出している企業は少なくありません。いかにして差別化をするかの戦いは激化の一方です。
タクシードライバーの採用で押さえておきたいデータ面の相場
データ面とは、給与や休日といったいわゆる待遇・労働環境のことです。求人を出す際には、自社のデータ面を、相場と比べた際の優劣を把握しておきましょう。先程、差別化のお話をしましたが、このデータ面は求職者にとって最も分かりやすい“会社ごとの違い”です。
他の魅力があったとしても、データ面があまりに相場の平均に劣るようですと、転職先として検討すらしてもらえない状況もあり得ます。相場を把握すれば「相場と同等かそれ以上のデータ面を整備できるよう調整を検討する」など、戦い方のヒントが見えてきます。
タクシードライバーの平均年収
厚生労働省発表のデータを見てみますと、運輸業の平均年収は289万円となっています。
取得免許(普通・中型・大型)によって年収が変化する場合が多く、一般的に運転する車が大きくなるほど年収も高くなる傾向があります。また、フォークリフト免許など資格に対する手当や、運行する便の売上に応じた歩合給を採用している企業も多いです。
タクシードライバー募集の場合、歩合給などの設定によっては、平均より高い年収を提示できる場合も多いのでは無いでしょうか?自社の報酬体系を整理することをオススメします。
※参考:令和元年度賃金構造基本統計調査
タクシードライバーの平均休日日数
2018年の厚生労働省の調査では、ドライバーの平均休日日数は年間100.3日です。全職種の平均が107.9日なので、ドライバーの休日日数は少なめだということが分かります。
タクシードライバー募集の場合、明け休みなどを導入している企業も少なくないのではないでしょうか。明け休みはいわゆる“休日”としてカウントすることはできませんが、出勤回数の少なさを示す材料にはなるかと存じます。工夫次第で違いを見せられるはずです。
※参考:平成30年就労条件総合調査
タクシードライバーの平均残業時間
次は、ドライバーの残業時間を見てみます。厚生労働省が毎月発表している『毎月勤労統計調査』によると、2020年4月時点の残業時間(所定外労働時間)はドライバーで月25.2時間。全職種平均は月12,3時間ですから、残業の多い職種と言えるでしょう。
これは労働時間の長さに悩む人が多い職種であるとも言えます。タクシードライバー募集の場合、歩合給や明け休みなどの情報と組み合わせた魅力づけができるかもしれません。「同じ位の労働時間なら収入が高い方が良いですよね…」ですとか、「明け休みが入ると、総労働時間は同じでもまとまった自由時間が得られますよ」などの例が考えられますね。
※参考:毎月勤労統計調査
▼本記事をより分かりやすく解説した「タクシードライバー採用のコツ」の資料を以下より無料でダウンロードいただけます▼
ドライバーからドライバーへ転職する理由とは?
上の図は、「社会人経験のある男女10000人」を対象に、エン・ジャパンが独自に実施したアンケート結果(2020年1月30日~2020年2月1日)を元に、『タクシードライバーを含むドライバー経験者の転職理由』をまとめたグラフです。
ここに挙がっている要素を、「自社なら解消できる」と伝えられれば、自社への転職を促す有効なアピールとなるでしょう。
第一位は給与・待遇。年収・入社祝い金・入社後の月収保証期間など、収入に関する魅力づけの材料をアピールしましょう。また収入を軸とした魅力づけには、その根拠も重要です。たとえば、タクシードライバーであれば“流しをしなくても、お客様を集められる理由”などがあれば、経験者に刺さります。
第二位は残業の多さや休日の少なさ。これは残業が少ない・休日が多いという事実があれば、その点を伝えるのが有効。そうでない場合は、たとえば自社ドライバーの皆さんの休憩時間の取り方(合計時間やタイミング)、事務所にドライバーさんの負担を軽減する設備(仮眠室・浴場・マッサージ)などは無いかを見直し、アピール材料を探しましょう。
意外なのは「人間関係がうまくいかない」という理由が第四位にランクインしている点。乗務中は1人の仕事ですが、事務所やお客様待ちの駅前などでは、ドライバー同士のコミュニケーションが生まれているもの。そこに人間関係の良し悪しが生まれているのです。
そのため、ドライバーの皆さんがいかに仲が良いかをアピールする手法も有効です。「特に用事が無いのに、皆が事務所に集まって、雑談をするほど仲がいい」「50過ぎの転職で、新しい友だちがたくさんできた」など、人間関係の良さをアピールした採用成功事例も多くあります。給与・待遇・休日などの調整が難しくても検討できる打ち手なので、オススメです。
効果に差がつく、タクシードライバー採用の「事前準備のコツ」
採用をする際の事前準備とはすなわち「どんな人材なら採用するか」の基準を定めておくことです。売り手市場の昨今、限られた応募の中から自社で活躍してくれる人材を取りこぼし無く採用していくことが、人材確保のキモとなるからです。
そのためには「どんな人材なら自社で活躍してもらえるのか」をきちんと分析することが大切。これができていれば、履歴書の確認や面接などで、ズレの無い見極めができます。ここではそんな、タクシードライバー採用に向けた『事前準備のコツ』をお伝えします。
「タクシードライバー未経験者」の採用を検討する
タクシードライバーは採用難易度が高いので、採用成功確率を高めるためには、狙う人材の母数を多く取ることが必要です。そのため、未経験者の採用を視野に入れることも重要。事実、タクシードライバー未経験者を募り、採用に成功している企業は多いです。
この際、未経験者のサポート制度を採用活動で十分にアピールすることが大切です。『普通自動車第二種免許』取得費用の支援制度や、入社後一定期間は月収を保証する制度、さらには研修制度などが考えられます。未経験者の不安を払拭できれば、採用成功の確率を高められます。
「採用基準」の認識を揃える
タクシードライバー未経験者を採用するか、経験者を採用するかといった「採用基準」は、社内でよく話し合って、共通の認識を持っておくことが大切です。これを怠ると、以下の図の様な事態に陥る可能性があります。
経営者・人事・現場でそれぞれ採用したい人材像が違うというケース、実は“あるある”なんです。このまま採用活動を進めると、たとえば「人事が担当した一次面接を通過した人材が、経営者や現場が担当する二次面接を通過できなかった」ということになります。
採用前に、どんな経験・知識・資格・スキルを持った人を採用したいのか、関係者全員で共有しておくことが重要です。特に選考に関わる関係者間の共有はマストです。
自社の魅力を整理する
採用基準が決まったら、基準に当てはまる人材に応募してもらえるだけの魅力は自社にあるか、あるとしたらどんな部分かといった視点で「自社の魅力」を整理しましょう。これが後々、求人を出す際のアピールポイント探しに活きてきます。
「そんなモノ、特に無いよ」と考えてしまう方もいらっしゃるかもしれませんが、自社で働いている方がいる以上、必ず何かしらの魅力はあるはず。給与・休日などの待遇・労働環境以外にも、人間関係といった点に魅力を感じている方もいらっしゃるかもしれません。
まずは以下の表を用いて、自社の魅力を整理してみてください。思いつくままに魅力を挙げていくよりも、カテゴリごとに整理することで、抜け漏れがなくなるはずです。可能であれば、自社の社員さんたち数名に、アンケートを取るなどの手も有効でしょう。
適性テストを活用して定量的な採用基準をつくる
「採用基準を定める」、つまり「どんな人材が自社で活躍するかを分析する」ことの大切さを先ほど述べました。難しく思えるかもしれませんが、手っ取り早い方法として「自社で活躍している人材の傾向を知る」という方法があります。
しかしながら「活躍している人材の傾向なんてどうすれば調べられるのか」という疑問が湧くでしょう。そこで活用したいのが「適性テスト」です。あらかじめ自社で活躍している人材に「適性テスト」を受けてもらえば、その結果が「活躍人材の傾向」として使えます。
その上で、同じ適性テストを応募者にも受けてもらうと尚良しです。テストの結果が似た傾向を出した人を選考で通すといったカタチにすれば「勘に頼ることなく合理的に人材の見極め」ができます。「選考関係者間で分かりやすい共通認識を持つ」ことも可能です。
エン・ジャパンが提供する適性テスト『Talent Analytics(タレントアナリティクス)』では、以下の図のように適性が数値とグラフで分かります。たとえば自社で活躍している人材に「主体性」が高い人が多ければ、同じように「主体性」が高い人を採用するなど、明確な採用基準をつくると、活躍する人材を採用しやすいです。
効果に差がつく、タクシードライバー採用の「求人を書くコツ」
いざ求人を書くとなると、「何をどのように書けばよいか分からない」という方も多いと思います。そこでこの項目では、タクシードライバー職の求人を書くうえでのポイントやコツをご紹介。
イマイチな例・Goodな例を説明しているので、「求人を書くのは初めて」という方でもイメージしやすいと思います。
▼本記事をより分かりやすく解説した「タクシードライバー採用のコツ」の資料を以下より無料でダウンロードいただけます▼
職種名
良い職種名には、「魅力づけ」や「不安払拭」の要素が盛り込まれているものです。逆に言えば、そうした要素がまったくない簡素な職種名は、求職者の注目を集められません。
「魅力づけ」でしたら、収入面の魅力や、出勤日数の魅力を盛り込むことが定石。相場と比較して、優れている要素を盛り込みましょう。
「不安払拭」でしたら「普通免許1枚でOK」など、求職者に「あなたにもご応募いただけます。採用いたします」と伝わるメッセージを盛り込むと良いです。
実際の例を見てみましょう。
■イマイチな職種名
・ドライバー
・タクシードライバー
■Goodな職種名
・タクシードライバー(平均年収500万円)◎普通免許1枚でOK!二種免許取得支援あり!
・タクシードライバー(月の出勤日数は15日)◎入社後半年間は、月収を保証いたします。
仕事内容
大切なのは、具体的に伝えること。実際に、求職者の44%が「求人に書かれている仕事内容が分かりにくかったので応募しなかったことがある」と回答しています(エン・ジャパン調べ)。
お客様はどうやって探すのか、入社後はどの様に教育してもらえるのか、土地勘が無くても大丈夫なサポート制度などはあるのだろうかなどなど、求職者が気になるポイントを丁寧に説明することが大切です。実際の例を見てみましょう。
■イマイチな仕事内容
タクシードライバーとして、お客様をお迎えし、目的地へとお連れする仕事です。丁寧な対応を心がけましょう。
■Goodな仕事内容
<さいたま市近辺でのタクシードライバーとしてご活躍ください>
タクシー利用を希望するお客様を目的の場所まで安全にお送りするお仕事です。休憩は各自の好きなタイミングで取れますし、仮眠や食事なども自由に過ごしていただいて構いません。
【まずは二種免許を取得!】
タクシー業務に必要な二種免許は、会社の費用で取得できます。免許取得後は1日の動き方などをイチからお教えします。お客様に喜んでいただける対応も大切ですので、接客も丁寧にお教えします。
【どうやってお客様を探すの?】
◆待機…駅前や、専用のタクシー乗り場でお客様をお待ちします。
◆流し…街中を走ってお客様をお探しします。
◆無線配車…お客様からの電話を請けて、会社やご自宅へお迎えに行きます。
◆スマホ配車…お客様がスマホアプリなどを通じて、直に依頼をくださいます。
<独自のナビシステムで、安心>
カーナビが付いていますので土地勘がなくても大丈夫!更に随時情報を更新するニーズ予測システムが搭載されているので、お客様が多いエリアが一目瞭然です。
<当社だから選ばれています>
さいたま市でも有数のタクシー保有台数を持つ当社は、知名度が高いです。おかげ様で当社のアプリや電話などから寄せられる依頼は安定的に入ってくる状況。依頼が入ったらお客様が呼んだ場所から一番近いタクシーに自動で割り当てられます。あなたの乗務のよいサポートになるはずです。
応募資格
応募資格は、求職者の方が読んだ時に「自分が応募できるのか・できないのか」をひと目で分かりやすく伝えることが大切です。求める資格・スキル・学歴などを書く際は「必須の条件」と「必須ではないが、あったら歓迎する条件」などが分かるよう、明記するようにしましょう。
また、経験者の場合は「経験●年以上」という記載は避けましょう。たとえ経験が長くても、求めるスキルを持っているかどうか分からないからです。逆に経験が短くても、求めるスキルを持っている人材もいます。「●●ができること」という記載にすると良いです。
■イマイチな応募資格
例)必須条件と歓迎条件が分からない
==============
<以下の様な方、歓迎!>
□高卒以上の方
□普通免許をお持ちの方
□接客業の経験をお持ちの方
==============
例)経験●年以上と書いてある
==============
■ドライバー経験3年以上の方
==============
■Goodな応募資格
例)必須条件と歓迎条件が分かる
==================================
■必須:高卒以上の学歴を持ち、普通免許をお持ちの方
>必須ではありませんが、接客業の経験をお持ちの方は業務に活かせます!
==================================
例)どんな仕事の経験があればいいのか分かる
==================================
■お客様をお乗せするドライバー職の経験がある方
==================================
給与・年収例
給与・待遇への不満によって転職する方が多いタクシードライバー職。収入は多くの求職者が注目しているポイントと言えます。そのため、どのくらい稼げるのかを具体的に記載する必要があります。固定給だけを書くのではなく、歩合給や手当などを合わせた、月収を追記すると良いでしょう。
また、年収例を書くことも大切。求職者に、今の仕事との総収入を比較してもらいやすくなるからです。未経験者採用の場合、年収例は低くなりがちですが、将来的な年収の“伸び”を示してあげることで不安を払拭することができます。入社3年目・5年目・10年目と、年次別に例を記載すると将来のイメージができます。
■イマイチな給与・年収例
=============
月給20万7870円以上
<年収例>
400万円(入社3年目)
=============
■Goodな給与・年収例
===============================
月給20万7870円+歩合給
★平均月収は30万円~40万円!賞与年3回!
★未経験者:入社後3ヶ月間月収30万円保証!
<月収例>
27万円(月給20万円+歩合給+住宅・皆勤手当)
35万円(月給25万円+歩合給+住宅・皆勤・家族手当)
<年収例>
400万円(入社3年目)
500万円(入社5年目)
600万円(入社10年目)
================================
休日休暇
休日休暇も、より具体的に書くことで、魅力的に見せることができます。たとえば長期休暇の日数、有給消化率などです。また、シフト制の場合も、月何日休みなのかだけでなく、詳細を詳しく書くことが大切です。
またタクシードライバー募集の場合、明け休みを導入されている企業も多いかと存じます。この明け休みは、未経験者にとってなかなかイメージしづらいモノです。そこでカレンダー風の表の様な書き方をすると分かりやすくなります。詳細は『Goodな休日休暇』の例をご覧ください。
■イマイチな休日休暇
===========================
・月6~7日(曜日はシフト制/土日休みや連休の取得も可)
※公休とは別に、明け休みあり。
・有給休暇
・慶弔休暇
===========================
■Goodな休日休暇
===========================
・月6~7日(曜日はシフト制/土日休みや連休の取得も可)
・有給休暇(消化率90%)
・慶弔休暇
★公休とは別に明け休みアリ!
1回の勤務が長いため、乗務した次の日は必ず休み(明け休み)。そのため、乗務は月平均12回のみ。つまり、明け休みも含めると月18日程度が休みになります。
【シフト例】 ◆勤務 ○明け休み ◎公休
日 月 火 水 木 金 土
◆ ◯ ◆ ○ ◆ ○
◎ ◆ ◯ ◆ ○ ◆ ○
◎ ◎ ◆ ◯ ◆ ◯ ◆
○ ◎ ◆ ○ ◆ ○ ◆
○ ◎ ◎
===========================
タクシードライバーの採用成功事例
実際のタクシードライバーの採用成功事例を複数社、ご紹介します。ぜひ参考にしてください。
【A社】
職種名:ケアタクシードライバー
採用エリア:神奈川
月給:19万5000円以上
応募数:19名
内定数:1名
【B社】
職種名:タクシードライバー
採用エリア:埼玉
月給:月給20万7870円
応募数:9名
内定数:2名
【C社】
職種名:配車予約タクシードライバー
採用エリア:愛知
月給:月給19万5950円以上
応募数:8名
内定数:4名
優秀なタクシードライバー経験者から「内定承諾を増やすコツ」
難易度の高い、タクシードライバー経験者の採用。一度内定を出した方には、なるべく多く入社してもらいたいものですよね。一方で、求職者は一般的に、複数社の選考を同時に受けている可能性が高いです。
ここでは、優秀な人材の内定辞退を防ぎ、自社を選んでもらうコツをお伝えします。
採用サイトを充実させる
まずは採用サイトを充実させることをオススメします。エン・ジャパンが実施した「転職活動をする際、企業の情報収集をどのように行なうか」というアンケートによると、求職者の74.5%は「採用サイト(企業ホームページ内の採用ページ)」を見ています。
採用サイトへの注目度が高い理由は、仕事内容をはじめとした採用情報を詳しく確認できるからです。そのため、企業サイトだけではなく、新たに採用サイトを持つことをオススメします。
またサイトの更新をマメに行なうことも大切です。常に情報を更新していくことで、求職者は「この企業の採用は今も続いている」「更新仕立ての採用情報だから、実態とのズレも無いはず」という印象を持ってくれます。
クチコミを活用する
採用サイトよりも、さらに多くの求職者が見ているのが、企業に対するクチコミ情報です。
ある調査結果では、応募者が面接当日に辞退を決めた理由の第2位が「ネット上でよくない評判や噂を見た」となっています。それだけ、クチコミの影響は大きいのです。企業へのクチコミをまとめたサイトなどを巡回し、自社がどんなことを書かれているのか、あらかじめ確認しておくことをオススメします。
その確認によって「既に改善されている制度なのに、何年も前の悪いクチコミが残っている」といった事態を発見できれば、個別に手を打つことも可能です。たとえば弊社の『エンゲージ 会社の評判』には、社員・元社員から書き込まれたクチコミに、企業側から意思や考えを伝えられるコメント機能があります。この機能を使って、求職者の不安を払拭し、内定辞退を減らすことが可能です。
選考に「既存社員との質疑応答」を取り入れる
実際に働いている既存社員に、自由に質問してもらう場をつくることで、応募者の入社前の不安を払拭する作戦もあります。応募者からすると、社長・役員・人事担当者などには、聞きづらい質問もあるでしょうから、選考とは直接関係のない先輩との座談会などは効果的です。もちろん、その際は選考に関わる人は席を外すようにしましょう。ざっくばらんに、なんでも質問できる空気をつくってあげることが大切ですからね。
面接で応募者の悩みに寄り添う
前提として、面接の目的は「応募者の意欲や適性の見極め」だけではありません。
見極めと同時に、応募者に対して「自社の魅力を伝える」ことがとても大切なのです。特にタクシードライバー職は、有効求人倍率が高い職種です。1人の求職者が複数の会社の内定を勝ち取ることも少なくありません。その中から、自社を選んでもらうだけの理由を、応募者に持ってもらわねばならないのです。
そこで効果的な打ち手の一つが「応募者の悩みに寄り添う」というもの。応募者は転職を考えている訳ですから、前職や現職になんらかの悩みを抱えている可能性が高いです。転職動機について、正直なところを話してもらった上で、自社ならその悩みをどう解決できるのか、一緒に考えてあげる姿勢が大切です。
たとえば応募者が「前職では休日が取りにくかったこと」に悩んでいたとします。その場合は、自社の休日制度や有給消化率などを説明すると良いでしょう。「この会社に入社すれば希望の休みが取れる」という印象を応募者に与えることができれば、内定辞退率は減るはずです。
もちろんこれは、一つの例。肝心なのは、応募者の本当の悩みを聞き出してあげることです。「正直にはなしたら、選考で不利になるのでは?」という印象を持たれないよう、丁寧なヒアリングを心がけてください。
面接結果は可能な限り早く連絡する
面接後は、いち早く結果を応募者に報告しましょう。スピード感のある対応ができると、「本気で入社してもらいたいと思っている」という想いが応募者に伝わります。どうしても入社して欲しい人材と出会えた時は、面接を行なったその日の内に、電話で内定連絡をする位でも良いでしょう。応募者の志望度を上げられるはずです。
タクシードライバー採用なら、エン転職にご相談ください!
タクシードライバー採用のコツをご紹介してきましたが、採用担当者が1人で悩む必要はありません。エン転職には、取材のプロであるディレクターと、求人専門のコピーライターが在籍しています。
また、エン転職にご相談いただくと、採用サイトの作成やクチコミの活用なども、すべてお手伝いすることができます。タクシードライバーの採用にお悩みなら、以下の問い合わせフォームから一度エン転職へご相談ください。きっと、お力になれるはずです。
▼本記事をより分かりやすく解説した「タクシードライバー採用のコツ」の資料を以下より無料でダウンロードいただけます▼