魅力的な職種名の書き方｜求人に応募が集まるコツと記載例35選

求人を書くときに必ず記載する職種名。職種名は求人の最初に記載されるため、多くの求職者が「職種名が魅力的かどうか」を見て、求人の詳細情報を確認するか判断します。職種名の書き方は、求人の閲覧率や応募率に大きく影響するといえるでしょう。
 
本記事では、求人に応募が集まりやすくなる魅力的な職種名の書き方を解説します。職種名を魅力的に書くコツや、記載例を紹介しますので「求人の閲覧率・応募率を高めたい」とお考えの方は、ぜひお役立てください。

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職種名と業種名の違い

まず、職種名と業種名の違いを把握しておきましょう。「職種名」は労働者が従事している職務の種類を表す言葉です。たとえば、以下が職種名に該当します。
 
▼職種名の例

• 営業職
• 販売職
• 事務職
• 研究職
• ITエンジニア
• 施工管理　など

 
「業種名」は会社が行なっている事業の種類（業界）を表す言葉です。たとえば、以下が業種名に該当します。
 
▼業種名の例

• 飲食業
• 不動産業
• メーカー
• 土木工事業　など

求人で職種名が重要な理由

求人で職種名が重要となる理由は、主に以下の2つです。

• 職種名が求人の検索キーワードになるため
• 職種名によって、求職者が求人の詳細情報を確認するか否かが決まるため

それぞれの理由について、詳しく解説します。

検索キーワードになるため

近年はインターネットやスマートフォンが普及したことにより、ウェブ上で仕事探しをするのが一般的になっています。その際、職種名で検索する求職者が多いため、わかりやすい職種名を掲載しておく必要があるのです。
 
専門用語を使わず、一般的に広く認知されているわかりやすい職種名を記載することにより、多くの求職者から求人を検索・閲覧してもらえる可能性が高くなります。

職種名で求人の詳細を確認するか決まるため

一般的に、職種名は求人の最初にタイトルのような形式で記載されます。そのため多くの求職者が、職種名の書き方によって、求人の詳細情報を閲覧するか否かを判断しています。
 
つまり求人の職種名には、求職者の関心を惹きつけ、詳細情報へ誘い込む役割があるのです。職種名がわかりやすく、なおかつ会社の魅力・仕事の魅力をイメージできる書き方であれば、求人の詳細情報を確認してもらいやすくなり、応募率アップにつながるでしょう。

職種名を魅力的に書くコツ

続いて、職種名を魅力的に書くコツを3つ解説します。次の3点を意識して職種名を記載すると、求職者の興味関心を惹きつけやすくなります。

シンプルかつ具体的に書く

ウェブ上には、多数の求人情報が掲載されています。ウェブの情報は斜め読みされやすいため、求職者は求人の最初に記載された職種名を見て、自分の希望に合う仕事かどうかをすぐに判断する傾向があります。
 
そのため、仕事内容や仕事の魅力をパッと見てすぐに理解できる職種名の方が、求職者の目に留まりやすくなります。職種名はシンプルでわかりやすく、かつ具体的に記載しましょう。
 
しかしシンプルすぎると、仕事内容や仕事の魅力がうまく伝わらず、詳細情報を見てもらえない可能性があります。下記のように簡潔でありつつも、どのような仕事なのか具体的にわかるようにしましょう。

専門用語を使わずに書く

職種名を書くときは、専門用語を使わないようにしましょう。職種名は誰にでもわかる一般的な表現を用いて記載した方が、多くの求職者から関心を持たれやすくなります。
 
また、職種名に難しい専門用語や、一般的でない自社独自の表現などが入っていると、検索に引っかからなくなる恐れもあります。職種名はなるべくわかりやすく、一般的な書き方をするよう心がけましょう。

魅力的な装飾を盛り込む

前述したように、職種名には求職者の興味関心を惹きつける役割があります。求職者の興味を惹きつけ、求人の詳細情報を閲覧してもらうためには、職種名に仕事の魅力を伝えられる装飾が盛り込まれている必要があります。
 
たとえば職種名に「一般事務」とだけ書くよりも、「大手メーカーの一般事務　★残業なし・未経験可」などの書き方をする方が、より魅力的に見えるでしょう。求人を掲載する媒体の表記ルールに従いつつ、仕事の魅力を伝えられる職種名の書き方を意識しましょう。

職種名に記載すると魅力になりやすい要素をご紹介します。

▼職種名に記載すると魅力になるポイント

魅力的な職種名の書き方35選

ここからは、エン・ジャパンが運営する求人サービスで、実際に多くの応募が集まった職種名の書き方を紹介します。7つの職種別に記載例を紹介するので、求人作成にお役立てください。

営業系の記載例

• ●●の営業 ◎定時退社・残業ナシ｜100％反響営業｜入社半年で月収50万円以上も可能
• ●●の営業（地方創生に貢献する仕事）◎年間休日120以上　◎完全リモート勤務
• インサイドセールス（訪問なしの提案営業）◎完全在宅勤務　◎産休育休実績多数
• ●●のルート営業│必ず毎年昇給│年間休日120日│転勤なしで腰を据えて働ける！
• ●●の営業（リモートワーク併用中｜英語を使う仕事）◎残業月10時間以下

企画・事務・管理系の記載例

• 経理アシスタント　◎未経験・第二新卒歓迎｜残業月10h以下｜土日祝休み｜転勤なし
• 未経験から始める貿易事務　★事務デビュー歓迎！土日祝休み／残業月平均10h！
• ●都道府県名●で働く事務　★転勤なし・土日祝休み・最大9連休取得可
• プロモーションスタッフ（不況に強い人気商品｜平均月収42万円｜社員寮完備）
• Web広告の運用担当＜月給28万円～｜戦略立案にも挑戦｜新部署スタートメンバー｜取引社数1万社以上＞

販売・接客・サービス系の記載例

• 接客スタッフ　◎月収例29万円 ◎年2回5連休あり ◎土日休み可能　◎東証一部上場グループ
• 『●●』の運営スタッフ　◎未経験歓迎 ◎Web面接1回のみ
• 店長候補　◎店長平均年収719万円｜賞与年2回・週休2日・自己負担月2万円の寮あり　
• 販売スタッフ　◎31期連続で増収益｜東証一部上場グループの正社員｜全国で積極採用中　
• 売り場コーディネーター（アパレル担当）★完全週休2日・Web選考・ホワイト500認定企業

クリエイティブ系の記載例

• グラフィックデザイナー ★100％直接取引の案件担当★基本土日休み／6連休可能★待遇充実
• 映像スタッフ ◎未経験歓迎 ◎完全週休2日制 ◎年間休日120日以上
• Web・ゲームなどの運営スタッフ　◎就業先は●・●など│副業・在宅OK│残業ほぼなし！
• Webプロモーション企画　★創業30年以上の化粧品通販会社★時短勤務・在宅ワークOK
• 校閲スタッフ　★完全在宅 ★　●月入社募集！ 未経験入社100％＆研修2ヶ月

技術系（建築・土木など）の記載例

• 施工管理★経験者は月給35万円以上！★年収100万円UPも実現可能！★完全週休2日制★転勤なし
• インフラ工事の施工管理（発注者支援業務を担当／未経験考慮）完休2日制（土日祝）残業月20h
• 施工管理アシスタント ◎未経験歓迎｜賞与年3回｜土日祝休み｜健康経営優良法人認定！
• 施工図作成担当 ◎東証一部上場グループ／月収50万スタートも可能／土日祝休み／転勤なし
• 補修・補強工事の土木施工管理◆大手グループならではの充実待遇！Web面接OK！

専門サービス系（医療・福祉・教育など）の記載例

• 介護スタッフ ★未経験歓迎｜賞与年2回｜服装自由｜残業ほぼなし｜夜勤なしも選択可
• 就労支援スタッフ ◎未経験歓迎｜年間休日120日以上｜月給25万円以上｜Web面接OK
• 児童発達支援教室の先生　◎オープニングスタッフ｜完全週休2日＋祝日休み｜残業少なめ
• こどもサポート教室の指導スタッフ ◎1対1の個別支援｜定時帰り｜送迎なし｜育休取得率100％
• ホテルマネージャー　★東証一部上場●●グループ／賞与年2回（昨年度4.3ヶ月分）　

専門職系（コンサルタント・金融・不動産など）の記載例

• 損害保険の調査員＜景気に左右されない安定経営＞売上10期連続UP／完全週休2日
• 資産運用アドバイザー＜新規営業なし・既存顧客フォローを担当＞年間休日120日以上
• 土地活用アドバイザー（上場企業×正社員）◎未経験OK｜平均年収850万円｜年間休日125日
• マンション管理コンサルタント 　●●グループ｜年間休日129日｜賞与年4回
• 相続税コンサルタント 業界トップクラスの高待遇｜8割が未経験スタート｜右肩上がりで成長中

職種名を書くときの注意点

続いて、職種名を書くときの注意点を3つ解説します。職種名を書くときは、差別的な表現に注意し、わかりやすく魅力的な書き方をするよう心がけましょう。

差別にあたる書き方をしない

求人を作るとき、就職差別にあたる記載をしてはいけません。たとえば特定の年齢や性別、居住地、出身地、健康状態などで応募を制限する表現は、原則禁止されています。
 
また、下記のように使われやすい表現であっても、特定の性別に偏った書き方だとして、差別的と判断されるケースもあります。職種名を記載するときは、差別的な書き方になっていないか、よく見直しましょう。

上記のほか、求人に書いてはいけない内容について、こちらの記事で詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。
 
▼求人票とは？ 役割や記載すべき項目、求職者が重視する内容などを解説

仕事内容を入れすぎない

職種名はシンプルかつ、働き方のわかりやすい書き方をするのが効果的です。しかし仕事内容を詳細に入れすぎると、求職者に大変そうな印象を与えてしまい、応募をためらわれる可能性があるので注意が必要です。
 
たとえば事務職を募集するとき、「一般事務｜データ入力・伝票作成・ファイリング・来客対応・備品発注」などのように仕事内容を入れすぎると、業務量が多くて大変なイメージを持たれてしまいます。職種名の欄には、仕事や会社の魅力とともに、代表的な業務内容を端的に記載しましょう。

複数の職種を併記しない

求人を作るときは「1求人・1職種」を基本とし、複数の職種を併記しないようにしましょう。ひとつの求人に、複数の職種を併記して募集するするのにはデメリットがあります。以下で一例をご紹介します。

▼1求人で複数職種を募集する場合のデメリット

• 求人に記載する1職種あたりの情報量が薄くなり、他社求人に見劣りしてしまう。
• どちらの職種で採用されるのか求職者の希望が100％通るのか分からず、応募をためらう。

複数の職種で人材を募集したいときは、別々に求人を制作しましょう。

まとめ

魅力的な職種名の書き方と記載例を紹介しました。職種名は求人の最初に記載されるケースが多いため、求職者の興味関心を惹きつける重要な役割を担っています。
 
求人の閲覧率・応募率を高めるためには「簡潔でわかりやすく、仕事や会社の魅力が伝わる職種名」を記載することが大切です。

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