採用事例|設立3年で150名を採用!求職者に選ばれる理由とは?
- 求人に応募が集まらない。会社の歴史が浅いからだろうか…。
- 会社の知名度がないと、大量採用なんてできないのでは?
- 仕事内容で差別化が難しいので、求人で魅力を伝えにくい…。
そんなお悩みを抱える企業にぜひ参考にしていただきたい事例です。今回ご紹介させていただくのは「ITエンジニア」の募集ですが、職種問わず採用に活かせるノウハウがつまっています。
同社は設立からわずか3年で150名以上も採用しました。募集開始当時は、決して知名度・歴史がある会社とは言えません。そんな同社が、いかにして応募を集め、求職者に選ばれる会社となったのか?ぜひご参考ください。
目次[非表示]
- 1.募集情報
- 2.採用上の課題
- 2.1.設立当時の従業員数は10名前後、会社の規模や歴史で魅力づけが難しい
- 2.2.SESのITエンジニアは仕事内容で差別化が難しい
- 2.3.採用成功のポイント
- 2.4.クチコミを活用した会社・選考の改善
- 2.5.様々なメディアを組み合わせた採用広報
- 2.6.徹底的な情報開示
- 3.結果
- 4.採用担当者の声
- 5.入社者の声
- 6.まとめ
募集情報
- 募集職種:ITエンジニア
- 業種:システムエンジニアリング(SES)
- 設立:2016年5月
- 社員数:161名(2019年3月時点)
- 資本金:3000万円
SES(システム・エンジニアリング・サービス)を展開する、株式会社エージェントグロー様。同社が目指しているのは、『中小企業で働くITエンジニアの労働環境を変える』こと。そのために同社は『給与還元率75%』、『社員数1000名』、『フェアネス方式(=同社が提唱しているITエンジニアに向けた新しいワークスタイル)採用企業を100社まで増やす』などの取り組みを2025年までに実現したいと明確なビジョンを持っていらっしゃいました。そして、ビジョン実現のためには、採用活動が急務になっていたそうです。
採用上の課題
採用上の課題を一言でいうと、「母集団形成」。会社を急拡大させるためには、大量採用が必須。ですが応募を集めるにあたり、以下のような課題を抱えていました。
①設立当時の従業員数は10名前後、会社の規模や歴史で魅力づけが難しい
②SESのITエンジニアは仕事内容で差別化が難しい
一つずつ詳しく解説していきます。
設立当時の従業員数は10名前後、会社の規模や歴史で魅力づけが難しい
エン転職がご相談いただいた当時、同社は設立1年目で従業員数は10名前後。会社の規模・歴史の長さによる安定性で魅力づけすることは難しい状況でした。しかも、IT業界の大手企業は常に求人を掲載しています。
大手企業が競合となる中で、いかに応募を集めるのか?自社を選んでもらうのか?が課題となりました。
SESのITエンジニアは仕事内容で差別化が難しい
SESのITエンジニアの業務内容は大同小異。同じような仕事に携わるので、「仕事内容」で魅力づけすることが難しい状況でした。
競合となるITエンジニア募集の求人と、いかにして差別化するのか?が課題となりました。
採用成功のポイント
職種・業種こそ違えど、同じような課題を抱えている企業は多いと思います。同社はどのように応募を集めたのでしょうか?採用成功のポイントは3つあります。
①クチコミを活用した会社・選考の改善
②様々なメディアを組み合わせた採用広報
③徹底的な情報開示
クチコミを活用した会社・選考の改善
「会社の課題を改善し、社員にもっともっと活躍してもらいたい」という想いから、エン転職のサービスの一つである企業クチコミサイト『エンゲージ 会社の評判』を活用。
導入する際には「未来の仲間にミスマッチのない情報提供がしたい。評価には絶対影響しないので、自由に投稿してほしい」「改善点を知りたいから、率直に教えてほしい」と、代表の河井さん自ら社員総会で説明を行なったと言います。
その結果、良い点はもちろん、社員の中で「給与の還元率への説明が分かりづらかった」「教育体制を整えてほしい」といった不満があることに気づけたのだと言います。
クチコミから発見できた社員の意見を踏まえて、選考を改善。「給与の還元率」は、これまで面接時に計算式を記載したスライド1枚と口頭だけで説明を完結させていたところを、図式を用いて具体的な計算例を解説したり、社内の実際の給与シミュレーションシステムを見ていただいたりといった内容に変更。入社前に不明点がないような仕組みを整えました。
さらに、教育体制も改革をスタート。「一律で提供する研修は受講率が低いため、個人個人の能動的なアクションに対して研修を用意する」といった結論に至ったそうです。
こうした改革に取り組みつつ、改革の内容を求職者にも公開。企業クチコミサイト『エンゲージ 会社の評判』には、社員・元社員から寄せられたクチコミに対して、企業側から返信する機能があります。先程の給与や教育体制への不満コメントに、率直に意見を書いてくれたことへのお礼をするとともに、改善に向けた取り組みを説明しました。
このクチコミに対する企業からの返信は、求職者も見ることができます。社員の声を受け止め誠実に対応する同社のスタンスが、求職者の不安払拭につながり、「この会社で働きたい!」という想いの醸成につながりました。
様々なメディアを組み合わせた採用広報
転職における三大情報源は、「求人」「採用サイト」「クチコミ」と言われています。
ネットで何でも調べられる時代。より深く会社・仕事を知るために、求人以外にも、企業ホームページ(採用サイト)やクチコミを見ることが、転職活動において当たり前になっていたのです。そこで同社は、求人だけでなく、会社HP・ブログ・SNS・動画などを活用し、様々なメディアで自社の情報を発信しました。
会社の風土や考えを多方面から発信することで、ミスマッチの防止も心がけたと言います。
徹底的な情報開示
同社が最も注力したのは、徹底的な情報開示。社員に対して、自身の単金額や会社の利益学、昇給賞与の予想額まで伝えているそうです。
以下から、実際にエン転職に掲載された同社の求人原稿をご覧いただけますが、求人情報でも「情報開示」を徹底されています。給与の還元率や平均残業時間、案件の選び方など、誠実な情報開示が求職者の信頼を獲得しました。
結果
- 3年で161名を採用
- クチコミ活用で有効応募数は2倍、内定承諾率10%アップ
2019年時点で、同社の社員数は161名。すべてエン転職を活用しての採用であるとのことです。クチコミや企業コメントを活用し、誠実な情報開示を行なったことで、有効応募数(書類選考を通過して面接に至る応募数)は2倍になり、内定承諾率も10%アップしました。さらに転職者の入社理由の多くが「情報開示に対する安心感」だったようです。
採用担当者の声
代表の河井さん自身、同社を立ち上げる以前の会社では「どうやったら採用できるか」「応募が集まるのか」という考えにとらわれ、嘘ではないにせよ、見栄えのいい情報の提供を優先してしまったことも。
しかしながら、採用を行なった上で、入社してくれた方が活躍するという、エン・ジャパンの掲げる『入社後活躍』が大切であることに気づき、「社員の定着・活躍に繋がらないのでは意味がない」と考えたのだと言います。
入社者の声
同社へ転職された社員の方にインタビューしてみると
「全くギャップはありませんでした」
といった声を聞くことができました。それだけではなく『エンゲージ 会社の評判』に働く人の声が多数掲載されていることで、ミスマッチが減り、企業と求職者の双方にメリットがあることを感じているそうです。
今回お話を伺った方は入社2年目にして、子会社の社長のポジションに抜擢。急成長を遂げる同社の組織風土に合った活躍をされていらっしゃるようです。
まとめ
自社で採用を行なっても、応募が集まるだろうか?と不安に思っている企業は多いと思います。
求職者は「会社の知名度」や「給与」「休日休暇」だけで仕事を選んでいるわけではありません。今回の事例では「徹底した情報開示・誠実な情報開示」が差別化につながり応募が集まったように、求人では様々な要素が魅力となりえます。
エン転職は、ただ求人を掲載するのではなく、どうしたら応募が集まるのかを一緒になって考えさせていただきます。採用でお悩みの際は、以下のお問い合わせフォームからお気軽にエン転職にご相談ください。
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