【2023年版】経理を採用するには?優秀な人材を採用するための方法を紹介!
この記事では、「経理を採用するのは、難しいの?」「経理採用を考えているけど、給与はいくらで設定すると良い?」「経理経験者を採用したいけど、どんな理由で転職している人が多いの?」「効果的な求人の書き方は?」など、経理を採用するときに浮かぶ疑問にお答えします。経理の採用を検討されている方は、ぜひお役立てください。
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目次[非表示]
- 1.経理の採用難易度は高い?低い?
- 1.1.全職種平均の有効求人倍率
- 1.2.経理職の有効求人倍率
- 2.経理採用で押さえておきたいスキル別の年収相場
- 3.経理から経理へ転職する理由とは?
- 4.効果に差がつく、経理採用の「事前準備のコツ」
- 4.1.「経理未経験者」の採用を検討する
- 4.2.「採用基準」の認識を揃える
- 4.3.自社の魅力を整理する
- 4.4.適性テストを活用して定量的な採用基準をつくる
- 5.効果に差がつく、経理採用の「求人を書くコツ」
- 6.経理の採用成功事例
- 7.優秀な経理経験者から「内定承諾を増やすコツ」
- 7.1.採用サイトを充実させる
- 7.2.クチコミを活用する
- 7.3.選考に「既存社員との質疑応答」を取り入れる
- 7.4.面接で応募者の悩みに寄り添う
- 7.5.面接結果は可能な限り早く連絡する
- 8.経理採用なら、まずはエン転職にご相談ください!
経理の採用難易度は高い?低い?
「そもそも経理の採用はカンタン?難しい?」とお悩みの方に、ご確認いただきたいのが「有効求人倍率」。求職者1人あたり何件の求人があるかを示す「有効求人倍率」は、採用難易度を図る指標にもなります。 有効求人倍率が1倍を超えると、求職者より人材を求める企業が多いということ。つまり、1人の求職者を複数社でとりあうことになるため、採用の競争率が高く、求職者にとって有利な状態です。
全職種平均の有効求人倍率
※出典:厚生労働省 令和5年4月分(2023年4月公表)季節調整済有効求人倍率(新規学卒者を除きパートタイムを含む)
こちらの図の通り、2023年の本記事執筆時点の有効求人倍率は「1.32倍」。2020年のコロナ禍で一時的に低下したものの、現在は上昇傾向。むしろコロナ禍でも1倍以下(企業にとって有利な採用市況)にならなかった点に注目です。
背景にあるのは、労働人口の減少。リーマンショック以来、景気は回復しているものの、高齢化などの影響で労働人口は減少が続き、採用市況は求職者優位の売り手市場化が進んでいます。
人材獲得競争は徐々に激化しているため、採用に苦戦する企業が増えています。
経理職の有効求人倍率
では、経理職の有効求人倍率はどのくらいでしょうか?
厚生労働省が公開している「職業別一般職業紹介状況[実数](パート除く常用) 」によると、「会計事務の職業」は2023年3月で0.70倍。全職種の有効求人倍率と比較すると、採用難易度は低めといえます。
ただし、教育コストなどを削減できる「即戦力となる経理経験者」を求めているのであれば、話は別。以前、採用の競争率が高いことは心に留めておく必要があるでしょう。
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経理採用で押さえておきたいスキル別の年収相場
相場より待遇が低いと、仕事内容や会社の魅力を知る前に求職者に検討の土台から外されてしまうことも。最低限、自社の待遇を相場に合わせることも必要です。そこで、ここでは経理のスキル別の年収相場を示します。
【年収1000万円以上】
10年以上の経理経験や、公認会計士資格・経験、上場支援など高度な財務業務の経験、上場企業での決算経験、管理職経験、監査法人・会計コンサル企業での会計関連業務経験、英語力など。
【年収800~999万円】
経理経験5年以上、上場企業での経理財務経験、決算経験、IR経験、管理職経験、英語力、公認会計士、 簿記2級以上。
【年収600~799万円】
経理財務・IRなどの経験3年以上、上場企業での経験、管理職経験、簿記2級以上、英語力。
【年収400~599万円】
経理財務、IRなどで3年以上の経験、簿記2級以上。英語力。
【年収300~399万円】
経理経験、未経験も多い。簿記3級もしくは2級以上。
※出典:一般社団法人 人材サービス産業協議会『転職賃金相場2019』(経理財務・13ページ)
経理から経理へ転職する理由とは?
こちらは「社会人経験のある男女10000人」を対象にエン・ジャパン独自に実施したアンケートの中で、「経理を含む、企画・事務・管理系職種から同職種に転職した人」のデータをまとめたものです。
圧倒的に多いのが、「給与や待遇に不満がある」という回答。たしかに、高い能力を持っているにもかかわらず、相場よりも給与や賞与が少ない、なかなか昇格できないといったときには不満に繋がりやすいといえます。評価制度への不満を挙げている方もいることから、スキルに応じた待遇を用意することは不可欠。特に、インセンティブがある営業職などのように日々の頑張りに応じた収入アップがしにくい経理では、「何ができれば昇給できるのか」など、明確な評価軸があることで、求職者の目に魅力に映る可能性があります。
また、「職場の人間関係がうまくいかない」「土日祝日に休みたい」「労働時間が長い」と、職場環境に関する不満にも回答が集まっています。特に、経理をはじめとするバックオフィス業務を希望する方の中には、「腰を据えて働きたい」という安定志向の強い方が少なくありません。そのため、職場環境の改善を心がけることが有効です。また、自社に「休日が多い」「残業が少ない」「長く活躍している人が多い」「定着率が高い」といった特徴があれば、求人でぜひアピールしてください。
「スキルアップを図りたい」という方が多いのも、経理の特徴。専門性の高いスキルを身につけ、自分の市場価値を挙げたいという堅実な方が多い経理の募集では、スキルアップのための研修や書籍を用意するといったことが魅力になるもの。また、株式上場関連の経理業務は貴重な経験。「〇年後に上場予定」といった場合は、ぜひ求人に記載することをオススメします。
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効果に差がつく、経理採用の「事前準備のコツ」
これまでの内容を踏まえて、ここからは経理を採用していくために必要な「事前準備」について具体的にお伝えしていきます。
「経理未経験者」の採用を検討する
先程お伝えした通り、コロナ禍であっても、「経験者」の採用は難易度が高いもの。そこで、「経理未経験者」の採用を検討することをオススメします。
事実、未経験から経理として活躍している人材は多数。また、「事務職」は人気が高いので、経理ほどではないが、事務よりは専門性が求められる「経理事務」として求人を出すのも手です。単純作業の事務職よりは、スキルが身につく事務系職種に転職したいという、学ぶ意欲のある方からの応募が見込めます。経理事務に経理をサポートしてもらうことで業務効率の向上が目指せるでしょう。
「採用基準」の認識を揃える
「若手が欲しい」「経験はあればあるほどいい」といった漠然としたイメージだけでは、どんな人材を集めるべきかが明確でなく、求人が求職者に響きづらくなってしまいます。
また、社内で採用基準が統一されていなければ、せっかく応募が集まっても、面接官によって応募者の評価が異なり、適切な採用ができなかったり、人事と現場で認識がずれていることで入社後の教育がスムーズにいかなかったりといった問題が発生します。
そのため、採用したい人材に求めるものを、事前にしっかりと言語化し、社内で共通認識を持っておくことが欠かせません。
求める人物像には、せっかく求人を出すのだからと、アレもコレもと条件を追加してしまいがち。ですが、条件が増えれば増えるほど、採用難易度は高くなりますし、その分、提示しなければならない給与も高くなります。「採用する上で必須な経験・知識・スキル」と「あったら嬉しい経験・知識・スキル」を分けて考え、採用する上で最低限求める経験・知識・資格・スキルに絞って検討してみましょう。
自社の魅力を整理する
採用基準が明確になったら、それを満たす人材の興味をひく、自社の魅力があるかどうかを整理することをオススメします。これまでお伝えしてきた、転職理由を踏まえて、整理してみましょう。思いついた順番に魅力を列挙するだけだと、抜け漏れが発生しやすくなるので、ぜひ、上記の表に沿って、カテゴリーごとに整理してみてください。
この際、気をつけたいのは、相場と比べた上で、魅力なのかどうかを検討すること。「残業が月20時間以下と少なめだから、求人で全面的にアピールしよう!」と思ったとしても、ほかの経理職の求人と同様では、求職者から選ばれにくいです。一方、「入社時点での給与は高くないものの、昇給幅が大きい」という点が魅力となる場合もあります。
また、求人に載せることを想定して具体化すると尚良いです。たとえば、「社員の仲が良い」という魅力があったとしましょう。もし求人に「アットホームな職場です」と書いてあったとして、あなたが求職者なら「この会社は仲が良さそうだ」と思えるでしょうか?おそらく難しいと思います。仲の良さを求職者に理解してもらえるように、「どんなふうに仲が良いのか」が伝わる具体的なエピソードを用意するようにしましょう。
適性テストを活用して定量的な採用基準をつくる
先程もお伝えした通り、社内で採用基準がズレてしまったり、採用担当者の直感にたよってしまったりすると、適切な人材を採用できません。そこで、オススメなのが、適性テストの活用。エン・ジャパンが開発した『Talent Analytics(タレントアナリティクス)』では、受検者の適性を数値で可視化することができます。
事前に、自社内で活躍している経理の社員に適性テストを受検していただくと、活躍する人材の数値の傾向を把握することが可能です。応募者にも選考時に受検してもらい、その数値に近い結果が出れば、貴社で活躍する可能性が高いと言えます。このように適性テストを活用して、定量的に人材を見極めることも、採用を成功に導くポイントです。
効果に差がつく、経理採用の「求人を書くコツ」
次に、経理職の採用で応募を集めるのに効果的な求人を書くコツをご紹介していきます。求人を書く際に大切なのは、膨大な求人が掲載されている転職サイトの中で、求職者の目を留めること。ただ情報を並べるだけでは、不十分なのです。そこで、これより、求人の項目ごとに「イマイチな書き方」と「Goodな書き方」を紹介します。
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職種名
「職種名?経理って書けば良いんじゃないの?」とお思いの方もいらっしゃるかもしれません。ですが、せっかく求職者が注目する項目。それだけでは他社の求人に埋もれてしまう可能性があります。そこで、求職者に魅力に映る要素や、不安を払拭する説明を加えると良いです。たとえば…
【×イマイチな職種名】
・経理
┗どんな会社で、どんな業務を手掛けるのかが分かりません。
・経理(完全週休2日制)
┗経理職の多くが完全週休2日制。他社と比べて魅力的には見えにくいです。
・経理(優秀な方、募集)
┗求職者が自分に当てはまるかどうか自信が持てず応募阻害になる可能性が高いです。
【◎Goodな職種名】
・老舗医療機器メーカーの経理(株式上場に関する業務を担当)
・未経験歓迎の経理事務(丁寧な研修を実施/簿記の取得が可能です)
・イベント運営会社の経理(直近5年間の社員定着率90%/時短勤務OK/育休後の復帰率100%)。
どんな会社で、どんな業務を手掛けるのかといったこと以外に、職種名が分かりにくくならない程度に、自社や仕事の魅力を添えると応募に繋がりやすいです。
たとえば、未経験者をターゲットとしている場合は、未経験者を歓迎する旨や、教育体制について書いたり。腰を据えて働いてほしい場合は定着率や、ライフイベントを迎えても働けそうだと感じてもらえそうな要素を加えたり。ターゲットの目線に合わせて、工夫すると良いでしょう。
仕事内容
転職は、人生において大きな決断。情報が薄い求人では、仕事や会社についてのイメージが湧かず、応募をためらってしまいます。そこで「もし、自分が同職種に転職するなら?」と求職者視点で、どんな情報があったら嬉しいか・転職の後押しになるかを考えて求人を詳しく書くことが大切です。
【×イマイチな仕事内容(未経験者向け)】
介護リフォームに特化している当社。あなたにはバックオフィスから当社を支える経理をお任せします。最初はシンプルな業務からはじめて、ゆくゆくは専門性の高い業務をお任せします。
■具体的な仕事内容
・現金出納
・買掛金・売掛金の管理
・月次・年次決算
・予実管理
・予算の作成
・会計業務の内製化、業務フロー構築
・月次、半期、年次決算業務
・業績分析、経営企画等を含めた各種会計資料作成
・内部統制、監査法人対応
※未経験者の場合は、専門用語が分かりません。具体的にどんな作業が発生するのか、難易度は、業務量は…など、詳しく書くことが大切です。また、入社後どのくらいで、どの業務を任せたいと考えているのかなどの時間軸が書かれておらず、どのように成長していけるのかイメージができません。
【◎goodな仕事内容(未経験者向け)】
経理事務として、入出金管理や仕訳、月次決算といった経理業務を担当します。未経験から始めて今では一人前の経理事務として活躍する先輩が教えるので、未経験の方もご安心ください。
▼ただの事務では手に入らない「専門性」、身につきます。
最初にお任せするのは、伝票入力や常時発生する入出金管理や仕訳など。やり方を覚えれば、すぐに慣れることができる業務がメインです。1ヶ月程度かけて、こうした業務をこなせるようになってきたら、徐々に売掛・買掛の管理や会計入力などをお任せ。入社後3ヶ月ほどで、月次決算・年次決算などの専門的な業務にも挑戦できます。
▼入社後にしっかり仕事を覚えることができるので、安心。
まずはOJTで少しずつ仕事を教えていきます。簡単なところから少しずつスタートして、無理のない範囲でレベルアップしていきましょう。社内には経理業務に関する書籍なども用意しているので、ぜひ読んでみてください。
☆業務では◎◎という会計ソフトを使用。初心者にも使いやすいのが特徴です。
☆残業はほとんどありません。基本的に定時ピッタリに退社できます。
※未経験者の場合は、教育制度について手厚い説明をしたり、どのように成長していくかを見せたり、使用しているソフトがどのようなものなのか書いたりすることで、安心して応募してもらうことができます。
応募資格
応募資格を書く際のポイントは、「最低限必要な要件だけ書く」「自分のことか否かが分かるように書く」の2点。というのも、アレもコレもと欲張って書いてしまうと、該当する人材が少なくなってしまうから。また、「自分は該当するのだろうか?」が分からないと、最終的に「応募しないでおこう」と考えられてしまうためです。
【×イマイチな応募資格】
<第二新卒歓迎!学歴不問>
■5年程度の経理経験者(簿記2級以上)
■これから経験を積みたい未経験者も歓迎します
┗「5年程度の経験」では、何を求められているかわかりません。なるべく経験ではなくスキル(何ができれば良いのか)を書くようにします。また、これでは「5年の経験はあるけど、簿記は受けたことがない」「第二新卒だけど、経験は2年しかない…」「未経験者はきっと合格しないだろうな」と、該当する人材が混乱してしまいます。
◎Goodな応募資格
<業界未経験者、第二新卒者、歓迎!学歴不問>
■月次決算業務を一人で完結できる方
┗経験年数や、会社規模は不問です。
最低限必要な内容をスキルとして記載。必須の要件と、そうではない要件を明確に書き分けることで、自分が該当するのかの判断がしやすくなります。
給与・年収例
ただ数字を書くだけ…と思われがちですが、実は給与の書き方にもポイントがあります。それは「月・年単位でどれくらいの収入が得られるか、なるべく丁寧に書く」ということです。たとえば…
【×イマイチな給与】
月給25万円以上
※経験・能力を考慮して決定します。
【◎Goodな給与】
月給25万円以上+賞与年2回(昨年度実績3ヶ月分)+月1万円の家族手当
※上記は最低支給額です。経験・能力を考慮して加給・優遇いたします。
※残業代は全額支給。入社1年目の平均月収は【29万円】です。
<年収例>
350万円/24歳・入社1年(経験1年)
400万円/30歳・入社3年(経験3年)
500万円/28歳・入社5年(経験5年)
「最低支給額」と記載することで、安心感を与えることが可能です。また、給与と別途で支給される手当や、月収例を記載することで、入社後に得られる収入についてイメージしやすくなります。
休日休暇
ただ事実を並べるだけでは魅力を伝えるためには不十分。一方、曖昧な書き方や実態と合わない書き方は、入社後のギャップにつながりかねません。実態に即していて、なおかつ魅力はしっかり伝わるように工夫しましょう。
【×イマイチな休日休暇】
■月4~10日(シフト制)
■夏季休暇
■年末年始休暇
■有給休暇
■産休・育休
※月5日と10日ではまったく異なるため、月の休日日数に幅が大きいのは不安。また、シフトの決まり方も書かれていないと、自分がどう休めるのか分かりません。
【◎Goodな休日休暇】
■月8~10日(毎週日曜+その他シフト制)
※繁忙期の12月は月8日、それ以外は土日祝日と同じ日数だけ休めます。
※シフトは基本的に希望が通ります。土曜に休むことも可能です。
■夏季休暇(3日)
■年末年始休暇(6日)
■有給休暇(取得率は100%)
■産休・育休
┗取得・復職実績があります(産休・育休取得者の100%が復職しています。時短勤務制度などを利用して、ライフイベントを迎えても長く活躍する社員が多数います)
※有給休暇や産休・育休などは取得率などを書くことで、実際に利用しやすいのか(周りの社員に遠慮して、取得できないといったことはないのか)が分かりやすくなります。
経理の採用成功事例
ここでは、過去にエン転職で掲載した経理の成功事例をご紹介します。ぜひ参考にしてください。
職種名:◎◎の連結子会社の経理事務≪平均勤続年数24.5年!≫
採用エリア:東京
給与:月給19万円以上 ※経験やスキルを考慮し、優遇します。
応募数:273名
内定:1名
職種名: 経理(リーダー候補)☆経理業務全般、組織づくりに携わります/前年比成長率130%/残業月平均20時間
採用エリア:大阪府
給与: 30万円~50万円
応募数:120名
内定:3名
職種名: 経理事務 ◎残業月20時間以下・年間休日120日以上
採用エリア:名古屋
給与:月給20万円以上
応募数:108名
内定数:1名
優秀な経理経験者から「内定承諾を増やすコツ」
優秀な人材からの応募が集まったからといって、まだ安心はできません。エン・ジャパンが運営する「人事のミカタ」で実施したアンケートによると、直近1年以内の中途採用において、約9割の企業で選考辞退が発生。さらに、その半数が、以前と比較して選考辞退が増えたと答えています。
最も辞退が発生しやすいのは、面接前日・当日の「ドタキャン辞退」。次いで、「内定後の辞退」が多く発生しています。では、辞退を減らすため、どうしたら内定承諾を増やすことができるのでしょうか?次では、内定承諾を増やす5つのポイントをお伝えてします。
採用サイトを充実させる
エン・ジャパンが求職者向けに行なった「転職活動中、企業に関する情報収集は、どのように行ないますか?」というアンケートで、もっとも多く「確認する」と回答があったのは、「企業サイト(ホームページ)」89.2%。次点で、「採用サイト(企業ホームページ内の採用ページ)」74.5%。そして、3位は「クチコミサイトやクチコミ検索」69.6%でした。
「企業サイト」「採用サイト」「クチコミサイト」が、求職者の3大情報収集元となっている現代、採用サイトをつくることは不可欠。また、つくっただけでは不十分。情報が古いと信憑性に欠けるので、求人掲載に合わせて、採用サイトを更新するよう気を配ることをオススメします。
クチコミを活用する
先程もお伝えした通り、「企業サイト」や「採用サイト」に加え、「クチコミサイト」も重視されています。商品を購入するときや、外食をするとき、旅行で宿泊先を決めるときなど、今やクチコミを見ることが当たり前になっているように、転職でも気になっている会社のクチコミを見るという方がたくさんいるのです。
万が一、ネット上でよくない評判や噂を目にすると、面接を辞退されてしまうことも。また時には、「既に改善されている制度なのに、以前のネガティブなクチコミが残っている…」なんてことも。企業クチコミサイト『エンゲージ 会社の評判』では、投稿されたクチコミに対して、企業側から意思や考えを伝えることができるコメント機能を搭載。寄せられたクチコミに対して、企業からの見解を伝えることで、求職者からの信頼度向上やマッチングに繋げることができます。
選考に「既存社員との質疑応答」を取り入れる
内定承諾率を上げるために、選考過程を工夫することも有効です。たとえば、面接の間に社員との面談や座談会を実施すると、求職者がリアルな現場の声を聞くことができ、志望度がアップしたということも。また、面接官には聞きにくい質問をすることで入社後のギャップをなくしたり、実際に働いている社員から自社の魅力について正直に教わることで、自分がこの会社の一員となるイメージを持ってもらうこともできます。
面接で応募者の悩みに寄り添う
採用や面接の目的は「会社が求職者を見極めること」だけではありません。人材を見極めるのと同時に「魅力づけ」を行なうことで、優秀な人材からの応募を促します。というのも、求職者は複数社から内定をもらうことも珍しくありません。常に他社と比較されているという意識を持って、自社の魅力づけを行なう必要があります。
たとえば、「応募者の悩みに寄り添う」ということも、面接でできる魅力づけのひとつ。転職を考えているということは、何かしら前職・現職に悩みを抱えているもの。転職動機についてヒアリングした上で、貴社ならどう叶えられるかを一緒になって考えてあげることが求職者の心に響きます。応募者が「前職で人間関係に悩んでいる」という場合、社員同士の関係性が分かる具体的なエピソードを紹介したり、会社見学を実施したりすることで、「この会社でなら悩みが解消しそうだ」と思わせることができるでしょう。
面接結果は可能な限り早く連絡する
「社長が多忙で合否判断を待っていたら、面接から2週間以上経ってしまった」「他にもっといい人が来るかも知れない…と思っていたら、なかなか内定が出せない」といった理由で、求職者への連絡が送れたことはないでしょうか?ですが、選考にあまり時間をかけるのはオススメできません。
特に、この状況下では、求職者は他の企業にも応募している可能性が大。先に他の企業に内定が出て、入社されてしまう可能性は充分にありえます。面接後の連絡はなるべく早く。遅くとも1週間以内に結果を通知できるよう、あらかじめ社内の体制を整えておきましょう。
経理採用なら、まずはエン転職にご相談ください!
最後までお読みいただきありがとうございました。いかがでしたでしょうか。
ここまで経理の採用のポイントをご紹介してきましたが、経営者や人事など、採用担当の方が一人で悩みを抱え込むことはありません。エン転職には、取材のプロであるディレクターと求人広告専門のコピーライターが在籍しています。エン転職にご相談いただければ、採用サイトの作成~クチコミの活用までまとめてサポートします。
もし「経理の採用を検討しているけれど、どうしたらいいかわからない」「採用活動を行なっているけれど、なかなか採用につながらない…」といったお悩みがあれば、ぜひ以下のお問い合わせフォームからお気軽にお問い合わせください。
▼エン転職の料金表・特徴をまとめたパンフレットは以下からダウンロードいただけます。
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