中途採用の面接で使える質問例75選|人材を見極めるポイントも解説
中途採用の面接は、新卒採用の面接とは質問内容や見極めの難易度が少々異なります。中途採用の面接で、どんな質問をすれば応募者を見極められるのかがわからず、お悩みではないでしょうか。
本記事では、中途採用の面接で使える質問例を55個紹介します。面接官がやってはいけないNG質問やNG行動、中途採用の面接で応募者を見極めるポイントもあわせて解説しますので、ぜひチェックしてください。
▼より多くの見極め項目に対応した「面接質問集120選」の資料を以下から無料でダウンロードいただけます。ぜひ、実際の面接に持ち込んでご活用ください。
▼本記事をより分かりやすく解説した「中途採用で使える面接質問55選|NG質問や見極め方法も解説」の資料を以下から無料でダウンロードいただけます▼
目次[非表示]
- 1.中途採用の面接の基本的な流れ
- 2.中途採用の面接で使える質問例75選
- 2.1.自己紹介についての面接質問例
- 2.2.ストレス耐性についての面接質問例
- 2.3.協調性についての面接質問例
- 2.4.転職・退職理由についての面接質問例
- 2.5.業務スキルについての面接質問例
- 2.6.マネジメントスキルについての面接質問例
- 2.7.志望動機についての面接質問例
- 2.8.キャリア形成・今後のビジョンについての面接質問例
- 2.9.入社時期や就労条件を確認するための面接質問例
- 2.10.応募者からの逆質問をうながす面接質問例
- 3.中途採用の面接でやってはいけないNG質問・NG行動
- 4.中途採用の面接で応募者を見極めるポイント
- 5.中途採用と新卒採用の面接の違い
- 6.まとめ
中途採用の面接の基本的な流れ
まずは、中途採用面接の基本的な流れを押さえておきましょう。
- アイスブレイク
- 応募者の自己紹介
- 面接官の自己紹介・自社について説明
- 転職理由・志望動機などについて質問
- キャリア形成・今後のビジョンについて質問
- 面接官への逆質問
- クロージング
中途採用の面接は、上記の流れで進めるのが一般的です。まず応募者に自己紹介をしてもらい、面接官も自分の名前や所属などを説明します。それから、今回募集する求人の内容や、自社の事業内容などについて改めて口頭説明しましょう。
お互いの自己紹介が済んだら、応募者への質疑応答に移ります。最後に、応募者からの逆質問を受け付けて面接官が回答し、選考参加へのお礼などを述べてから面接を締めましょう。
中途採用の面接で使える質問例75選
ここからは、中途採用の面接で使える質問例を75個紹介していきます。自己紹介や転職理由についてなど、聞き出したい項目ごとに質問例をまとめたので、ぜひご活用ください。
▼本記事をより分かりやすく解説した「中途採用で使える面接質問55選|NG質問や見極め方法も解説」の資料を以下から無料でダウンロードいただけます▼
自己紹介についての面接質問例
・1~2分程度で自己紹介、自己PRをお願いします。
・自分の性格をひと言で表すと何ですか?
・あなたは周りの人からどのような性格だと言われますか?
・あなたの長所を教えてください。
・あなたの短所を教えてください。
・これまでの人生で挫折をしたことはありますか?
・挫折したり悩んだりしたとき、それをどう乗り越えましたか?
・今までの人生でもっとも頑張ったことは何ですか?
・お仕事をするなかで「成長した」と感じたことは何ですか?
・あなたが仕事のやりがいを感じるのはどんな時ですか?
ストレス耐性についての面接質問例
・今までの仕事で直面した課題は何ですか?
・今までの仕事で直面した課題をどう乗り越えましたか?
・プレッシャーの多い仕事を任されたとき、心がけていたことは何ですか?
・ご自分の業務負担が増えたとき、どのようにして乗り越えますか?
・業務中に不安や緊張を感じたとき、どのようにして解決しますか?
協調性についての面接質問例
・業務中にチームメンバーと意見が合わなかったとき、どのように解決しますか?
・業務中に上司と意見が合わなかったとき、どのように解決しますか?
・今までチームで取り組んだ仕事はありますか? エピソードを教えてください。
・個人で進める仕事とチームで進める仕事、どちらのほうが得意ですか?
・現在の職場(または前職)では、入社後どれくらいで職場に馴染めましたか?
転職・退職理由についての面接質問例
・転職しようと思った理由を教えてください。
・差し支えなければ、前職を退職した理由を教えてください。
・退職してからブランクがあるようですが、この期間は何をされていましたか?
・転職回数が複数回あるようですが、理由を教えていただけますか?
・前職での不満をどのように解決しようと試みましたか?
・前職を退職し、未経験の職種に挑戦しようと思った理由は何ですか?
・今回の転職でどのような経験を積みたいとお考えですか?
・前職で得たスキルや経験を今後どのように活かしたいですか?
・転職先に期待することや希望があれば教えてください。
・就職先を選ぶにあたり重視することを教えてください。
業務スキルについての面接質問例
・今までの職務経験や経歴について詳しく教えてください。
・前職では主にどのような業務を担当していましたか?
・○○(求人の業務内容に関すること)をした経験はありますか?
・○○(求人の業務内容に関すること)のスキルはどうやって習得しましたか?
・あなたが当社で活かせると思う経験やスキルを教えてください。
・今までのお仕事での成功体験を教えてください。
・今までのお仕事での失敗談があれば教えてください。
・今までどのような目標で仕事を行なっていましたか?
・今までのお仕事でどのようにスキルを磨いてきましたか?
・前職で学んだことを教えてください。
マネジメントスキルについての面接質問例
・過去のお仕事でリーダーやマネジメントを務めた経験はありますか?
・組織のリーダーに必要な要件は何だと思いますか?
・部下や後輩をどのような方向性で教育してきましたか?
・チームメンバーのモチベーションを保つには、どうすればよいと思いますか?
・チームワークを高めるには、どうすればよいと思いますか?
志望動機についての面接質問例
・志望動機を教えてください。
・当社のことはどこで/何で知りましたか?
・当社の求人に応募しようと思ったきっかけは何ですか?
・同業他社でなく当社を希望する理由を教えてください。
・当社の企業理念について、どのように感じていらっしゃいますか?
・当社の理念や価値観に共感する点はありますか?
・当社の商品やサービスについてどのようにお考えですか?
・当社のどのような点に魅力を感じたのでしょうか?
・入社後にやりたいことはありますか?
・あなたが当社に採用された場合、どのように貢献できるとお考えですか?
キャリア形成・今後のビジョンについての面接質問例
・今後どのようなキャリアを形成していきたいとお考えですか?
・今後できるようになりたいことは何ですか?
・当社で実現したいことや成し遂げたいことはありますか?
・将来の夢や目標があれば教えてください。
・今後挑戦したい業務があれば教えてください。
・新しく習得したいスキルはありますか?
・新しく取得したい資格はありますか?
・入社後にどのような働き方をしたいですか?
・入社後にどのようなポジションに就きたいですか?
・5年後、どんな自分になっていたいですか?
入社時期や就労条件を確認するための面接質問例
・採用となった場合、いつ頃、入社していただけそうですか?
・内定のご連絡から入社まで、〇週間ほどを予定しているのですが問題ありませんか?
・給与は○万円となりますがよろしいでしょうか?(求人に記載の内容で問題ないか確認する)
・月に〇時間ほど残業がありますが、対応可能でしょうか?
・月に〇日ほど休日出勤がありますが、対応可能でしょうか?
応募者からの逆質問をうながす面接質問例
・最後に何か質問したいことはありますか?
・何か言い残したことはありますか?
・入社にあたり、確認しておきたいことはありますか?
・入社にあたり何か不安な点はありますか?
・最後にPRしたいことがあればお願いします。
▼より多くの見極め項目に対応した「面接質問集120選」の資料を以下から無料でダウンロードいただけます。ぜひ、実際の面接に持ち込んでご活用ください。
中途採用の面接でやってはいけないNG質問・NG行動
面接でやってはいけないNG質問・NG行動も把握しておきましょう。面接は人間同士のコミュニケーションの場なので、応募者に礼節を欠いた言動をしないよう注意する必要があります。
NG質問例
中途採用の面接では、新卒採用の面接と同様に「応募者に責任がない事項」「本来自由であるべき事項」「男女雇用機会均等法に抵触する事項」などを聞いてはいけません。
- 家族構成や家族の職業
- 家族の資産や住居に関する情報
- 支持政党や宗教、尊敬する人物
- 結婚予定や出産予定の有無
上記のように、業務と関係のない質問は避けましょう。下記の資料で、面接で聞いてはいけないNG質問について詳しく解説しています。無料でダウンロードできますので、ぜひお役立てください。
▼面接で聞いてはいけないNG質問 令和の時代で禁止されている質問例
NG行動例
応募者にとっては、面接官が「企業の顔」となります。面接官の言動が、企業の印象を左右するといっても過言ではないので、以下のような行動をとらないようにしましょう。
- 面接に遅刻する
- 身だしなみが崩れている
- 応募者に威圧的、高圧的な態度で接する
- 面接中にスマートフォンなどの通知が鳴ってしまう
基本的に、応募者へ失礼な言動をとるのはNGです。お互いの立場を尊重し、良い雰囲気で面接を進められるようにしましょう。
中途採用の面接で応募者を見極めるポイント
中途採用の面接で、応募者を見極めるポイントについて解説します。中途採用の面接では、業務経験やスキル面だけでなく、人柄や価値観もあわせて評価することが大切です。
業務経験・スキルが募集するポジションに適しているか
履歴書や職務経歴書に記載された内容を鵜呑みにするのではなく、応募者が前職で培った業務経験やスキルが「自社でも通用するか」「募集するポジションに適しているか」を面接で見極めましょう。
たとえば職務経歴書に「前職で○○という企画を実施し、売上目標を大幅に達成した」という記載があったとします。しかし、実は企画の立案者が前任の社員だったり、企画にサポート的な立場で参加しただけだったりなど、応募者の実力で達成した実績ではない可能性もあるのです。
自社で通用する業務経験・スキルが本当に備わっているか見極めるためには、「その実績を出すためどんな取り組みをしたのか」「その実績で身についたスキルのうち、当社で活かせると思うものは何か」などを具体的に聞き出すことが重要です。
人柄・価値観などが自社と合っているか
業務経験やスキルとあわせて、「応募者の人柄や価値観が自社と合っているかどうか」も面接で確認しましょう。応募者のスキルが高かったとしても、人柄や価値観、物事の考え方などが自社に適していなければ、入社後に周囲と馴染めず早期退職されてしまう可能性があります。
前職で培った経験や能力についてだけでなく、「プロジェクトの進め方はどうしてきたか」「周囲からどんな性格だと言われるか」など、内面についても掘り下げてヒアリングできる質問を行ない、応募者への理解を深めましょう。
中途採用と新卒採用の面接の違い
新卒採用は応募者が学生なので、基本的に全員「未経験者」です。インターンを経験している人はいるものの、社会人としての経験はないため、学生としての経験や価値観、考え方などを面接で聞き出して評価することになります。
対して中途採用では、すでに社会人としての経験がある人を面接で評価していきます。応募者に社会経験がある場合、身につけているスキルや知識、業務経験は多岐にわたります。
たとえば、ひと言で「営業」と言っても「訪問営業・電話営業・法人営業・個人営業・新規開拓営業・ルート営業」など数多くの種類があります。
つまり、営業経験のある人材を募集し、応募者の前職が営業職だったとしても、「業務経験者だから自社で活躍してくれるだろう」と簡単に判断することはできないのです。 中途採用の面接では、応募者がどんな経験やスキルをもっているか、より深掘りして判断するスキルが求められます。
まとめ
中途採用の面接は、応募者の社会経験が多岐にわたるため、新卒採用に比べて評価の難易度が高くなります。応募者の業務経験やスキル、人柄、価値観などをより掘り下げてヒアリングする工夫が必要です。
質問例を参考に、応募者がどんな人材なのか詳しく聞き出し、理解を深めたうえで採用するかどうかを判断しましょう。
上記で紹介した質問内容を試していただければ、中途採用面接の見極め精度は高められるでしょう。しかし、面接という限られた時間内で、応募者をきちんと見極めるのは大変なことです。
選考にあたり面接官の負担を軽減するなら、求人に応募を集める段階で、自社にマッチしそうな人材からの応募率を高めることが重要です。自社に合いそうな人材から応募を集めやすくしたい場合は、ぜひ『エン転職』をご活用ください。
『エン転職』は日本最大級となる1000万人の会員を保有する、中途採用向け求人サイトです。『エン転職』では、求人に「仕事の厳しさ」「向いていない人」という項目を設けることでミスマッチの軽減を行なっています。
早期離職の原因のひとつは、入社後ギャップ。「思ったよりキツイ…」「求人には書いていなかった…」という不満が退職に繋がります。
あらかじめ仕事の厳しい側面を求人上で伝え、それでも働きたいと思わせる意欲を醸成。こうした取り組みにより、エン転職経由の入社者の定着率は格段に高いとご好評いただいております。
採用でお悩みの際は、以下のエン転職お問い合わせ窓口よりお気軽にご相談ください。
▼エン転職の料金表・特徴をまとめたパンフレットは以下からダウンロードいただけます。
他にも『エン転職』には入社後の活躍・定着を促進する機能が多数。サービスの詳細はこちらで解説しています。
▼エン転職のサービスページ
▼より多くの見極め項目に対応した「面接質問集120選」の資料を以下から無料でダウンロードいただけます。ぜひ、実際の面接に持ち込んでご活用ください。