東京都杉並区・新宿区に計6つの事業所を持ち、デイサービスや訪問介護の事業を手がけている企業。トランスジェンダーの代表が持つ「自分らしく居られる場所を提供したい」という想いがきっかけとなって始まった事業です。
今後もその使命を果たすため、拠点数拡大を計画中。その一環として、今回『エン転職』を活用して介護スタッフの採用を行ないました。
■課題
応募数の確保
■解決策①
戦略的なスカウト活用で応募数を最大化
■解決策②
入念な取材・制作による採用上の競合との差別化
仕事内容で差別化が図りにくく、応募を集めにくい介護業界。同社では他媒体での掲載実績もありましたが、特にここ数年は応募数の確保に苦戦していました。
そこで活用したのが、『エン転職』のスカウト機能。エン転職のスカウトでは、転職サイトに登録しているユーザーのWeb履歴書の中から、求める経験業界や経験職種・年齢層・所持資格・学歴・転職回数などを自由に指定して検索し、送り先を選ぶことができます。今回は求人広告の掲載開始後、「IT業界経験者の閲覧数が多い」という気づきを踏まえ、IT業界経験者をターゲットとしたスカウトを送るようアドバイスしました。
またスカウトの文面に関しても、これまでの実績から「どのような文章ならターゲットが興味を持ってくれるか」をエン転職の営業が分析。より強く興味喚起させるためにターゲットごとに送る文面を一緒に考え、応募数を最大化しました。
『エン転職』では、採用上の競合との差別化ポイントを見つけるために、1件1件プロが取材を行なった上で求人広告の制作を実施。会社や業務のこと以外にも、「会社の成り立ち」「事業にかける想い」「仕事のやりがい」「社員同士の関係性」など様々な質問をすることで、会社の魅力を深掘りしています。
今回、ポイントとなったのは「代表の想い」。介護業界ゆえに事業内容・仕事内容・待遇・働き方での差別化が難しい中、「トランスジェンダーの代表が事業を立ち上げるに至った経緯」は同社ならではの特徴であると判断しました。
そこで、代表の過去の経験や、それを踏まえて事業を立ち上げるに至った経緯などについて取材。求人広告に落とし込みました。採用上の競合が多い介護業界の求人でありながら、最終的に9名の応募を獲得。「代表の想い」や「会社として大切にしていること」をアピールした結果、会社の考えにマッチする求職者から応募を集めることができました。
他媒体での求人広告掲載が決まっていた段階で、エン・ジャパンの営業さんからご提案をいただきました。実は当初媒体を追加する予定はなかったのですが、採用成功までの道筋を、データを用いて丁寧に説明していただいたんです。特にスカウト戦略は、「これなら成功できそう」というイメージが湧きました。掲載開始後も営業さんがスカウトのターゲットや文面についてアドバイスをくださって、そのきめ細かなフォローがありがたかったです。
完成した求人広告を読んだ第一印象は、「温かさを感じる」ということ。求人広告の語尾ひとつで会社の印象が変わるんだと感じました。私が求職者の方々に伝えたかったメッセージも、凝縮されていたと思います。
エン転職経由で選考を受けてくれた方々は、「こういう仕事をしたい」という自分の希望を踏まえた上で質問をぶつけてくれました。慎重派が多い印象でしたが、それだけ皆さん真剣だったのだと思います。志望度が高い方に応募していただけて嬉しかったですね。
入社したスタッフは、すでに会社に馴染み、活躍してくれています。組織について真面目に考えてくれる縁の下の力持ちタイプや、組織を引っ張っていけるようなキャリアアップ志向が強いタイプなど、個性はバラバラ。それでも、会社の考えに共感してくれているという共通点があるように思います。
嬉しかったのは、「ここに入社できて本当に良かった」と言ってもらえたこと。前の会社でうまくいかなかったという社員も、今は自分らしさを大切にしつつ、いきいきと働いています。エン転職を通して、良い出会いが生まれました。
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